『自分で洋服を畳みたがるけれど、キレイに出来ないので二度手間になる』
『上手く出来ないのが面白くないのか、途中でぐずりだしてしまう』
『大雑把なのか不器用なのか、何度やっても畳み方が上達しない』
こんな悩みありませんか?
3歳にもなると、何でも自分でやりたがる年頃ですよね。
進んでお手伝いをしてくれたりするのは、ママとしては嬉しいものです。
しかし、いつまでも上達しない我が子を見ていると…。
『やらせてあげたいけれど、手間ばかりが増えるのでイライラしてしまう』
『飲み込みが遅いので、知能的な部分を心配してしまう』
『厳しく教えたせいか、畳むという行為を嫌がるようになってしまった』
そんな事になってしまうかもしれません。
では、3歳児が上手に服を畳めないとき、どのように教えたら良いのでしょうか?効果的な方法をいくつか紹介したいと思います。
「ママのクオリティを押し付けない」
お手伝いもしたがるし、自分の服は自分で、脱いだ服もきちんと、躾も大切、と色々と考え、ついつい高いクオリティを求めてしまいますが、3歳児にそれは難しいという事をまずは自覚して下さい。
子供が上手く畳めなかったり、上手く出来ない事にぐずりだすのを見て、二度手間になるからと、つい厳しく教えたり、口調が荒くなってしまう事があるかと思いますが、これは逆効果。
せっかくの子供の意欲を失わせるだけでなく、委縮してしまうので、いつまでも上達しない一因になってしまう事もあります。
子供が畳んだものは基本的に否定はせず、褒めてあげる事。
直すのは子供が見ていないタイミングでやるようにしましょうね。
「簡単なものからやらせてあげる」
子供はママがしている事を真似したがります。
どうしてもママが畳んでいるものと同じものを畳みたがるものですよね。
しかし、シャツやブラウスなどは、少しハードルが高いもの。
そんな時は、簡単なタオルやハンカチ、靴下などから畳ませてみましょう。
ママと同じものじゃなければ嫌だとぐずる時は、ママも一緒に畳んであげましょう。
タオル類を子供の担当にしてあげると喜ぶことも多くあります。
タオルなら端と端を合わせてパタンとするだけですし、折る回数も少なく済みます。何より手直しも簡単ですからね(笑)
端を合わせるのが上手く出来ないようなら、始めはクルクルと丸めるだけでも大丈夫。
少しずつ畳むという感覚を覚えさせていけば良いですからね。
「同じ方向から丁寧に教えてあげる」
ついつい自分も畳みながら、向かい合わせで教えてしまいがちですが、それだと子供が理解しづらい事が多くあります。
分かりやすく、飲み込みやすくするポイントは、同じ方向から教える事。
もちろん始めは、子供の手を取って丁寧に教えてあげましょう。
「端と端をこんにちは」「真ん中から半分こ」など、子供が分かりやすいように解説しながらやると、飲み込みが早くなりますよ。
慣れてきたら、子供の隣に座って、ゆっくりと同じスピードで畳んでみましょう。
それも出来るようになってきたら、ようやく向かい合わせでの畳み方に挑戦というように、しっかりと段階を踏んであげましょうね。
「折る回数を徐々に増やす」
子供は何度も折るという工程を理解するのに時間が掛かってしまいます。
そんな時は、折る回数の少ないものから預けるようにしましょう。
例えば、短い丈の靴下は1回、もしくはそのまま同じ組み合わせを作ってもらうだけ。
タオルハンカチも半分にする1回、フェイスタオルは2回、などというように、子供のペースに合わせて徐々にステップアップさせてあげましょう。
畳み方の免許などを作って、出来るようになる度に、運転免許のようにグレードアップさせていくのも、遊びの延長の感覚で楽しんでやってくれる事もありますよ。
自分の服を全て上手に畳めるようになったらゴールド免許ですかね(笑)
「ママと一緒の共同作業にしてあげる」
なかなか一人で畳むという事が難しい時は、ママとの共同作業で教えていくようにしましょう。
1枚の服やタオルをママと一緒に畳むのです。
多少時間は掛かりますが、遊んでいる途中や時間に余裕がある時にやれば大丈夫です。
シャツの右袖をママが、左袖を子供が、というように、一緒にやって完成させてあげる事で、子供も畳む事が出来たという自信にも繋がりますし、間近で見て覚えるという事も出来ます。
初めのうちは一か所ずつ交代で、慣れてきたら子供が畳む場所を増やしていくと良いですよ。
まとめ
服をきちんと畳めることは、マナーとしてもとても大切な事です。
しかし、初めから上手く出来る子供は早々いません。
出来ないから発達障害なのではないかと思ってしまうママさんもいるかもしれませんが、それは教え方一つでガラリと変わる事もあります。
様々な方法を試してみて、子供が楽しく、分かりやすい方法を見付けてあげましょうね。
もちろん、上手く出来たら褒めてあげる事を忘れずに。
ついつい厳しくして、子供の大切な意欲や成長のチャンスを失わせないようにしましょう。
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