『スタイをしていると、首にあせもができてしまう。』
『暑い時期になってくると、あせもができて痒がる。』
『よだれが首までいってしまい、首があせもだらけになってしまう。』
こんなお悩みありませんか?
1歳前後で暑い季節になると気になるのが、首のあせも。
その状態がひどくなってしまうと・・・
『痒みや痛みが我慢できずに、いつも機嫌が悪い状態が続いて、あやすのが大変。』
『あせもを見た姑さんから、もっときちんとしなさいと小言を言われてしまう。』
『場合によっては、あせもよりひどい皮膚病になってしまう。』
など、あせもは重症化することもあるので早めに処置をしてあげたいですね。
今回は、乳児のあせもを重症化させないためにできるケアの方法についてまとめました。
夏場のあせも対策を知り、少しでも子供の皮膚を守れるよう参考にしてください。
あせもができてしまう原因は?
実は、あせもと一口にいっても3種類あります。
- 一つ目は、赤い色のあせも【紅色汗疹(こうしょくかんしん)】
- 二つ目は、透明なあせも【水晶様汗疹(すいしょうようかんしん】
- 三つ目が【深在性汗疹(しんざいせいかんしん)】
三つ目の深在性汗疹は、熱帯気候で起こりやすいあせもです。日本では珍しい部類になります。
普段子育てをしている中で多く見られるあせもが、一つ目の紅色汗疹と二つ目の水晶様汗疹なのです。
上記の2種類のあせもの違いは、痛みや痒みが伴うかの違いです。
紅色汗疹は、痛みや痒みを伴います。
汗をかき、汗線が詰まってしまうことで皮膚に炎症を起こしてしまい、痛みや痒みが起こってしまう皮膚トラブルのことです。炎症を治さない限り、あせもの上に汗をかくとしみてしまったりして痛みがでます。
水晶様汗疹は、かゆみや痛みがなく、ちいさい水ぶくれが出るだけなのが特徴です。
あせものケアに大切なことは?
あせもは、悪化する前に痛みを治すことが大切です。
痛みや痒みが強いとお子さんの機嫌が悪くなってしまうことや、夜に寝苦しい日が続いてしまいとてもかわいそうな思いをさせてしまいます。
軽いうちにあせもを治すのに必要なことは、
- 清潔を保つこと
- 乾燥させておくこと
- 適切な薬を塗ること
この3つがとても大切です。
普段のケアも大切ですが、痛みや痒みがひどい場合はきちんと病院で診てもらうことが一番効果的。大切なことを踏まえた上で、どのようなケアをするといいのか具体的に見ていきましょう。
こまめに汗を拭く
こまめに汗を拭くようにしているお母さんは多いはず。しかし拭き方にもコツがあります。
乾いたタオルより、濡れたタオルで拭くのがおすすめ。
汗をかくと肌は傷つきやすくなるので、濡れたタオルで優しく拭き取ってあげましょう。
また、汗をかくことは、身体の体温を下げる重要な役割も果たしているので、全部拭き取るのではなく、ポンポン抑えるように拭くようにしましょう。
あせもで痛くなっている場所はタオルが触れると痛く感じることもあるので、注意が必要です。
お風呂のほかにもシャワータイムを設ける
1日2回もお風呂に入れるのは大変ですが、昼間などに水遊びを兼ねて軽くシャワーで流すだけでもだいぶ違います。
夏場は汗をかきやすいうえに、体温調節も大変なので、ちょっとクールダウンをする、水遊びをさせてあげられるなど、あせも以外にも効果があるので一石二鳥ですね。
うちでもお散歩から帰ってきてから、よくシャワーを浴びさせます。
その時に汗をかいた洋服を変えるといいですね◎
汗を吸い込んだ洋服は、清潔を保つ面であまりよくないので、お着替えをさせるタイミングにもちょうどよくおすすめです。
シャワー後などは、ワセリンを塗ってあげると効果的ですよ。
汗をかいたうえにワセリンを塗っても意味がないので、汗を流してから塗るようにしましょう。
寝ているときはスタイを外す
よだれであせもがひどくなってしまう子は、お昼寝や夜寝付いた後はよだれの心配もあまりないので、スタイをなるべく外すように心掛けましょう。
赤ちゃんは首回りにどうしてもごみや汗が溜まりやすいので、スタイをこまめに交換するといいですね。手ぬぐいのような生地のほうがあせもができにくく、さらにおすすめです◎
必要以上にスタイを付けないようにして、首回りのむれをなるべくなくしてあげると、あせもの改善になりますよ。
お風呂の際は、首に溜まった汚れはしっかり落としてあげましょう。
お風呂上りに、ベビーパウダーなどを使用して、少し乾燥させてあげるといいですね。
小児科や皮膚科を受診する
一番確実なのが、病院を受診することです。
こまめに拭いたり、ケアをしていてもなかなか治らない場合はひどくなる前に受診しましょう。
小児科と皮膚科どちらにいけばいいのか悩む方も多いはず。
赤ちゃんのことなら、まずは小児科で診てもらうのが安心です。
小児科でも改善が見られない場合、皮膚トラブルのみの場合は皮膚科に行くといいでしょう。
皮膚トラブルのほかに、発熱や嘔吐、下痢などの症状がある場合は、小児科を受診しましょう。
あせもなのか、水疱瘡などのほかの病気なのかわからないときは小児科を受診すると、一度病院へ行っただけで済んでしまい、二度手間にもなりません。
どちらがいいのかわからないときは、とりあえず小児科を受診してみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんの肌はとても敏感でトラブルが起きやすいです。
あせも以外にも刺激物に対する反応や、突発性発疹など様々な肌トラブルがでてくるでしょう。
自分で判断できないときは、すぐに病院を受診してそのトラブルにあった対処法を見つけましょうね。
肌トラブルが重症化する前に素早い対処をしてあげるよう頑張りましょう!
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