「子どもと自転車二人乗りをしたいけれど、選ぶ時のポイントってあるの?」
「何歳くらいから乗せて大丈夫?」
「前に乗せている人・後ろに乗せている人…様々だけれど、違いはあるの?」
そろそろお子さんとの自転車デビューを考えているお母さん・お父さん、こんな悩みはありませんか?
子どもをのせるイスも自転車も…たくさん種類があるので、選ぶにも困ってしまいますよね。
でも、
「ウチの子と同じくらいの子が前に乗せる(または、後ろに乗せる)タイプに乗っていたから…」
「前に乗せる(または、後ろに乗せる)タイプの方が楽そうだし…」
「家にある自転車に付ければ、乗せられるでしょ?」
と、調べもなしに判断してしまうと、買った後に後悔するだけでなく、お子さんの安全を守ることまで出来なくなる可能性も高くなってきます。
そこで今回は、初めてお子さんを自転車に乗せる際に知っておくと良いポイントをご紹介していきます。
子どもの乗せる2つの方法
お子さんと自転車で二人乗りをしようと思った時にまず思い浮かぶのは、“子どもを前に乗せる?後ろに乗せる?”ということではないでしょうか?
前も後ろも、無制限で乗せられるわけではなく、チャイルドシート(車に取り付けるものだけではなく、自転車に付けるお子さんのイスもこう呼びます)のタイプによって、乗るお子さんの年齢や体重が決まっています。
さらに、どちらに乗せる場合もメリット・デメリットがありますので、体験談も交えながらそれぞれご紹介していきます。
(1)前に子どもを乗せる場合
〔年齢〕 1歳~4歳まで(腰がしっかり座った頃?)
〔体重〕 15kg以下まで
〔メリット〕 親から見える位置(前)に子どもが座るので、子どもの様子が常にわかる
〔デメリット〕 4歳(15kg以下)までしか乗せられないので、その後も乗せたい場合は買い換える必要がある
(2)後ろに子どもを乗せる場合
〔年齢〕 2歳~6歳未満まで
〔体重〕 21kg以下まで
〔メリット〕 長い期間乗せることが出来る、ハンドルに重量がかからないので、走行時の安定感がある
〔デメリット〕 子どもが親の後ろに座るので、子どもの様子がわかりづらい
と、簡単に挙げるとこのような感じになります。
お子さんを乗せたい状況や期間、また両親のライフスタイルは様々なので、これらを考慮した上で検討するのが一番です。
チャイルドシートは、最初から自転車に取り付けられているものもありますが、普通の自転車(一人乗り用・ママチャリとも呼ばれますよね)に後付け(お店またはご自身で)できるタイプのチャイルドシートもありますので、これも検討材料の1つとして考えてみてくださいね。
自転車の選び方
お子さんを自転車に乗せる場合、“どんな自転車が良いのか…”となりますよね。
自転車にはサイズ(インチ)もありますし、今は昔と違って電動自転車もあります。
この自転車の選び方もご家庭のライフスタイルによって変わってくるので、ご紹介していきます。
(1)普通の自転車(ママチャリ)
まず思い浮かぶのは自転車に最初からチャイルドシートがついているものを使う、または自転車にチャイルドシートを後付けして使う…のどちらかではないでしょうか?
このタイプの自転車は、価格も手頃かつ自転車自体の重量が重くないため扱いやすいというのがあります。
また、選ぶ時のサイズの特徴ですが、
(A)20インチの自転車
重心が低いため安定感がある、座る位置が低いので、子どもの乗せ降ろしが負担にならない
(B)24・26インチの自転車
背が高い方(例えばお父さんと共用しても)でも子どもを乗せて無理なく安定して走れる
というのがあります。
お母さんだけしか自転車に乗らない、お母さんの身長が低め(高め)、お父さんも乗る場合がある…などの様々な要素から検討してみてください。
(2)電動自転車
普通の自転車よりは高価な電動自転車ですが、アップダウンがある地域でお子さんを乗せて運転することがある…という方には最適です。
また、歳の近い二人目のお子さんを検討しているという方は、将来的に二人を乗せて運転する機会があるでしょうから、お母さんやお父さんの体力的な負担を思うと、こちらの方が断然楽かなと思います。
サイズに関しては上記同様ですので、参考にしてみてください。
20インチもまたがってみたのですが、サドルをかなり上げなくてはガニ股で漕ぐはめになる上に、何だか体にしっくりこない(無理な体勢)ためでした。
購入する前の試乗は大事です!
子どもを乗せる時の注意
“さぁ、子どもを乗せてみよう!”の前に、いくつか知っておいて頂きたいことがあります。
お子さんを守るためのことなので、ぜひ確認してほしいと思います。
(1)ヘルメットの着用
お子さんを自転車(前でも後ろでも)に乗せる時には“幼児用ヘルメット”を付けましょう。
万が一転倒した場合、急ブレーキをかけた場合の衝撃から守るためですし、『自転車を運転する子どもの保護者は、13歳未満の子どもにヘルメットを着用させるよう努めなければなりません』と〔道路交通法第63条の11〕で定められています。
また、お子さんが一人で自転車に乗る時もヘルメットは必要です。
年齢に合ったものがあるので、用意をしましょう。
(2)乗せられる子どもの年齢
自転車の二人乗りが出来るお子さんの年齢は以下の法で6歳未満と定められています。
道路交通法第57条
また、お子さんを2人乗せる場合は、自転車に基準があります。
となっています。
(3)スタンド(自転車を止める時)の種類
自転車を止める時に、よく足で“ガッシャン”としますよね。
このスタンド、“片足スタンド(1本のもの)”と“両足スタンド(タイヤに対しコの字状になっているもの)”がありますが、子どもを乗せ降ろしする際に、安定感があり安全なのは“両足スタンド”です。
“片足スタンド”は、自転車が傾いた状態で止まるので、子どもを乗せ降ろしする際に自転車ごと転倒する危険性があるので、避けてほしいなと思います。
(4)チャイルドシートのベルト
どのチャイルドシートもお子さんの体が落ちないよう、また万が一のことからお子さんを守る為に、ベルトが付けられています。
腰をしっかり留めるタイプや肩からしっかり留めるタイプなどがあります。
転倒した時に危険だから…だけではなく、運転中にお子さんがイスから立ち上がらないように、ベルトをしたかしっかりと確認した後に運転しましょう。
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まとめ
子どもと自転車デビューする時、私もけっこうあれこれ悩みました。
使いやすいタイプは…?使う時期って…?あまり安いものだと安全性は…?
そんなモヤモヤっとした悩みを色々と考えながら、そしてお店の方のアドバイスを聞きながら決めました。
“どんな時にどれくらいの期間使いたいか”をある程度明確にしていくと、選ぶ時にすっと決めやすいですよ☆
また、昔と違って“ヘルメット着用”など、さらに地域によっては追加事項で変わってきていることもあるので、運転し始める前に必ず確認してくださいね。
マナーを守って、快適な自転車ライフを楽しみましょう☆
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