「赤ちゃんは母乳を飲んでくれているのに、授乳後の乳房がスッキリしない」
「授乳後、1時間~2時間ですぐ乳房が張ってくる・・・」
「片方しか飲んでくれない・・・の繰り返しで、左右の張り方が違ってつらい・・・」
生まれたばかりの頃よりも赤ちゃんが母乳を飲む量は増えたようだけれど、この胸の張りは何?と悩んでいませんか?
何だか赤ちゃんの飲む量と作られる母乳の量に差があるような・・・でも一体どうしたら良いのか初めてのママには不安がいっぱいですよね。
しかし、
「まだ赤ちゃんの飲む量が定まってきていないからかな」
「張ってきたら授乳すれば何とかなるかな・・・」
「片方しか飲まなくても、次に飲まなかった片方を飲ませれば大丈夫だよね」
と考えていると、かなりつらいおっぱいトラブルになってしまいます!
赤ちゃんのお世話もあるのに、ご自身もつらい状況だと、気持ち的にもかなり参ってきてしまいます・・・。
そこで今回は体験談も交えながら、おっぱいが張ってつらいトラブルを解消する方法をご紹介していきます☆
そもそもおっぱいが張ってしまう原因って?
出産後すぐから始まる母乳による育児ですが、おっぱいの張りは産後入院中から経験される方・産後退院してから経験される方・・・といます。
私は入院中は軽かった方なのですが、おっぱい全体がパンパンに硬くなる・・・といういつもとちがう胸の状態に不安になったものです。
人によっては熱を持ったり、痛みがでたりします。(私は退院後にこの状態を経験しました)
産婦人科の助産師さんに聞いた話によると、出産で胎盤が体外へ出されると、今まで(妊娠中)作るのを休んでいたホルモンのバランスが大きく変わるらしいです。
体の中のホルモンのバランス(妊娠中と産後で)が変わるため、うまく循環しきれない血液(母乳の元は血液です)が乳房内に溜まってしまうから、おっぱいが張る・・・ということなのです。
おっぱいが張ったときに試してほしい対策
ここでは、助産師さんに聞き実際に試してみた方法を手軽に出来るものから順番にご紹介していきます。
私は本当に張りすぎて「カチンコチン」おっぱいになったので、紹介してもらった方法はすべて試してみました。
試してみても私的には楽にならなかったものもありましたが、個人差はありますので、ご自身にあった対策を試してみてくださいね☆
(1)こまめに授乳する
一番簡単に出来るのが、赤ちゃんにこまめに吸ってもらうことです。
その時の注意点としては、「必ず両方」を吸ってもらうことです。
出来ればバランス良くが左右を吸ってもらうのが理想ですが、そこはお母さんの感覚で赤ちゃんが吸うのをコントロールしましょう。
何となくどちらかのおっぱいが張ってきているな・・・と感じた時には、張っている方から少し長めに吸わせると、授乳後のおっぱいが左右同じような状態になります。
こまめに授乳することで、おっぱいの通りも良くなり、吸われた分だけ母乳が作られるようになっていきます。
そうなると、おっぱいもパンパンに張らなくなってきますよ☆
(2)ゆっくり冷やす
パンパンに張ったおっぱいは熱を持つこともあり、冷たいものを当てると気持ちが良く、じんわりと熱を取ってくれるので、おっぱいも楽になります。
しかし、氷(保冷剤など)で急激に冷やすのはだめです。
なぜなら、血管が急に縮こまって母乳が減ってしまうからです。
そのため、冷たすぎない水をタオルに含ませ、乳房全体を覆うように冷やすのが良いです。
また、「キャベツシップ」というものもあります。
その名の通り「キャベツ」を使うのですが、至って簡単。
キャベツ(少し冷蔵庫で冷やしたものが良い)の葉っぱを1枚、乳房を覆うようにかぶせるだけです。
じんわりとおっぱいの熱を取ってくれるので、ゆっくり楽になれます。
(3)おっぱいを絞る
母乳は、赤ちゃんが飲んだ量と同じだけ作られますので、絞りすぎは要注意です。
私が教えてもらったのは、全部絞りきらずに残しておく方が、母乳の作られる量を抑えることが出来るということですので、ある程度スッキリしたかな?張りが少し楽になったかな?と感じられたら、そこでストップすると良いでしょう。
おっぱいを絞るときは、ギューギュー押すのではなく、乳輪のすぐ外側から内側に向かってつまむように押していきます。
力強く絞るのではなく、乳首を痛めないようにするためにも優しく少しずつ絞っていきましょう。
(4)圧抜きをする
圧抜きとは、おっぱいを絞るのではなく、おっぱいの張っているところに力を入れ、血流を良くすることです。
そのため、圧抜きで出して良い母乳の量は「お猪口一杯分」くらいにしておくこと…と、教えてもらいました。
お猪口一杯分…搾乳(おっぱいを絞ること)と比べると、かなり少ないですよね。
〔圧抜きの方法〕
(1)手のひらで乳房を外側から内側に向かってゆっくり丁寧に軽く押していきます。片方ずつでも両方同時でも大丈夫です。(カチカチなおっぱいになると、おっぱいの外側と下側に母乳が溜まっていることが多いのです)
(2)乳首の周りを親指・人差し指・中指を使って、体に対して垂直になるように3~4回押します。(母乳が出てきたら、タオルなどで優しくふき取ります)
(3)ちょっと楽になってきたな・・・が圧抜き修了の合図です。
それ以上母乳を出してしまうと、おっぱいの張り返しでもっとパンパンになってしまいますので注意です。
頻度としては3~4時間に1回圧抜きをすると良いと言われました。
日常生活で気を付けたいこと
実際のおっぱいのお手入れの他に気を付けたいことは、食生活です。
おっぱいが張りやすい人は、「乳腺炎」にもなりやすいので、以下のことに気を付けることが大事です。
油っぽい食事や塩分が高いもの、糖分が多いお菓子やジュースは出来るだけ控える
母乳がドロドロしたり、母乳の味が悪くなったりして、赤ちゃんが飲まなくなってしまいます。
水分の摂りすぎに注意する
母乳には体内の水分を取られるので、水分の多い食材を食べることも大切と言われていますが、これはおっぱいが出にくい方の場合です。
よくおっぱいが張ってしまう人は、過剰に水分を摂るのを控えましょう。
お餅を控える
昔は「母乳を出すには餅が良い」と言われてきましたが、もち米はカロリーが高くドロッとした母乳を作るので、乳腺がつまりやすい人は控えた方が良いでしょう。
和食を中心に味付けは薄味で
青菜(ほうれん草・小松菜など)は血液をさらさらにする効果があるので、おっぱいが張りやすい人は積極的に摂り入れましょう。
生野菜ではなく、温野菜にして食べる
生野菜は体を冷やしてしまうので、血流を悪くしてしまいます。
他にも、カフェインを控えるなどもありますが、母乳の味に赤ちゃんは敏感です。
飲んでもらえなくなってしまったら、さらにおっぱいの状態はつらくなってしまうので、食生活にも十分に気を付けましょう。
まとめ
私自身もちょうど3ヶ月~4ヶ月の間の頃に、おっぱいがカチンコチンに張りつらい思いをしました。
子どもの抱っこもつらい、「母乳パッド」に母乳が溢れてくるものの、一向に張りが治まらず痛みまで出ていました。
「母乳」を主体にした育児書も持っていましたが、どうにも自分では対処出来なく産婦人科に電話した後、病院に行き助産師さんに対処していただきました。
その時に色々教えていただいた内容を今回まとめてみました。
おっぱいの張りでつらい思いをしている方、自分で対処できなくなったら大変かもしれませんが病院へ相談という手もありますので、どうか一人で悩まないでくださいね。
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