「マジックテープの靴は嫌だと最近言うようになってきた」
「りぼん結びが出来ないのに、ひもの靴なんて…」
「小さい子でもひもの靴みたいにオシャレなのってあるかしら…」
ちょっと背伸びをしたい時期に入ってきた5歳のお子さんをお持ちの方、こんな悩みはありませんか?
自己主張が強くなるだけでなく、周りの同世代のお友だちから影響をたくさん受ける時期ですよね。
でも、
「ひも靴はまだ早いからだめ!」
「自分で結べないのに何言ってるの…」
「小さい子向けのひも靴なんてあまり無いんだから…」
とお子さんの気持ちや(これから)努力することを考えないで、頭ごなしに否定してしまっていては、お子さんの気持ちを傷付けてしまうだけでなく、せっかくの練習タイミングを逃してしまうことになります。
お子さんの「ひもの靴をはきたい!」はひも結びを教える絶好のチャンスですよ☆
そこで今回は、ひも結びの練習の仕方から、結べなくてもひも靴がはける方法などをご紹介していきます。
りぼん結びの練習の仕方
まずは、りぼん結びの方法からご紹介します☆
最初からくつひもで練習するのではなく、2本のひも(りぼんなど少し太めの物でOK☆)を用意します。
この時に、できれば2本色が違う方が良いでしょう。
理由は、「折り返す」や「引っ張り出す」の動作を「○○色のひもを…」というように教えた方が、お子さんにもわかりやすいからです。
少し太めが良いのは、「折り返す」や「引っ張り出す」の動作がしやすいからです。
細いひもだと絡まってしまい、お子さんのヤル気や集中力を下げてしまう可能性があるのです。
2本のひもが用意できましたら、以下の順番で練習してみましょう☆
〔りぼん結びの練習方法〕
(1)2本(青と赤とすると)のひもの片端同士を結び、1本のひもにする(大人がやってあげてください)
(2)1本にしたひもを椅子やテーブルの脚に通し、ひもを中央で交差させます
(3)ひもの片側(青)を交差させたところの下から通して両側へ引きます
(4)ひもの片側(青)をわっかになるようにして持ちます
(5)わっかにしたひも(青)を指で押さえている部分に、もう一本(赤)にひもを1回巻きつけます
(6)巻きつけたひも(赤)を青と青のひもの間からひっぱりあげます
(7)青のわっかと同じ大きさになるように整えます
このようにゆっくり練習していくと、りぼん結びが出来るようになります。
コツを覚えると簡単なので、根気良くお子さんに付き合いましょう☆
この練習がスムーズできましたら、次のステップ…実際にくつひもで練習してみましょう。
くつを履いた状態と履いていない状態では、ひもの結び方のスムーズの差に違いが出てくるので、くつを履いた状態が難しい様子でしたら、上記の方法をくつひもで一度練習しワンクッションおきましょう。
どうしても結べない場合…
お子さんの中にはどうしても結べなかったり、練習いやだ~!!となる場合もありますよね。
そんな時には、練習を無理強いせずに「ひも結びをしなくてもひも靴を履ける」違う方法を考えてみましょう☆
りぼん結びは急がなくても、もう少し大きくなれば出来るようになるので、以下でご紹介する方法を実践し、お子さんの「ひも靴を履きたい」気持ちを大事にしてあげてくださいね☆
〔ひも靴のひもを縫い付ける〕
(1)一番上の結ぶところ以外までは、ひもを通常通り通します
(2)お子さんの足を入れて自分で脱ぎ履き出来る、ちょうど良い締め具合を見つけましょう
(3)見つけたら、その場所でりぼん結びを大人がしてあげます
(4)お子さんの足を靴から抜き、りぼん結びの中心の結び目を手縫いでほどけないように縫い付けます
(5)縫い付けた状態で、お子さんが自分で脱ぎ履き出来るかチェックして、完成です
このように縫い付けてしまうと、ひもを自分で結ばなくても履けますし、ひもがほどけることもないので安全です。
普段の靴のようにお子さんが一人で履けるので、親としても安心出来ますよ☆
〔ひも+マジックテープで留まる靴を選ぶ〕
靴屋を見て回ると、ひも靴のちょうどりぼん結びをする箇所だけマジックテープという靴もあります。
靴を締める箇所がマジックテープなので、自分で難なく留めることが出来ますし、ただマジックテープの靴よりはデザインも豊富でおしゃれなので、どうしても結べない場合にはこちらでも良いでしょう☆
どちらの方法が良いかはお子さんの意見もあるかと思うので、親子で話してから決めてくださいね☆
市販のグッズを使用してみる
「ひもを結ぶのが苦手」な方だったり、「小さいお子さん」向けに、「結ばない」靴ひもがあるのはご存知でしょうか?
商品名は「シュレパス」と言って、シリコン製のくつひもです。
大人用・子ども用とあって、カラーも豊富なところが魅力です。
子ども用だとひもが6本セットになっていて、1本の長さが4cmちょっと~6cmくらいと幅があり、対となる靴穴に1本ずつひもを通して使用します。
ひもの両端は靴穴から外れないように「T字」のような形になっているので、取り付けるのは楽ですよ☆
全て平行状に通しても良いし、クロスさせても使えるので、オシャレさんにはちょうど良いかなと思いました。
また、私は使ったことはないのですが、マグネットでくつひもをくっ付けるアイテムもあると、お友だちのお母さんから聞いたことがあります。
マグネットの両側に穴が開いていて、そこにくつひもを通して使用します。
マグネットは中央で2分割するので、靴を脱ぎ履きする際にカチッとマグネットを外せば、くつひもがゆるくなるそうです。
このように、市販のグッズを使用してひも靴を履くことも可能ですので、興味を持った方はぜひ試してみてくださいね☆
まとめ
ひも靴って、ほどけたら転倒の危険性があるので小さい子どもには履かせたくないな…と思っちゃいますよね。
でも、5歳くらいになると靴のデザインも増えてくるので、ちょっと大人っぽい靴を履いてみたい…という気持ちがお子さんにも芽生えてきます。
思ったよりすんなりひも結びが出来たので、とりあえず購入しましたが、履くのは「幼稚園お休みの日」限定でした。理由は靴を履くと思った以上にひもがほどけるからです…。
歩き方なのか結び方なのか…とにかくほどけても子どもが気が付かないことが多かったので、お休みの日だけの約束でした。しかし、お気に入りの靴が履けないのは、子どもにとっても不満なようで、そこで探したのが「シュレパス」でした。
お子さんにとって、「喜んで」ひも靴が履けるように工夫をしてみてくださいね☆
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