『さっきまで元気に遊んでいたのに、急に熱が出てしまった。』
『夜に発熱してしまったけど、病院へ行くタイミングがわからない。』
『熱を出して苦しそうな子供を見てお母さんが焦ってしまう。』
こんなお悩みありませんか?
子供は急に熱を出すことが多いです。夕方や夜、朝方にかけて熱を出してしまうと病院もやっていないし、どうしていいかわからず焦ってしまった経験があるお母さんも多いのではないでしょうか。
子供が熱を出してお母さんが焦ってしまうと・・・
『子供が不安になってしまう。』
『他の症状に気が付くことができない。』
『熱への対処をうまくしてあげることができない。』
など、子供の熱に対応することが遅れてしまいます。
今回は、子供が急に熱を出してしまったときに落ち着いて対処できるように親の心構えについてまとめました。急な発熱にすばやく対応するための参考にしてください。
まずは落ち着きましょう!
子供が熱を出すと心配だし、病気を疑ったりして焦ってしまいますよね。
でも、子供が突然熱を出すことは珍しいことではありません。慌てて病院へ連れて行っても、病院についたころには熱が下がっているなんてこともあります。
大きくなって免疫力や体力がつくまでは、様々な原因で熱が出るものなので、落ち着いて子供の様子を観察するようにしましょう。
熱が出ているだけなら急いで病院へ行かなくても、おうちで対応してあげられることがいくつかあります。子供の様子を見ながら熱に対応できるようにまずはお母さんが落ち着いて、状況を把握できるように心がけましょう!
子供の様子をチェックしましょう
まずは水分をしっかりとることができているか、ぐったりしていないか、機嫌はどうかなど普段の様子と見比べてみましょう。ただの熱だと、普段と変わらない様子で熱に気が付かないこともあるくらい元気な子も中にはいます。
- 顔色が悪い。
- 名前を呼んでも反応がない。
- けいれんを起こした。
- 嘔吐が収まらない。
- 水分がとれない。
このような症状が現れた場合は、受診したほうがいいでしょう。
手足を触ってみる
手や足を触ってみて冷たいようなら、まだまだこれから熱が上がっていくサインです。寒がってくるはずなので、きちんとお布団をかけて暖かくしてあげましょう。
手足が温かくなってきたら、熱が上がり切ったサインだと思っていいでしょう。今度は薄着にして、脇や首、頭などを冷やしてあげましょう。
冷えピタは気持ちを安心させるものだと思ってください。
効果があるのはやはり保冷剤です。
汗をかいているのは、熱を下げようとしているサインなので、着替えさせて、身体を拭いてあげましょう。
怖いのが熱性けいれん
38度以上の高熱と一緒に起こる発作性疾患のことを熱性けいれんといいます。
日本では6歳未満の子供が、およそ10人に1人の割合で起こると言われています。
もし熱が上がってけいれんを起こしてしまったら、落ち着くことが第一です。びっくりしないお母さんはいないでしょう。でも、一番びっくりしているのは子供です。
お母さんがしっかり落ち着いて対応してあげましょう。
- 意識はあるか
- 呼吸はどうか
- 何分ほどのけいれんか
- 顔色はどうか
しっかり子供の様子を観察し、先生に状況を伝えられるようにしましょう。
- けいれんを起こしたときは横向きにして嘔吐物がのどに詰まらないようにする。
- 口にもの、飲み物は入れない
- 抱っこをしたり、大声で呼びかけたりして刺激を与えない
最低でもこの3つをして、病院へ電話をかけましょう。
お母さんが落ち着かないとできないことなので、深呼吸をしてしっかり対応できるようにしましょう。
焦らないためにも普段から病院をチェックしておきましょう
休日当番医や、夜間の子供医療相談の電話番号をいつでも見ることができる場所にメモして用意しておくと良いです。
子供が急な発熱を起こすのは、疲れが溜まってくる夕方から夜、朝方にかけてが多いです。日中ならすぐに受診することができますが、休日や夜間はそうはいきません。普通の熱なら、受診しても解熱剤程度しか処方してもらえないでしょう。
先ほど紹介した、不安な症状がない場合は無理に受診するのではなく、お家での対応をしっかりして、次の日の朝一で受診するのも手段の一つです。
子供医療相談の窓口では、年齢や症状を話すとアドバイスや受診の相談を聞いてくれるので、不安な場合は一度電話をかけてみると安心です。
まとめ
大切な子供が熱を出して苦しんでいるのはとてもつらいですよね。
小学生になるまでは、突発的な熱が出ることが多いと思います。
私も子育てをしていますが、何回経験しても子供の熱は心配になります。
一番大切なのは『落ち着いて子供をよく観察すること。』です。
何回か経験するうちに、普段の熱の上がり方か、ちょっと違った熱の上がり方なのかもわかってきますよ。
不安な時は迷わず病院へ電話して、素早い対処ができるよう心がけましょう。
熱以外の症状も見落とさないよう、落ち着いて子供を見守ることができれば大丈夫です。
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