『おやつは好んで食べるのに、ご飯はほとんど食べてくれない。』
『食への興味が薄いのか、ご飯の時間にじっとしていられない。』
『せっかく作ったご飯がほとんど手つかずで残してしまうので、イライラしてしまう。』
こんな悩みありませんか?
実は我が家はまさにこの悩みにドンピシャです…。お腹が空すけば食べるだろうと思っていても、イヤイヤ期と重なりご飯の時間は逃げ回る始末…。
このまま放っておくと…
『栄養が足りず、成長にも影響が出るかもしれない。』
『幼稚園に入っても、給食時間にじっと座っている事が出来ないかもしれない。』
『毎日ご飯が残るので、食事支度が嫌になり鬱気味になってしまうかもしれない。』
など、成長段階での心配も出てきますよね。
見た目から楽しめるように色々工夫してみるものの、なかなか思うように食べてくれない我が子…。
食が細いのは体質もあるかと思いますが、原因はどこにあるのでしょうか?
今回は、2歳児がご飯を食べない原因と対処法について、いくつか紹介していきたいと思います。
間食のし過ぎ
ご飯は食べないけれど、おやつは喜んで食べる傾向はありませんか?
「お腹が空いた=おやつが貰える」と間違って理解してしまっているのかもしれません。
子供の胃や腸は機能もまだまだ未熟なので、おやつを少しでも摂り過ぎてしまうと、満腹になってご飯を食べられなくなってしまいます。
また、ご飯はおやつだと認識してしまうと、いつまでもご飯を食べようとしなくなりますので、おやつはなるべく子供の目の付くところには置かず、市販のお菓子もなるべく与えないようにしましょう。
蒸したサツマイモや小魚など、おやつでも栄養補給できるようなメニューに変えてみるのも効果的です。
我が家も、午後のお昼寝から起きてきたら断固としておやつは与えず、夕飯まで我慢させるようにしたら、前よりは食べる量が増えました。
飲料の飲み過ぎ
意外に見逃しがちなのが、飲料の飲み過ぎではないでしょうか。
おやつ同様、子供はジュースや乳酸飲料を欲しがりますが、それには甘味料や砂糖が多く使われていて、それを飲み干すだけでもかなりお腹が膨れてしまいます。
ご飯の前はお茶などを少なめに飲ませるなど変更しましょう。
そして、ご飯の時も最初から飲み物は出さず、ある程度食べたら出すように工夫してみて下さい。
うちの娘もご飯と一緒に出すと、まず飲み物を飲んでしまう傾向にあったので、始めから出すのをやめたら飲料への執着は薄くなりましたよ。
運動量が少ない
いくら食事と食事の時間が空いても、運動量が少なければカロリー消費も少なくなります。その結果、あまりお腹が空かずご飯を食べれないという事があります。
子供は活発に動き回るものというイメージかもしれませんが、本を見たりお絵かきしたりと、静かな遊びが好きな子ももちろんいます。
もし、運動量が少ないと感じる時は、一緒に散歩に出てみたり、公園に遊びに行ってみたり、少し体を動かす時間を増やしてみてはいかがでしょうか?
気分を変え、お弁当持ってピクニック感覚でみんなと一緒に外でご飯を食べてみるのも、食事の楽しさが伝わり、食への興味がわくきっかけになるかもしれませんよ。
好き嫌いが多い
好き嫌いが多いのも、食の細さへの影響がある場合もあります。
好き嫌いをしないに越したことはないですが、嫌いなものを無理強いして食べさせようとしても余計に食事の時間が苦痛になります。
まずは、好んで食べるものから食べさせるようにしてみましょう。
そして、苦手なものは細かくするかペーストにして、野菜ジュースなどに一緒に入れて食べさせるようにすると、知らぬ間に食べてくれることも多いですよ。
また、料理する事に興味があるのであれば、一緒に作ってみる事も効果的です。
少しのお手伝いでも、自分が作ったものだと思えば、いつもよりも興味を持って食べてくれるものですよ。
子供の興味を引くような、見た目に変えてみましょう。
中には元々食への関心が薄い場合があります。
食事の時間にお腹が空かず、食べる事に対して楽しさを感じられない為、食事の時間にじっとしていられず、集中できないのです。
すぐに「ごちそうさま」と言って、椅子から脱走したりしませんか?
我が家はまさにこれで、外食の時は本当に苦労するのでゆっくり食べられないのはもちろん、外食自体が憂鬱になってしまいました。
そこでそんなときは、まずは見た目から変えて子供の興味を引いてみましょう。
お子様ランチみたいにしたり、お弁当箱に詰めてみたり。今は100均で何でも揃う時代です。ご飯が可愛くなるようなグッズをいくつか買って試してみるのも良いと思います。
食べなきゃダメは逆効果
いくら子供がご飯を食べてくれないからといって、
「早く食べなさい。」
「食べないと、もうテレビ見せないよ。」
など、食事を強要するような言い方は逆効果です。
子供は食事をするどころか、余計に食事の時間が苦痛になってしまいます。
なので、
「アンパンマンは、ご飯をいっぱい食べるから強いんだね。」
「こんなに食べたんだ、すごいね!」
など、子供が食事に前向きに向き合えるような言葉に変えてみましょう。
食事を柔軟に考えてみる。
ごはんを食べさせなくてはと思うのではなくて、食べてくれればいいやともう少し発想を柔軟にしてみましょう。
おやつ感覚のメニューに変えてみるのも一つの方法です。
おやつのケーキを食べるようなら、蒸しケーキやホットケーキにカボチャやニンジンなどを細かくして一緒に焼いてみたりしてはいかがでしょうか。
また、いつもお腹が空いておやつをたくさん食べる時間にお菓子ではなく、小さなおにぎりを食べさせてみるなど、食事の時間をずらして食べさせてみる方法もあります。
まずは、食べてくれる時に食べさせて、少しずつ3食のリズムを付けていく方法もありますよ。
まとめ
日々忙しい中、せっかく用意した食事にほとんど興味を持たずに残されてばかりなのは、ママとしては辛いし、イラっとしてしまう事もありますよね。
また、今後の成長に関しても不安は募るばかりかもしれませんが、ママが神経質になり過ぎると子供はそれに敏感に反応してしまいます。
身長と体重が成長曲線の間におさまっているのであれば、あまり心配はいりません。
食事の量もそれぞれペースがありますので、言葉かけを変えてみたり、見た目で楽しめるようなものに変えてみたり工夫してみましょう。
同じくらいのお友達と一緒に食事する機会を増やしてみるのも良いですね。
我が家も食の細さには現在進行形で手をこまねいている最中ですが、何よりもママが食事中に笑顔でいてくれることが一番大切なのかなと思います。
食べずに遊びだしたり、とにかく食べ終わるまで時間がかかったりとイライラしてしまう事もあるかもしれませんが、まずは食事の時間は楽しいものだと思ってくれるように、試行錯誤して最善の方法を見付けましょう。
一緒に遊んで、一緒に食べて、やっぱり、ママの作るご飯を美味しいと喜んで食べてもらいたいですからね。
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