『何度教えても、玄関で靴を脱ごうとしてくれない』
『靴のまま玄関に上がってしまうので、毎回床が汚れてしまう』
『一度履くと、なかなか脱ぎたがらないので困ってしまう』
こんな悩みありませんか?
歩き始めた子供が靴を履いて歩く姿はとても愛らしく、見ていて微笑ましいものですよね。
しかし、家の中も外も関係なく、いつまでもずっと履きたがってしまうのには、ちょっと困ってしまいますよね。
可愛いからとしっかり教えないままでいると…。
『外出先でも靴を脱ごうとせず、お友達の家の床を汚してしまった』
『毎回脱がせてあげていたら、自分で靴を脱ごうとしなくなった』
『何度教えても直らないので、靴を履かせるのが憂鬱になってしまった』
なんて事になってしまうかもしれませんよね。
今回は、玄関で靴を脱がない1歳児がしっかりと靴を脱ぐようになる方法をいくつか紹介しますね。
遊びの延長で教えてあげる
まず1歳という年齢では、大人の話している事をしっかりと理解するというのはまだ難しい時期です。
どんなに口で説明しても、子供の頭の中には「?」マークがたくさんあり、しつこく繰り返すと、このお話はつまらない事と認識してしまい、お話を聞くのすら嫌がってしまうようになります。
そんな時は、遊びの感覚で、お家に入る時は靴を脱ぐというのを教えてあげるようにしましょう。
絵本に興味があるなら、躾用の絵本の読み聞かせでも良いのですが、まだ集中して絵本を見る事ができないようなのであれば、ぬいぐるみなどを使って、靴の脱着を教えてあげましょう。
うちの娘は歩き始めは早かったのですが、靴を履くのは違和感があるのか嫌がってしまう方でした。とは言え、外出の度に抱っこするのも大変ですし、裸足で歩かせるわけにもいきませんでしたので、お気に入りのぬいぐるみで遊ぶ時に、そのぬいぐるみに靴を履かせるようにしてみました。
「靴を履くと足が汚れなくていいね」
「わぁ!靴を履くと歩きやすい」
などとお話しながら、靴を履くと楽しいんだよというイメージにしていくようにしました。
すると、何度か繰り返し遊ぶうちに、自分からぬいぐるみに靴を履かせて、トコトコ歩かせるようになっていきました。
この遊びで、外出の時は靴を履いて歩くというのが少し理解できたのか、靴を履くのを嫌がる事が徐々に少なくなっていきました。
ケースは違いますが、このような遊びを取り入れる事で、家に入る時は靴を脱ぐものという事を習慣づける事が出来ます。
靴を履かせたぬいぐるみが、家に入る時に靴を脱いでいる様子を根気よく見せてあげれば、子供も徐々に理解していきます。
「今度ぬいぐるみさんと一緒に靴を脱いでみようか」
と前向きに誘ってあげましょう。
楽しんで教える事で、子供もどんどん意欲的になっていきますよ。
子供用の脱着用の椅子を準備してあげる
子供に靴を脱着させる時には、座らせなければなりませんよね。
立ったままという子供もいるかもしれませんが、まだしっかりとバランスが取れない時期ですので、転倒防止の為に座らせてあげるようにして下さい。
その時に使う、子供専用の椅子を準備してあげましょう。
子供が好きなキャラクターのもので構いませんし、100均などで購入できる簡易の椅子でも構いません。
椅子を準備したら、靴の脱着の時は必ずその椅子に座らせるようにして下さい。
なぜかと言うと、家から出る時と入る前にワンクッション置かせるためです。
玄関で靴を脱ごうとしない原因の一つに、外から入ってきたその勢いのまま部屋に入ってしまう事が挙げられます。
最近では、持ち家、賃貸問わず、玄関が小上がりになっていないデザインのお家も増えてきています。
段差があれば子供も躊躇しますが、平らな玄関だと、勢いのまま入ってしまいますよね。
だからこそ、このワンクッションが重要なんです。
椅子を置く事はバリケードの意味も持ちますが、この椅子はお出掛けする時の特別なものだと思わせる事が大切です。
ですので、ご飯用などとは別に、玄関一択で置くようにして下さい。
「入る前に椅子さんにただいまの気持ちを込めて座りましょう」
などと声を掛け、座らせて靴を履かせる、または脱がせる事を繰り返していくうちに、自然と玄関で座る習慣が付き、靴のまま部屋に入ろうとしなくなっていきます。
また、初めはママが靴の脱着をしていても、座ってやれば脱着が楽ちんだと分かれば、自分で靴を履いたり脱いだりしようとして来ます。
子供の自発的な行動を促す効果も、椅子を置く事で期待できますよ。
子供用の小さな靴箱を置く
子供の靴は大人と同じ靴箱ですか?それとも玄関に出しっぱなしですか?
歩き始めは1足だけかもしれませんが、徐々にサンダル・ブーツなど靴の種類も増えていきます。
後々必要になる事も踏まえて、子供用の靴箱を用意するのも一つの手ですよ。
「靴さん疲れたからお家で休ませてあげようか」
などと言いながら、靴をしまう手本を見せてあげると、子供は面白がって靴箱にしまいたがります。
もちろん、しまうには靴を脱がなければなりませんから、自然と玄関で靴を脱ぐという動作が身に付いていきます。
付属の下駄箱の上におけるサイズですし、パッと見てどの靴があるのかも判断でき、子供が好きな靴を選ぶ事もできるので、我が家ではとても重宝しています。
シンプルなカラーボックスでも、シールや布で可愛らしくデコレーションも出来ますからね。子供と一緒に手作りで世界に一つだけの靴箱を作ってあげると、特別感も出て、子供も喜んで靴をしまうようになりますよ。
まとめ
躾やマナーの面でも、玄関では靴を脱ぐ習慣はしっかりとつけたいと思うのは当然の事ですが、1歳児に厳しく言っても、理解するのはまだまだ難しいのが現実です。
つい声を荒げてしまうかもしれませんが、トラウマのようになってしまっては元も子もありません。
大切なのは、楽しく実践して、子供のやる気を摘み取らない事です。
様々な事に興味関心が出てきて、自分でやりたがってくる時期でもありますから、子供が靴を脱ぎたがるような工夫や声掛けをしていくようにしましょうね。
コメント