幼児の吃音 子供がどもったときに知っておきたい親の心構え5つ

幼児の吃音 2歳児

『話し始めた2歳~5歳くらいにかけて、吃(ども)り始めた』

『吃音(きつおん)なのか、発音が悪いのかわからない。』

『子供の吃りに対して、どのように接してあげればよいのかわからない』

 

こんなお悩みありませんか?

言葉を覚え始めお話をするようになってくると出てくる吃音に関する悩みですが、多くの方が不安を感じているようです。

子供が吃り始めると・・・

 

『発音が悪いのではないかと治そうとしてしまう。』

『吃音なのではないかと心配になる。』

『不用意に叱ってしまい、子供が傷ついてしまう。』

 

しゃべり始めてから、小学校低学年くらいまでは、吃音気味の子が多いようです。

でも実は、この子供の吃音はとてもデリケートな問題なのはご存知ですか?接し方や、対応を間違えてしまうと、子供にとても大きな影響を与えてしまうのです。

今回は、幼児の吃音や子供がどもったときに、それに対してどのように付き合っていけば良いかをまとめてみました。

 

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吃音は、子供に多くみられる症状

ポイント2

幼少期の子供は

「く、く、くるま」などと単語を繰り返してしまうこと

「くーーるま」などのように音を伸ばしてしまうようなど

吃りが現れることが多くあります。

 

吃りの症状が出てくると、吃音なのではないかと心配になってしまいますよね。しかし、幼少期のころはあまり心配せずに見守ることが大切なようです。

言葉を発する機能がまだまだ未発達で、考えながら話すことや、伝えようとする気持ちが先走ってしまうことから吃ってしまうことも多いようです。

 

また、吃りは子供からの「サイン」の場合もあります。ストレスが溜まっているときや、寂しさを感じているときなど心が不安定なときに現れることもあります。

 

実は、私の子供も3歳頃に吃りが気になり始めました。

始めは、「発音が難しいのかな?」と思っていたのですが、様子を見ているうちに、子供の気持ちと言葉が追い付いていないことに気が付きました。

 

言葉が話せるようになって、自分の思っていることを一生懸命私に伝えようとするときに、どうしても言葉がつまってしまうようでした。また、その時期は妹が産まれたばかりだったので、なかなか相手をしてあげることが難しく、寂しさを感じていた時期でもありました。

 

子供がうまく話せなくても、注意をしない

チェック1

どうしても心配になってしまったり気になってしまって、言い直したり注意をしてしまいがちですよね。でも、これは症状を悪化させる原因になってしまうことがあります。

 

子供の吃りに気が付いても、指摘をする、言い直させるのではなく、見守ってあげることが有効です。

親のほうが神経質になってしまうと、子供がとてもストレスを感じてしまいます。

子供が話すことに不安を覚え、恐怖を感じてしまっては困りますね。なので、吃りが気になってもそっと様子を見ていきましょう。自然と治るケースがほとんどなので、あまり心配をせず小学校ぐらいまでは見守っていきましょう。

 

ゆっくり話を聞いてあげる

親子5

忙しい中で、ゆっくり話を聞く時間がなかなかとれないときは良くありますね。でも、普段の生活の中で、少しだけでも子供の話をゆっくり聞く時間を作ってみましょう。

子供がリラックスをして話ができる空間、時間を作ることで吃りが減ってくる子もいるようです。

 

子供が話をするときに焦ってしまっているときや、頭の中で話したいことがまとまっていないような場合は、「ゆっくりでいいよー。」と一声かけてあげましょう(^ ^)

 

子供が話すのをきちんと待つことで、子供はきちんと話を聞いてもらえるという安心感が生まれリラックスして話ができるようになります。

子供の「話したい!伝えたい!」という気持ちを受け止めてあげることが大切です。

 

吃りを感じたら子供からの「サイン」!

親子6

子供が吃り始めたら、子供からの「サイン」かもしれません。

  • 緊張や不安、疲れなどからきている場合
  • 精神的にストレスを抱えている場合

こんなときに吃りが出る子もいます!

 

吃音を心配するのではなく、まずは普段の子供の様子をよく見てみることから始めませんか?

  • コミュニケーションが足りていないのかな?
  • なにか不安を抱えているのかな?
  • 愛情が足りていないのかな?

まずは子供の心に寄り添ってみましょう。

子供にだけ目を向ける時間を作る、二人でどこかに出かける、たくさん話をする時間を作ってみてください。抱きしめてあげるだけでも違いますよ◎

 

吃音の初期症状の場合も

チェック2

吃音(きつおん)と一言でまとめられがちですが、実は吃音には2種類あります。

  • 幼児期(2歳~5歳位)に発症する「発達性吃音」
  • 思春期(13歳~20歳)以降に発症する「獲得性吃音」

どちらの割合が多いかというと、前者の「発達性吃音」が約90%くらいです。小さい子に吃音が多いのもうなずけますね。

でも、その発達性吃音は、小学生の年齢でおよそ8割程度は自然に治ってしまうようです。きっと、成長に伴って脳の情報機能が変わるからでしょうね。

 

しかし、中には吃音の症状がひどくなってしまい、治療が必要になることもありますので要注意です。吃りには波があり、ひどいときと気にならないときの差があります。吃りが、成長過程のひとつで起きているのか、吃音なのかを判断することは普通の人には無理でしょう。

 

どうしても心配で神経質になってしまうような場合は、一度医療機関を受診してみるのもいいでしょう。各都道府県に言語聴覚士会のホームページがあるので、言語聴覚士に相談してみると不安も減るかもしれませんね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

子供の変化はどうしても心配になってしまうのが親です。

子供の吃りは子供にストレスをかけないよう、そっとサポートしていくように心がけましょう。

ほとんどの子が成長過程の一つのようなので、あまり心配せずゆっくり話を聞いてあげてくださいね。

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