「卒乳の事も考えて、フォローアップミルクを使いたいが、適齢がいつなのか分からない」
「粉ミルクは抵抗なく飲むのに、味が違うからか飲んでくれない」
「飲ませる量の適量が分からず、心配になる」
こんな悩みありませんか?
ミルク育児の方に限らず、卒乳や離乳食への移行の段階に気になるのが、フォローアップミルクですよね。
卒乳や牛乳デビューまでの繋ぎとして利用しようとは思っていても、粉ミルクとも違うので、色々と悩んでしまうものです。
とりあえず飲ませてはみるものの…。
「気に入ってくれはしたものの、その分離乳食を食べなくなってしまった」
「フォローアップミルクのトラウマか、牛乳も警戒して飲んでくれなくなった」
「飲ませ過ぎて、太り気味になってしまった」
なんて事になってしまうかもしれませんよね。
では、フォローアップミルクの上手な進め方はどのようなものがあるのか?
いくつか紹介しますね。
必ずしも飲ませなければならないものではないという認識を持つ
牛乳はアレルギーがあるかもしれないし、飲めなかった時の為に、もしくは牛乳までの練習の為にと、何かと理由を付けて「飲ませなければ!!」と躍起になってしまいがちですが、フォローアップミルクは必ずしも飲ませなければならないものではありません。
開始適齢期としては、表示にもあるように9ヶ月頃からです。
離乳食が3回食になってくる頃ですよね。
また、マグマグやストローでお茶などの水分補給も好んでするようになってくる頃です。
まず大前提として、フォローアップミルクは、牛乳やミルクの代わりというわけでは無く、離乳食などで補給できない栄養分の補助分として使うものという事を理解しましょう。
もちろん栄養分が多く含まれているものですので、試しに飲ませて欲しがるようであれば飲ませてもらって全く構いません。
離乳食が上手く進まず、母乳の出も少ないなど、食事面で心配がある場合、食事以外の栄養補給としてフォローアップミルクが良く使われます。
ですので、離乳食も3回食になり、野菜やお肉、ご飯などをしっかりと食べているようであれば、無理にフォローアップミルクは使う必要はありません。
うちの娘も食が細く、離乳食も食べきる事はあまりありませんでした。
完全母乳でしたので、3回食でも母乳は飲んでいましたが、時期的に出る量も少なくなってきていたので、ストロー飲みが上手くなってきた頃合いを見計らって、フォローアップミルクを使ってみました。
が…、うちの娘の口には合わなかったらしく、嫌がって飲んではくれませんでした。
食事量も少ないので、成長過程で不安は多くありましたが、検診では栄養面では指摘を受ける事無く、すくすく育ってくれたので、少ないながらの食事と牛乳などで大丈夫でした。
ですから、あまり神経質になる必要はありませんよ。
フォローアップミルクに頼り過ぎない
離乳食はあまり食べないけれど、フォローアップミルクは好んで飲むからと言って、頼り過ぎるのは厳禁です。
前述したように、あくまでも栄養補助飲料としての捉え方なので、フォローアップミルクを飲んでいるから大丈夫と思ってはいけません。
これでは偏った食事を与えているのと同じことです。
普通食に移行しても、甘えて飲ませ続けてしまうと、フォローアップミルクには銅や亜鉛が含まれていない為、銅欠乏による難治性貧血や、亜鉛欠乏による免疫不全や皮膚炎、味覚障害や低身長などに陥ってしまう恐れもあります。
健康な身体を維持するのは大人も子供も一緒、バランスの取れた食事にあります。
嫌がる食事を無理矢理口に入れなさいとは言いませんが、まずは子供が何を嫌がっているのかを明確にして、食べられるものから少しずつ食べさせ、量を増やしていく工夫をしていきましょうね。
また、食が細いのもその子の個性です。
私もその事ではかなり頭を悩ませましたが、他の子より少ない量でもその子には適量なのです。
うちの娘も成長していくにつれ、量も増えていったので、安心して下さいね。
飲ませるのではなく食べさせる
どうしても栄養面で不安があり、フォローアップミルクを使いたいのだけれど、警戒してしまって飲んでくれない場合は、飲ませるのではなく食べさせるようにしましょう。
離乳食でも、初期の普通食でも、調味料の一つとしてフォローアップミルクを使うのです。
ミルク粥のようにしたり、シチューのルーではなくフォローアップミルクで代用してみたりと、バリエーションは様々あります。
ミルク以外の味もあるので、そのまま飲ませるよりは抵抗が少なくなりますし、食事と一緒に摂れるので一石二鳥でもありますよ。
飲ませるのではなく食べさせる方法は、もちろん牛乳の時にも使えるのでおすすめです。
まとめ
栄養の為、卒乳の為、食が細い為。理由は様々ありますが、栄養補助の面ではフォローアップミルクはかなり重宝してくれます。
しかし、飲ませ過ぎは肥満や他の失調の原因にもなりますので、朝やおやつの時など回数と量を決めて与えるようにして下さいね。
また、嫌がるのを無理矢理与えてしまうと、白い色や水分補給自体を嫌がってしまう事にも繋がりますので注意が必要です。
うちの娘にも、結局ほとんど使わないまま時期が過ぎてしまいましたが、成長曲線から外れる事無く大きくなっています。
大切なのは、少量でもバランスの取れた食事です。
子供のペースに合わせて、焦らず見守ってあげるようにして下さいね。
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