5歳児だって一人前! 子どもの「だって」を上手く受け止める方法

5歳児の「だって」を受け止める 5歳児以降

「もうそろそろ帰るよ~!」 「だって、まだ帰りたくないもん!」

「もうすぐご飯だから、片付けようね~」 「だって、まだ遊びたいもん!」

「さぁ、そろそろ寝る時間だよ~」 「だって、まだ眠くないもん!」

 

子どもとのこんなやり取りが増えてきて、悩んでいませんか?

「親子の間でだけのやり取りだから・・・」と考えていると、

  • 毎回のやり取りにこちら側がイライラしてしまい、無駄に子どもを叱ってしまう。
  • 今は大丈夫でも、今後(子どもの)お友だちとの関係に影響が出てきてしまう。
  • “最悪”親子の関係が悪くなる。

・・・なんてことまで起こってしまいます。

そこで今回は、子どもの「だって」と上手く向き合っていけるポイントを紹介したいと思います。

親子共に成長の一歩にしてみてくださいね。

 

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まずは、子どもの話を受け止める

実は、この「だって」という軽い口答え、5歳頃〜小学生の時期に表れる反抗期(中間反抗期)の特徴の一つなのです。

自我や自立心が芽生えている証拠でもあり、自然な成長過程のことなので、あまり心配する必要は本当はないのです。

 

しかし、口癖のように多い「だって」。

「また“だって”か・・・」と思わずに、 「そっかぁ、〇〇なんだね」と一度子どもの話を受け止めてあげましょう。

そうすることで、子どもは「お母さん(お父さん)は自分の話をちゃんと聞いてくれるんだ」という安心を感じます。

 

また、話を受け止めてあげる時には、表情も大事です。

怒っているような顔で話しては、子どもは更に反抗するか、萎縮してしまうかのどちらかになってしまうでしょう。

お母さん(お父さん)は、優しい表情で接しましょう。

 

そうして受け止めた上で、

①どうして今は〇〇なのか、話(理由)を聞く

前述で、「だって」は、自我や自立心が芽生えている証拠だと言いましたが、口も達者になり正論も屁理屈も言うようになってくる時期です。

自分が何故「今は〇〇なのか」ということについて、自分の言葉でお母さん(お父さん)に伝えられるでしょう。多少口足らずな場面もあるかと思います。

でも、そこで「それは違う」「それはダメ」と子どもの話を中断しないで、「こう言いたいのかな」と感じたらこちらが補足しながらも、まずは最後まで子どもの話を聞いてあげてください。

 

そして、子どもが自分なりの理由を伝えられたら、

「そうだったのね」

「ちゃんと話してくれてありがとう」

「自分の気持ちを話せてすごいね」

等、理由を言えたことに対して褒めてあげましょう。ここで子どもの自信につながります。

 

②子どもの話を肯定した上で、親が提案する

例えば、「お母さん(お父さん)は、〇〇ちゃん(くん)を待っているからね」と待ちの姿勢を示したり、
「わかったよ。じゃあ、〇〇したら△△しようね」と約束したり・・・子どもの話をしっかり聞いた上で提案してみましょう。

待っていてくれるという安心感が生まれたり、約束を守ろうと張り切ったり・・・と、案外すんなりと気持ちを切り替えてくれるものです。

気が付いたら、一人でおもちゃを全て片付けられたり、ごはんや寝る準備をしっかり出来ていたりしますよ。

この「あなたをしっかり受け止めるよ」という、こちらの姿勢が大事なのです。

 

お母さん(お父さん)の気持ちを伝える

子どもの「お母さん(お父さん)、〇〇〇して」という要求に対して、「だって、〇〇〇だもん」と返してみましょう。

「実際に自分が言われてどういう気持ちになった」のか、「お母さん(お父さん)は、こういう気持ちになったんだよ」と確かめ伝えることも大事です。

「そういう風に言ったらダメ!」と叱るのではなく、どうしてダメなのかをきちんと伝えることが大事なのです。

 

「もし、お友だちだったら(お友だちに言われたら)、〇〇ちゃん(くん)はどんな気持ちになるのかな?」という聞き方でも良いでしょう。
親に言いそうな事、お友だちに言いそうな事を見極めて臨機応変に対応してみましょう。

そして、「そっか、〇〇〇の気持ちになるんだ」と子どもが気付けたら、どう言ったら良いかを一緒に考えてみると良いでしょう。

まだ5歳…いやいや、もう5歳です。ボキャブラリーは少ないながらも、一生懸命言葉を探し、自分の気持ちの伝え方を見つけるでしょう。

子どもが伝え方を見つけられたら、「そうだね、見つけられたね!」と褒めてあげることも、成長・自信の一歩になりますし、今後の態度にも現れてきます。

 

まとめ

5歳頃は、言葉が達者になり、自分一人で出来ること・やりたいことが増えてくる時期で、自立したいという気持ちも芽生えてくる一方で、まだまだお母さん(お父さん)に甘えたい年頃です。

日に日に周りの情報を吸収し、親がびっくりするくらいの急成長をしています。

色々とまだ手がかかり、忙しい時期ですが、コミュニケーションを大事に子どもと向き合い、明るく乗り切っていきましょう!

こんな時期もあっという間、ずっと続くわけではないのですから。

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