今からできる貧血予防!鉄分不足を解消する食事のヒント3つ

鉄分不足を解消する食事のヒント 4歳児

「(子どもが)何となくいつも顔が青白い感じがする」

「小児科で貧血気味だと言われてしまった・・・」

「私(親)が貧血で悩んでいたから、もしかしてこの子も?」

 

毎日の子どもの様子を見ていて、こんな悩みありませんか?
育児書には、成長期真っ最中の子どもは「大人よりも貧血になりやすい」とあります。
しかし、

 

「食事の食べ方が少ないせいかな・・・」

「貧血には鉄分!ほうれん草をたくさん食べれば大丈夫なはず」

「自分が貧血だからって、子どもも・・・と決まったわけじゃないし・・・」

 

と、ゆったり構えていると、今のうちから出来る貧血予防の機会を見逃してしまい、お子さんの健康に影響が出てしまう可能性もあります。
そこで今回は、ご家庭で出来る貧血対策について、経験をもとにご紹介していきます☆

 

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まず貧血って?

保健の授業のような内容になってしまいますが、貧血というのは、血液中の赤血球(体内に酸素を運ぶ役割をします)が不足した状態のことを言います。
つまり、体内の酸素が足りない状態なのです。

 

そして、貧血の原因として一番多いのは「鉄分不足」です。
鉄分とは、赤血球を増やす栄養素ですが、それだけでなく脳などの中枢神経の発達に必要な栄養素なので、成長期の子どもにはとても大切な栄養素なのです。

 

このような大切な役割をするものなので、赤ちゃんの頃から鉄分が取れるように離乳食で、「レバー」や「ほうれん草」を積極的に食べさせたり、卒乳期には鉄分が多く入っている「フォローアップミルク」の活用などしていくのです。

 

この大切な「鉄分」、ある程度は食事でフォロー出来るものなのです。
ということは、子どもが小さいうちから食事に取り入れていきたいですよね。

 

子どもの貧血症状の見分けって?

子どもの貧血症状は見落としがちになることが多いですし、貧血の症状って何?となることもありますよね。
ここでは貧血になった時によくある症状についてご紹介していきます☆

 

貧血時によくある症状
・顔が青白い
・息切れをしている
・疲れやすい
・頭が痛くなる
・イライラしやすい
・ドキドキする(動悸)
・まぶたの裏が白っぽい(健康な人はピンク色をしています)
・集中力がない

 

ただ、小さいお子さんについては、なかなか自分で自覚がなかったり、言い出せなかったりしますので、大人の親が様子を見てあげなくてはいけません。

 

一番わかりやすいのは、まぶたの裏を見てあげることなので、お子さんの様子に心当たりがありましたら、見てあげてください。
心配な場合は小児科を受診することも大事です。

 

貧血を予防する食べ物

離乳食を開始し始める頃、何となく手に取った本に「鉄分の種類」というものが載っていました。
私もこれを参考に離乳食から始めていたので、ここにご紹介していきます☆
あくまで一例なので、興味のある方は調べてみてくださいね☆

 

鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。
「ヘム鉄」と書かれたサプリメントを見たことはありませんか?
この2つは何が違うかというと「体への吸収率」なのです。

 

◇ヘム鉄◇

腸で吸収されやすい。動物性の食べ物(肉類・魚類・貝類)に含まれる

〔ヘム鉄が含まれる食材〕

肉類(赤身肉・レバー・・・など)
魚類(いわし・かつお・さんま・ししゃも・・・など)
貝類(あさり・しじみ・・・など)

 

◇非ヘム鉄◇

腸での吸収率はヘム鉄より低い。植物性の食べ物(野菜・海藻・果物)に含まれる

〔非ヘム鉄が含まれる食材〕

野菜類(小松菜・ほうれん草・切り干し大根・・・など)
果物類(バナナ・プルーン・・・など)
豆類(納豆・味噌・豆乳・・・など)
海藻類(ひじき・青のり・・・など)

 

さらに、体内への吸収されにくい「非ヘム鉄」は、「ビタミンCが含まれる食材」と一緒に食べると、鉄分の吸収率を高めることが出来るので、以下の食材と一緒に食べることをオススメします☆

 

〔ビタミンCを多く含む食材〕

野菜類(ブロッコリー・ピーマン・ゴーヤ・かぶ・・・など)
野菜類(いちご・レモン・柿・キウイ・・・など)
海藻類(のり・・・など)

 

ビタミンCを多く含む食材は野菜や果物が多いです。
これらと一緒に食べられるような食事を考えていくと、鉄分を効率良く体内に摂り入れることが出来ます。

 

果物と肉類・魚介類を合わせるのは少し難しいかもしれませんが、野菜類や海藻と合わせる料理はそこまで難しくないですので、鉄分吸収のために意識してチャレンジしてみましょう☆

 

体内への鉄分吸収率を低下させる飲み物

実は鉄分の吸収率を低下させてしまう飲み物があります。
「タンニン」という成分が鉄分の吸収率を下げてしまうのですが、この成分はお茶に含まれています。

 

そのため、上記のように鉄分を吸収しやすい食材や、鉄分の吸収率を上げる食材と組み合わせて食事をしていても、「タンニン」を含む飲み物を一緒に飲んでいては、効果が出なくなってしまうのです。

 

「タンニン」を多く含まれている飲み物は、紅茶・緑茶・ウーロン茶・ワイン・ビール・コーヒー・・・などです。

 

ワイン・ビール・コーヒーなどはお子さんは飲まないでしょうが、食前食後にこれらを飲むと、鉄分の吸収を下げてしまうので注意が必要です。

 

そのため、食事中はタンニンを含まない水か、タンニン含有量が少ない麦茶・ほうじ茶などにすると良いでしょう。

 

まとめ

うちの子どもには今のところ「貧血かな?」と思うことはありませんが、私自身が昔貧血気味でした。
どちらかと言うと、上記に挙げた鉄分の含まれている食材が苦手で避けていたりしたのですが、何度か貧血で倒れたこともあり、「積極的に食べなさい」と母に言われ気を付けていました。

 

子どもが生まれてからは、自分自身がそのような経験があったこともあり、「鉄分」を積極的に摂らせよう・・・と色々調べ離乳食から気を付けていました。

 

なかなか摂りにくい物もありますが、お子さんの健康のため、無理なく食事を考えていけたら良いですね☆

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