『ご飯だと椅子に座らせても、すぐに椅子から脱走して遊び始めてしまう』
『せっかく作った離乳食も、ほとんど食べずにいつも途中でやめてしまう』
『食べさせようとすると、暴れて嫌がりご飯もめちゃくちゃにしてしまう』
こんな悩みありませんか?
卒乳・断乳前に、なかなか進まない離乳食に手をこまねいているママさんも多いのではないでしょうか。食べてもらいたいけれど、嫌がるのを無理矢理食べさせるのも可哀そうだし…。
でも、母乳やミルク以外からも栄養を摂らせないと…と、頭の中で堂々巡りしてしまっていませんか?そして、それがエスカレートすると…
『いつまでもだらだらと遊び食いが続いてしまい、早い段階で虫歯になってしまった』
『落ち着いて座っている事が出来ないので、大きくなっても外で食事が出来ない』
『幼稚園に入っても、自分の子だけみんなと同じようにお利口に座っている事が出来ないかもしれない』
なんて、さらに負のイメージを膨らませてしまっていませんか?確かに今後の事を考えると、ご飯の時間はご飯にだけ集中してもらいたいものですよね。
そこで今回は、離乳食を食べない 11か月の我が子が集中出来ない理由と対策方法を紹介したいと思います。
離乳食に集中しない理由
色んな物に興味を示す時期
椅子に座らせて食べさせる明確な時期の決まりはありませんが、しっかりとお座りが出来るようになり、離乳食も後期に差し掛かる10か月前後が一般的ではないでしょうか?
しかし、この頃は食事以外にも色んな物に興味を示す時期です。見るものすべてが気になって仕方がないのです。また、一人遊びも長くなってくる時期ですので、遊びたくて仕方がない子もいます。
正直、3歳になるうちの娘も、まだまだ長い時間はじっとはしていられません。外食なんてしようものならなおさらです。なので、まだそんなに焦る必要はありませんよ。よっぽどご飯が大好きで、遊びよりもご飯!という子がじっと座っているような時期ですからね(笑)。
食への関心が薄い
決してママのご飯が嫌なのではなく、食自体への興味関心が薄い場合です。
うちの娘も、なかなか食べてはくれなくて、今でも食が細いのは続いていますが、標準的に成長しています。
それでなくとも離乳食は薄味が基本ですので、まだ美味しいものだとは思えない子も多くいます。そのため、食事の時間が楽しくて満たされる時間だという事が認識できないので、食べる事に集中できない事もありますよ。
いつまでも食が細いのは心配になるかもしれませんが、お子様にとってはそれが十分な量という事になりますので、過度に心配する事は無いようです。
あまりお腹が空いていない
ご飯の時間に必ずしも空腹状態とは限りません。
大人だってそうですよね?少しでも食事のタイミングがずれたり、ちょっと食べ過ぎてしまったりすると、いつもの時間にはまだお腹が空いていないなんて事はザラにありますよね。お子様も同じです。
まだミルクや母乳をちょこちょこ飲んでいるのなら、なかなかお腹が空かないのかもしれません。
既に卒乳していても、水分を多く摂ってしまったりしていると、お腹が膨れて離乳食が進まない時もあります。しかし、まだ言葉では伝えられないので、椅子から立ち上がったり、遊び始めたりしてアピールしている事もありますよ。
離乳食を食べない11か月の対策方法
とは言え、やはり多少はお利口に座って食べてもらいたいのがママさんの本音(笑)。
少しでも長い時間離乳食に集中できる対策方法をいくつか紹介します。
食器や椅子を変えてみる
いつも使っている食器や椅子を、お子様の好きなキャラクターに変えてみましょう。
また、お気に入りのぬいぐるみなどがある場合は、横に一緒に座らせて、『○○と一緒にもぐもぐしようね』などと声を掛けてあげましょう。大好きなキャラクター物は目でも楽しめるので、喜んで長く椅子に座ってくれる場合がありますよ。
さらに、離乳食もお弁当のようにしてみたり、あえて大人と同じようなお皿に取り分けてあげたりすると、特別感が出て集中して食べてくれる事もあります。
たくさん遊ばせて、空腹にする
お腹を空かせるのはもちろん、おもちゃで遊ぶのにも一旦飽きが来るように、食事の前に思いっきり遊ばせましょう。お腹も空き、遊ぶのにも飽きていると、大人しく座って食事をしてくれますよ。
また、食事の時はおもちゃは目の付かない場所にしまったり、テレビも消したりするとさらに効果的ですよ。
母乳やミルク、お茶などを好んで飲む時は、食事前は少し控えてあげると、お腹も膨れていないのでこちらも効果が期待できますよ。
ベルト付きの椅子にしてみる
もしかしたら、まだ普通の椅子が早いのかもしれません。
以前使っていたベルト付きの椅子でなら落ち着いて座っているのであれば、引き続き使っていても良いと思いますよ。その椅子がお気に入りなのかもしれませんね。
無理強いはしない
無理矢理椅子に座らせて食べさせるのは逆効果です。
お子様にとって苦痛の時間だと認識されてしまいます、もし食事の時間を嫌がり、すぐに脱走してあまり食べてくれない時は、おやつを野菜の蒸しパンにしてみるなど、栄養を取るタイミングをずらしてみても良いかもしれませんよ。
まとめ
毎回食事の度に大人しく座ってくれない事にイライラしたり、困惑したり、最終的には無理矢理座らせて食べさせてしまいがちですが、まずは食事の時間を楽しいと思ってくれる事が大切です。
座らないなら座るまで遊ばせてみましょう。
お腹が空けば必ずそばに寄ってきます。あえてパパとママが先に食べてしまっても良いと思います。美味しそうに食べている姿を見るとお腹が空き、大人しく座って食べてくれたりするものです。実際、我が家がそうでした(笑)。
少しずつ、1分・5分・10分と長く座って食事に集中してくれるようになれば大丈夫です。
焦らずに行きましょうね。
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