「お友達がもうハイハイを始めたけど、うちの子はそんな気配が全くない」
「可愛くハイハイをする姿を早く見たい!」
「ハイハイをしない子もいるって、本当?」
小さなお尻をふりふりしながら、一生懸命ハイハイをする姿はこの時期だけの特権とも言える可愛さですよね。
ママに向かってニコニコ笑顔でハイハイするお友達を見てしまうと、羨まし~~~!と思ってしまうものです。
「長くハイハイをすると、身体の発達に良いと聞いたけど、もしもハイハイ期間が短いとどうなるの?」
「ハイハイの練習って、させるべき?」
「どうやったらハイハイ出来るようになるの?」
早くハイハイをさせたい、出来れば長くハイハイ期間であって欲しい。などの理由から、赤ちゃんにハイハイを練習させたいと思うママも居るかもしれませんね。
今回は、私の経験も踏まえて、ハイハイをしない赤ちゃんとの向き合い方とお手軽なハイハイの練習法について、まとめてみました。
ハイハイの練習はすべき?
赤ちゃんの成長の仕方は、赤ちゃんにより様々です。
寝返り、ズリバイ、ハイハイ、たっちと順当に行く子もいれば、ズリバイやハイハイをせずに立つ子も居ます。
ハイハイをせずに座った姿勢で移動ができる子も居ますね。
兄妹が居ると、下の子は早い、なんて言われていますが、我が家は全く逆で、上の子は比較的何でも早く、下の子は何でもゆっくりでした。
母子手帳なんかを見ると、◯ヶ月で~ができるようになります、なんて書いてあるので、その通りでないとママは不安になるかもしれません。
しかし実際にはその標準となる月齢よりもゆっくりとできるようになる子もたくさん居るのです。
そのような中、例えば、お友達と比べて早い・遅い、順番通りにできるようになった、といったことってあまり意味が無いように思います。
ハイハイがうんと早くできるようになった子が、小学生になった時ものすごく早く走れるかというと、そうではありません。
逆に発達がゆっくりであった子が、運動が苦手かと言うと、それも全てに当てはまるわけではありません。
ですので、焦らなくても良いのでは、と思います。
しかし、ハイハイが子供の筋肉や心肺の発達に、とても良い運動であることは昨今メディアなどでも取り上げられていますので、ご存じの方も多いかもしれません。。
私の周りでも、できるだけ長くハイハイの期間があって欲しいから、歩きだすのはゆっくりで構わない!というママも居ます。
7ヶ月というと、ハイハイをし始める子が出始めるかな?くらいの時期です。
「7ヶ月だけどまだ出来ないの・・・」なんて悩むには早すぎますが、ズリバイにも慣れてきているし、少しでも長くハイハイ期間を設けたいということであれば、少し練習をさせてみても良いかもしれませんね。
赤ちゃんの好きなものを前に置いてみる
ズリバイがまだだという場合に有効なのが、おもちゃを前に置いてあげるという方法です。
あまり遠すぎても心が折れてしまいますし、近すぎると移動しなくても届いてしまいますので、うつ伏せの姿勢になった赤ちゃんが、手を伸ばしても届かないけれど、少し前に進めば届く、という位置に置くのがポイントです。
手を伸ばし、膝を前にやるような動作を見せたら、ママが足の裏を手で支えてあげて、赤ちゃんが自分の足の蹴る力で前に進めるよう促してあげるとコツを掴みやすいですよ。
ちょっと進んだら、おもちゃをちょっと遠くにやり、ということを繰り返します。
赤ちゃんが悲しい思いをしないよう、少し練習したらおもちゃを渡してあげて下さいね。
どんどんズリバイさせる
実は我が家の下の子は、発達がちょっとゆっくりめでした。
ハイハイをし始めたのも1歳を過ぎてから。というわけで、リハビリ科に通い、看護師さんのアドバイスを受けながら様々な遊びをさせていました。
その中で看護師さんが言っていたのが、どんどんズリバイをさせましょうと言うことでした。
今できる動きをどんどん繰り返すことで、身体の筋肉が鍛えられ、次の運動発達に繋がるというものです。
実際、ズリバイからハイハイに移行する過程って、ズリバイがどんどんスムーズになり、ものすごく高速化したところである日突然お腹を浮かせるようになりますよね。
出来れば児童館など広く安全な場所で、赤ちゃんに心ゆくまでズリバイをさせてあげてください。
また、お布団やクッションなど、少し高さのあるものを越えるというのも、お腹を持ち上げ、手足で前に進む四つ這いの姿勢を学ぶのにはもってこいです。
ママのお膝などでも良いですよ。
赤ちゃんの気になるものを、一度見せてから障害物の向こう側に置くと、大体の赤ちゃんはものを避けて通るということをせず、ものを乗り越えて行こうとするので、良い練習になると思います。
お友達から刺激を受ける
ズリバイはどんどん上手になるのに、ハイハイに移らないというのは、ひょっとしたらハイハイの姿勢になろうという意志がないのかもしれません。
自然に四つん這いの姿勢をマスターできる子もいれば、そうでない子も居るんですね。
ですので、児童館などに行き、同じくらいの赤ちゃんが遊んでいる環境で、他の子のハイハイを見せるというのはとても良いことです。
実際、それまで全然ハイハイの素振りも無かった子が、児童館に行って帰ったその日に、ハイハイの練習を始めたというお話はよく聞きます。
もし、そのような環境が近くに無いようでしたら、ママや上のお子さんががハイハイを見せて教えてあげても良いですね。
まとめ
ハイハイはその姿が可愛いこともあり、早くみたいなと言う気持ちもありますよね。
なかなかしないと、ちょっと心配になります。私も、下の息子の時にはかなりネット検索をしたりしていました。
腰すわりも遅かったので、どうして・・・とイライラしてしまったこともありました。
人から言われる大丈夫だよ、とか、そのうち、という言葉は全然耳に入ってこないんですよね。
でもハイハイって実際のところ、赤ちゃんによっては全くせずに歩くようになったという場合もあるほど個人差が大きいもので、他に気になる点が無いのであれば、心配しすぎることは無いのかなと思います。
増して7ヶ月と言うと、まだまだこれからという時期です。
0歳児の時の可愛い姿って本当に一瞬一瞬で過ぎ去って行ってしまいます。
心配しすぎたり、ハイハイの練習ばかりを考えてしまって、そんな愛らしい姿を見逃すのはとっても惜しいことだと思いますよ。
一生懸命ズリバイをする姿や、のんびりお座りして遊んでいる姿、しっかりと目に焼き付けておいてくださいね。
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