『食が細いわけでは無いのに、同い年の子たちより明らかに体型が小柄で心配になる』
『小柄の体形ゆえ、いつも年齢を下に見られてしまう』
『定期的な身体測定で、いつも成長曲線から外れてしまっている為、今後の成長が不安で仕方ない』
こんな悩みありませんか?
子供の成長には個人差があり、人それぞれだと分かってはいても、やはり標準的な数値よりも小さいと不安になってしまいますよね。
もしこのまま成長がスローペースのままだと…。
『身体が小さいゆえ、すぐに体調を崩しやすく、病気がちになってしまった』
『体型だけでなく、性格も控えめで引っ込み思案になってしまった』
『成長するにつれ、小柄な体型を周りからからかわれるようになってしまった』
なんて事になってしまうかもしれませんよね。
なるべく人並みには成長して欲しいと思うのが親心。しかし、成長曲線から外れた曲線を見ると、やはり心配になってしまいますよね。
今回は、成長曲線を下回る平均よりも小柄なのは大丈夫なのか?成長を促すにはどのような方法があるのか?いくつか紹介していきたいと思います。
成長曲線から、はみ出てしまうのはいけないの?
母子手帳にも記載してある成長曲線。年齢と身長・体重の関係を表しているもので、その曲線内できれいな曲線が描かれていると、標準値内で順調に成長している事が分かりますよね。
しかし、中には極端に身長が低かったり、体重が少なかったり、逆に重かったりと、曲線からはみ出してしまうお子様もいますよね。
その場合、定期検診などで、お医者さんや保健師さんから指摘を受けてしまい、やっぱりママは気になってしまうもの…。
もしかしたら何かの病気かと疑ってしまいますよね。
確かに、成長曲線はその年齢・月齢の目安となる数値ですが、94%のお子様に当てはまるようになっているのです。
100%ではないのですね。
ですので、曲線外だからと言って、神経質になる必要はありません。
あくまでも目安。大切なのは、少しずつでも良いから順調に成長している事。
標準より低くても、軽くても、前回の計測時よりもしっかり数字が増えていれば大丈夫です。
注意すべき成長曲線のパターン
成長曲線は標準値を示すだけではなく、病気の前触れを見極める一つの方法にもなっています。
もしも、急に身長の伸びが止まったり、体重の増加が止まったりした場合には注意が必要です。
乳幼児期に全く身長が伸びなかったり、体重に変化が見られないという事はあまりありません。
微量ながらも数値に変化が現れるものです。
万が一そのような様子が見られたら、成長ホルモン異常や甲状腺ホルモン異常、腎機能不全などの病が隠れているかもしれません。
ホルモン異常は骨の成長を脅かし低身長に、腎機能異常は、ビタミンDの働きを鈍らせ、骨を弱らせ、身長だけでなく体重も減退させてしまう病気です。
この場合は、ためらわずかかりつけの小児科か総合病院を受診しましょう。
小柄体型の原因と改善策は?
体型が小柄な原因はいくつかあります。改善策も一緒に紹介しますね。
体の大きさは、遺伝的な要素がある
お子様の体型を語るうえで、まず重要になるのが遺伝です。
パパやママが小柄や瘦せ型であると、お子様も同じような体型になる事が多くあります。
また、ママの身長が低く、パパの身長が高かった場合も、どちらに似るかは成長してみないと分かりませんよね。
もしも、「パパ(ママ)は背が高いのに…」と悩んでいる親御さん。お子さんにはそれぞれ成長期があり、男の子と女の子で時期も違いますし、個人差もあります。
中学・高校と大きくなるにつれ、急激に大きくなる事もあります。少しずつでも成長していれば、今は我が子の成長を見守っていても大丈夫ですよ。
ゆっくりと成長してくれる、親孝行な子だと思いましょうね。
それでもやはり気にかかるという時は、チーズや小魚など、カルシウムを多く含む物を食べさせたり、食生活を気を付けてみて下さいね。
母乳育児かミルク育児
完全母乳か粉ミルクかでも身長や体重の増加に相違があるようです。
母乳で育っている子は、消化が早い為、体重がなかなか増えないという傾向が見られるようです。
また、女の子は、男の子よりもやはり小柄体型ですしね。
今は母乳だけでも、離乳食が始まり、母乳以外にもお茶やスキムミルクなどを飲むようになってくれば、身長・体重にも変化が見られるようになってきます。
離乳食も後期になればヨーグルトやカルシウム入りのおやつなども食べられるようになってきます。もし、牛乳をあまり飲んでくれないような時は、これらで補う事も可能です。
体の代謝機能が良い
しっかりとご飯を食べて、好き嫌いも少なく、牛乳も飲んでいるのに体型が小柄だという場合は、新陳代謝機能が活発という事が考えられます。
元々お子様の代謝機能は高い方ですが、しっかり食べても、その分しっかりと身体を動かせば、摂取したエネルギーは使われてしまいますよね。
よく食べ、よく遊び、良く寝る子は健康な証拠です。あまり神経質になる必要はありませんよ。
代謝が良くエネルギーが足りないかな?と感じたら、おやつをお菓子ではなく小さいおにぎりにしてみるなど工夫してみても良いかもしれませんよ。
まとめ
お子様の成長に個人差があるのは当たり前です。
周りの子と比べて不安な気持ちになる必要はありません。
少しずつでも成長していれば大丈夫。
お子様自身の成長期にグンっと成長してくれますし、体質的な遺伝もあります。
モデルさんでも太らない体質の人は大勢いますからね。
今はしっかりとお子様の成長を見守ってあげましょうね。
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