ひそひそじゃダメ?「ごめんなさい」が言える3歳児にする5つの工夫

ごめんなさいが言えない3歳児 3歳児

『悪い事をしても、促さないとごめんなさいが言えない』

『恥ずかしいのか、言いたくないのか、小声になってしまい相手に聞こえない』

『ごめんなさいがすぐに言えないので、周りから謝れない子だと誤解されてしまっている』

 

こんな悩みありませんか?
大人でも素直に言えない「ごめんなさい」は、3歳児にはなかなかハードルが高い言葉ですよね。

とは言え、経験を積めば自然と言えるようになると甘やかしてしまうと…。

 

『いつもママが代わりに謝ってくれると思い込み、いつまでも自分で謝る事が出来ない』

『素直に謝らないので、家の外でもつい声を荒げて怒鳴ってしまう』

『謝る癖がなかなかつかず、大人になってもごめんなさいが言えない人になってしまった』

 

なんて事になってしまうかもしれませんよね。

では、3歳児が素直に「ごめんなさい」が言えるようにするには、どのような工夫があるのでしょうか?いくつか紹介しますね。

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「無理強いするように怒らない」

子供が素直に謝らないのを見ると、ついカッとなり「ちゃんと謝りなさい」「どうしてすぐに謝れないの?」「ごめんなさいは?」など、無理矢理謝るようにしてしまいがちですよね。
多くのママさんが取ってしまう行動かと思いますが、実はこれ、逆効果になってしまう事が多いんです。

 

ママが声を荒げて怒ってしまうと、子供はただただ委縮して怯えてしまうだけ。
または、意地になって頑として謝ろうとしなくなる事もあります。

 

子供が悪い事をしたらきちんと謝る、という事を学ばせるために、躾の為にという気持ちはもちろんあるかもしれませんが、ママ自身が他のママ友や人から、「躾の出来ない親」だと思われまいという気持ちはありませんか?

 

ママのそんな邪な気持ちは、子供にも伝わります。
そんな気持ちのまま子供を叱っても、促しても、諭しても、子供にはほとんど響きません。
すぐに謝れないからと言って、自分の感情を押し付けるような怒り方はまずやめましょうね。

 

「謝らせようではなく、喜ばせよう」

「○○ちゃんに謝っておいで」「分かっているなら謝りなさい」など、素直にごめんなさいが出てこない時には、早め早めに謝るように促してしまうものですが、この時に、喜ばせるような言い方に変えてあげましょう。

 

「○○ちゃん、ごめんなさい聞いたら喜んでくれるよ」
「○○ちゃんと一緒で、ママもとっても嬉しくなるな。一緒に喜ばせてくれる?」
など、子供が喜ぶような、嬉しくなるような言い回しに変えてみましょう。

 

「ごめんなさい」を言うと、お友達やママの笑顔が見れると分かれば、自然とごめんなさいが言えるようになりますよ。

 

また、キチンと言えたら「ちゃんと言えたから、お友達もママもニコニコになって嬉しいよ」などと言い、子供に自信をつけさせるようにしましょうね。

 

「悪いと理解してるようなら一緒に謝ってあげる」

子供が素直に「ごめんなさい」と言えない理由はいくつかありますが、悪い事をしたと理解をし、それでもうまく言葉に出来なくてもじもじしていたり、小声でしか言えない時は、まずはママも一緒に謝ってあげましょう。

 

そして、その後にしっかりと子供と目を見てお話しましょう。
子供の顔を見れば、悪い事をしてしまったと落ち込んでいるかどうかはだいたい分かりますよね。

 

「○○はいけない事をしたって分かっているんだよね」
「ママは謝りたいけどうまく言えない○○の気持ち分かっているからね」
「少しずつ言えるようになっていこうね」
など、子供の気持ちを肯定してあげる言葉を掛けてあげましょう。

ママが分かってくれていると知れば、子供も少しずつ自信をもって謝る事が出来るようになります。

 

また、見えていなかっただけで、お互いに悪い所があったり、泣いているのがお友達だからと勝手に親が決めつけて、実は子供が逆に謝罪される立場だったなんて事もありますからね。
しっかりと子供の意見にも耳を傾けてあげる事が大切です。

 

「ママとパパも家でごめんなさいという習慣を」

子供は親の姿を見て育ちます。
子供がすぐに「ごめんなさい」が出てこないのは、ママやパパも上手く言葉にして言えていないからという事はありませんか?

 

もしも思い当たる節があるのであれば、まずは家で「ごめんなさい」という姿を子供に見せてあげましょう。
少し大げさでも構いません。子供も謝る事が大切なんだと理解することが重要ですからね。
また、謝罪された方は、こちらも多少オーバー気味に喜ぶのも一つのポイント。

 

謝るという事は、自分も相手も気持ちがスッキリする、とてもいい事なんだという事を教えてあげましょう。

 

「あえて子供にも謝らない」

どんな事をしても、上手く言葉に出来ない時は、子供に対して何か謝らなければならない事をして、「ごめんなさい」を言わないようにするのも一つの手です。
おもちゃを無くしてしまった、おやつをこぼしてしまったなど、子供が残念がる些細な事で構いません。

 

その時に、「謝らない=嫌な気持ち・悲しい気持ちになる」という事を教えてあげるのです。
その気持ちを身をもって理解できるようになれば、自然と謝るという行動が出来るようになっていきますよ。

 

まとめ

「ありがとう」と「ごめんなさい」は、大人になってからもずっと、人との繋がりや友人関係などを良好に保ってくれる魔法の言葉です。
だからこそ、ちゃんと言葉にして言えるようになって貰いたいと思うのが親心ですよね。

 

しかし、不器用だったり、照れ屋だったり、大人でも上手く言葉に出せない人が多いのも事実です。
まずは、無理強いせず、出来る範囲から練習していくようにしましょうね。

 

謝るという行動ももちろんですが、大切なのは「悪い事をした」と自覚する事。
その時に「ごめんなさい」と言う事が習慣になっていく事です。
子供と一緒に、ママとパパも習慣にもしていきましょうね。

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