『何度言っても、脱いだ靴を揃えるのを忘れてしまう』
『言えばやるけれど、言わなければ絶対自分から揃えようとしない』
『いつまでも靴を整えようとしないので、つい声を荒げてしまう』
こんな悩みありませんか?
幼い頃、「脱いだ靴は揃える」と躾けられたものですよね。しかし、大人でもうっかり揃えるのを忘れてしまうように、習慣づける事は根気が必要になってきます。
いつかは出来ると思っていても…。
『お友達の家に行った時、自分の子だけが靴を脱ぎ散らかしていた』
『口うるさく言い過ぎて、嫌がりやらなくなってしまった』
『習慣にする事が出来ず、大人になっても基本的に靴を揃えられなくなってしまった』
なんて事になってしまうかもしれませんよね。
今回は、3歳児が脱ぎっぱなしの靴を上手に揃えさせる方法について、いくつか紹介したいと思います。
靴の置き場所に印をつけてあげる
玄関の靴を揃えておく場所に、目印をつけてあげましょう。
シールを貼っても良いですし、カラーテープを靴の形にして貼っておくのも良いかもしれませんね。絵合わせの感覚で楽しく揃える事を教えてあげるのです。
「靴を脱いだらこの絵に合わせてみようね」などと説明して、子供が進んで揃えるように促してあげましょう。
また、子供の靴のサイズにしてあることで、その場所が専用の置き場所になります。
「ここは○○ちゃんだけの場所だからね。ママたち靴は置けないから特別な場所なんだよ。」などと、子供が嬉しくなるような言葉を掛けてあげるとさらに効果的。自分だけのスペースを与えられて、喜んで揃えておくようになりますよ。
パパやママがしっかりと手本を示してあげる
子供にしっかりと靴を揃えるお手本を見せてあげる事も大切です。
子供にだけ教えても、パパやママがうっかり揃えていない所を見られてしまってはさぁ大変です!!(笑)。子供は親の行動を見ているものです。
「この前、パパも揃えてなかったよ」と指摘されないように、子供の手本になってあげましょうね。
何でも真似したい年頃なのであれば、「パパとママの真似っこ遊びしてみようか?」などと遊びの延長で教えてあげるのも良いですよ。子供も遊びながら楽しく覚えられるので、イヤイヤする事も少ないですよ。
2つで1足だという事を教える
子供にとっては、靴は右と左の2つで1セットということがわからない場合があります。
ちょっとショック療法的な方法なのですが、もし何度教えても靴を揃えなかったら、次に履いて出掛ける時に、片方の靴だけ隠しておくのも効果的です。
片方だけでは出掛けられませんもんね。
など、少々大げさに言ってあげましょう。
そうする事で、靴は左右で1足揃わないと出掛けられないという事を学びます。
それでもやらない時は、思い切って、両方の靴を隠しましょう。
と教えてあげましょう。
荒っぽいように思うかもしれませんが、実際に靴が無いとどこにも行けなくて悲しくなりますよね。二度と悲しい思いをしたくないという気持ちから、自ら進んで靴を揃えるようになっていく事が多いですよ。
ゲームにして楽しい事だと教える
子供と一緒に、どちらが早く上手に揃えられるかなどゲームにしてみるのも一つの手です。
その時、わざとゆっくりとやってあげる事がコツです。
「わぁ、○○の方が早く出来たね」
「ママは上手に出来ないや。教えてくれる?」
など、大げさに褒めてあげたり、子供に教えてもらうようにするとさらに効果が期待できます。
「出来る=褒められる=嬉しい」という事が分かると、靴を揃える事は楽しい事だという認識を持ちます。それでなくても、子供は褒めて伸びる子が多いですからね。
また、ママやパパも同じように、楽しそうに靴を揃える事がポイント。
「靴を揃えるのって、楽しいし気持ちが良いね」など、オーバーかな?くらい楽しい様子を見せてあげると、子供の楽しさも倍増しますね。続けていくうちに、靴を揃える事が習慣になっていきますよ。
まとめ
靴を揃える行為は、いわば目に見える躾ですよね。
出来ないのは誰が見ても一目瞭然で分かってしまいます。
それゆえ、厳しく無理矢理出来るようにしてしまいがちですが、大切なのは子供が楽しんで自ら揃える事が出来るように導いてあげる事です。
出来ないからと声を荒げてしまうのは、子供のやる気を摘み取ってしまいます。なるべく褒めて伸ばす方向にしていきましょうね。
また、揃える靴は子供のお気に入りの靴にしてあげたりすると、飲み込みが早かったりしますよ。
楽しく習慣づくように、なるべく笑顔で教えてあげましょうね。
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