『ある日突然、外出先でエレベーターに乗るのを嫌がるようになってしまった』
『マンションのエレベーターも嫌うので、毎日の移動が疲れる』
『荷物が多い時は、何度も往復しなければならなくて困る』
こんな悩みありませんか?
子連れの外出はただでさえ大変なのに、さらにイヤイヤされてしまうと、本当に困ってしまいますよね。
嫌がるからと、つい甘やかしてしまうと…。
『大きくなっても、エレベーター嫌いが直らない』
『出先でもエレベーターに乗らないので、高層階の場所への買い物ができない』
『一人で登れるのに、階段抱っこが癖になってしまった』
なんて事になってしまうかもしれませんよね。
では、エレベーターを嫌がる子への上手な解決策はどのようなものがあるのでしょうか?
いくつか紹介しますね。
抱っこしてなだめながらステップアップ
エレベーターを嫌がる原因の一つとして、上下に動く時のぐらり、ゆらりとした独特な感覚が挙げられます。
私もそうですが、大人でも三半規管が弱い方などは、あの動く時の揺れが乗り物酔いするみたいで苦手…という方もいますからね。
子供も同じで、あの揺れが怖いと感じてしまう子もいます。
それでなくても、完全に閉鎖された個室に居るわけですから、それだけでも嫌がる子もいます。
そんな時は、まずは抱っこして乗る練習から始めてみましょう。
ママやパパにピッタリとくっついていればそれだけで安心ですし、床に足が付いていなければ、動く時に振動も抑えられますからね。
抱っこで安心させながら
「ママがずっと一緒にいるから大丈夫だよ」
「ほら、高い所まであっという間についたよ」
などと声を掛け、エレベーターはきちんと乗れば怖くない乗り物だという事を教えてあげましょう。
その後、子供の恐怖心が薄れてきたら、手を繋いで一緒に乘る練習に移行していきましょうね。
多少時間は掛かってしまうかもしれませんが、大切なのは子供のペースに合わせる事ですからね。
エレベーターのボタンを押す係に任命する
子供は何でも遊びにするのが得意で大好きです。その法則を応用して(笑)、エレベーターに乗るのも遊びの延長にしてしまいましょう。
我が家の娘もそうですが、とにかくエレベーターに乗るとボタンを押したがります。
デパートなどで他のお客さんが乗っている時も押したがるので、逆に困ってしまうぐらいです(笑)
「これからは○○がボタンを押して、ママのお手伝いしてくれる?」
「ボタン押すのは○○の係にしようね」
など、子供がやる気になるように促してあげましょう。
3歳にもなれば数字も読めるようになってきていますし、きちんと押せたら大げさなくらいに褒めてあげれば、子供は喜び、俄然やる気も沸いてきます。
ママのお手伝いが出来ている、自分にもしっかりと役割が付いていると理解できれば、エレベーターに乗るのが楽しくなりますし、必要以上に嫌がる事も少なくなっていきます。
もしかすると、あっという間にエレベータに乗りたがるようになり、乗ろうとせがむようになるかもしれませんよ(笑)
何が嫌なのかしっかりとお話を聞いてあげる
イヤイヤ期が長引いている子は、特別な理由もなく嫌がる事もありますが、子供が嫌がるには理由がある事が多くあります。
3歳になれば、お話も上手になってきていますし、自分の気持ちを伝えるという事が出来るようになってきています。
理由が分からなければ、解決策に踏み切るにも二の足を踏んでしまいますよね。
そんな時に大切なのは、しっかりと子供の気持ちを聞いてあげる事です。
そして、何が嫌なのかがハッキリとしたら、それを解消する方法を試していきましょう。
揺れが怖いなら抱っこしたり手を繋いであげる。
閉鎖された空間を怖がっているようであれば、場所によっては外の景色が見えたりもしますので、外の景色を見せて楽しませてあげる。など、子供の気持ちに寄り添った方法を実行していきましょうね。
また、3歳くらいになると、一人で階段の上り下りが出来るようになり、階段が楽しくて仕方がない場合もあります。
うちの娘も、一人で出来るようになった時は、実家にある階段を何度も何度も上り下りして楽しんでいましたから(笑)
エレベータが嫌いというよりも階段が好きという場合もありますから、それらも踏まえて、しっかりとお話を聞いてあげましょうね。
まとめ
重い買い物をした後や、高層階まであるデパートなど、ママやパパにとってはエレベーターを使った方が楽な場面は様々ありますが、まだ小さい子供はそれを理解する事は容易ではありません。
親の意見だけを優先して、無理矢理乗せるのを続けてしまうと、イヤイヤをさらに助長させる結果になってしまいます。
どうしてもだめな時は階段に付き合ってあげたり、子供がいない時に大きめの買い物を済ませるなどの工夫も必要です。
また、何が嫌なのかをしっかりと分析して、それぞれの子供に合った解決策を取るようにしていきましょう。
見当違いの方法は、こちらもイヤイヤを長引かせるだけになってしまいますからね。
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