『何度教えても、洋服を後ろ前に着てしまう』
『逆だからと注意すると、ご機嫌ななめになってしまう』
『後ろ前でも気にせず出掛けようとしてしまうので、困っている』
こんな悩みありませんか?
自分で何でもやりたがるのは嬉しい事ですが、上手く出来ないゆえに、二度手間になってしまうのは子育てあるあるですよね。
そのうち上達するだろうとは思っていても…。
『毎回逆に着てしまうので、前後を逆に覚えてしまっているのではないかと心配になる』
『結局手伝う事になるので、時間が倍かかってしまう』
『手伝うとイヤイヤが始まるので、ついキツイ態度を取ってしまう』
なんて事になってしまうかもしれませんよね。
では、2歳児が後ろ前にならずに、上手に着替えが出来るようになる方法はどのようなものがあるのでしょうか?いくつか紹介しますね。
①『分かりやすい服からトライさせる』
洋服と言っても、デザインや着方も様々で、2歳児にはまだ難しいものもありますよね。
かと言って、毎日同じような服を着せるというのにも限界があります。
まずは、持っている洋服を確認して、ランク付けをしてみましょう。
前だけに大きめのイラストが描いてあったり、ボタンやリボンが付いているもの、後ろがボタンやチャックのワンピースなどは、比較的前後の区別がつきやすく、2歳でもあまり間違えずに着る事が出来ます。
逆を言えば、それ以外のタイプは、間違えやすいという事になります。
ですので、始めは分かりやすいタイプの服を渡して、一人で着替えさせるようにしましょう。
そして、間違えずに着れるようになってきたら、後ろにも絵が描いてあるものなどに一つずつステップアップしていきましょう。
②『前側に目印をつけてあげる』
2歳だと、洋服の形状を理解できず、「首が下がっている方が前だよ」などと教えても、当然の事ながら分かりませんよね(笑)
そんな時は、分かりやすいように、前側に取り外し可能の目印をつけてあげましょう。
クリップなどで簡単に作れるワッペンやバッジ、100均などで手に入る動物クリップでも構いません。
「○○が付いている方が前だよ」「○○をママの方に見せるように着てね」などと教えてあげると、子供の前後区別の理解も早くなりますよ。
始めは大きめの目印から始めて、徐々に目印を小さくしていきましょう。
小さい目印でも着れるようになったら、目印を外して一から着替えをさせてみて下さい。
最初は目印頼りだったのが、このステップを踏む事で自然と前後を区別し、間違えずに着替えられるようになりますよ。
③『子供の行動を観察してひと工夫』
洋服の前側を上に置くと、なんでか子供はそれを裏に持ち替えて着ようとするものです(笑)
だったら、初めから後ろ側を上に置いてあげれば、正しい前後で着る事が出来るようになりますよね。
このように、子供の行動を少し細かく観察してみて下さい。
後ろ前に着ようとすると、二度手間だからとすぐに横から口を挟みそうになりますが、そこをぐっと我慢して、子供の着替えを見守ってあげましょう。
そうする事により、子供の着替えの癖が見えてくるはずです。
持った時は正しい向きでも、頭を通す時に逆になってしまっていたり、腕を通す時にぐるぐると回してしまっていたり。
この癖を見極めれば、あとは洋服の置き方を工夫してあげるだけです。
一人でやりたがり、ママの手伝いを嫌がるようならば、先手を打って上手に着替えれるポジションに服をスタンバイしてあげましょうね。
④『否定しないで褒めてあげましょう』
上手に着れなくてぐずられる、時間が掛かってイライラしてしまう、忙しい時間はつい邪険にしてしまう、理由は様々ありますが、出来ない様子を見て、つい声を荒げてしまったり、「ほら、また間違ってる」「何回教えたら分かるの?何で出来ないの?」など、否定的な言葉を掛けてしまいがちですよね。
しかし、これは逆効果。
子供のやる気も自信も失わせてしまいますし、理解力も乏しくしてしまいます。
たとえ後ろ前に着ていたとしても、まずは一人で着替えられたという事をしっかりと褒めてあげましょう。
その上で、「可愛い模様が見えないね。次はママにも見えるように着て見せてくれる?」などというように、やり直させてあげましょう。
褒められる事で自信に繋がり、やり直しもイヤイヤしないでやってくれるようになりますよ。
まとめ
洋服は後ろ前、靴は左右逆、これは子育てをしていく上でのあるあるです(笑)
やりたがるのにイヤイヤされて、ママもストレスに感じてしまうかもしれませんが、この失敗から様々な事を学んでいくのです。
全部手伝うと嫌がるのであれば、出来るようなヒントや工夫を与えてあげましょう。
少しの手助けで着替えも出来て、ママのイライラも減るなら一石二鳥ですよね。
子供も思い描いてる結果と違う事が起きた時、もどかしさを覚えます。
これが2歳という年齢は、イヤイヤ期と重なり、些細な事でもイヤイヤが発動してしまうのです。
まずは時期的なものと捉えて、上手に付き合っていきましょう。
自ら進んでやりたがる意欲を失わせないように、なるべく褒めておだてて、失敗してもめげずに挑戦し続けるようになる事が大切ですからね。
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