「子供が鉛筆を持っている姿。何気なく見ていると、なんだか持ち方が変!」
「慌てて正しい持ち方を教えても、すぐに元のおかしな持ち方に戻してしまう」
「小学校に入学するまでに、正しい鉛筆の持ち方を教えないと、子供が学校で苦労するかも・・・」
鉛筆って正しく持てていないと、大人になってから恥ずかしいんですよね。
書く文字にも現れてしまいますし、親としてはきちんとした持ち方を教えたいものです。
「何度言っても元に戻るのでママもイライラしてしまう」
「そもそも子供が持ち方を覚えることにやる気を出さない!」
「正しく鉛筆を持つことができるようになる便利グッズとか、あるの?」
一度癖になってしまったものを矯正するのって、非常に根気のいることです。
ですが、文字を書く機会が圧倒的に増える小学校入学までに、なんとかしたいですよね。
今回は、鉛筆の正しい持ち方を教える方法について、まとめてみました。
実はお箸と一緒
鉛筆が正しく持てていない子供。お箸はどうでしょうか?正しく持てていますか?
実は鉛筆の持ち方はお箸と同じなんです。
仮にお箸がきちんと持てていれば、「お箸と一緒だよ」と声をかけるだけで、瞬く間に鉛筆もちゃんと持てるようになります。
もしも、お箸の持ち方も怪しいのであれば、これを機にどちらも修正しましょう。
どちらの持ち方も、一度癖づいてしまうと一生ついて回りますので、小さなうちに直したいものです。
正しくもたせるグッズに頼ってみる
鉛筆の持つ場所に取り付けるゴム製のアタッチメントが市販されています。
くぼみがあり、そこに指を乗せると自然と正しく持てるようになっています。
また、三角形の形をした鉛筆も、持ち方を正しくするのに効果的です。
それぞれの辺に、親指、人差し指、中指を合わせるように持たせます。太めの物を選ぶと良いようですよ。
三角鉛筆は、鉛筆デビューの際にもおすすめです。
それぞれの指の位置にシールを貼る
正しい持ち方を教えても、すぐに忘れちゃう。という時には、鉛筆のそれぞれの指が来る位置にシールを貼ってあげると良いです。
持つ時に目に入りますので、自然に意識しますし、そのシールに合わせて持てば、きちんと持つことができます。
例えば親指には赤、人差し指の場所には青など、それぞれ違ったものならよりわかりやすいと思います。我が家では三角鉛筆にシールを貼って教えましたが、現在年中の娘もすぐに覚えることができましたよ。
また、入学までにきちんと持てるようにならなければ、そのシールを貼ったまま小学校に行くことになる、となれば、子ども自身も焦燥感を持って真剣に取組むようになるというメリットもあります。
どうして正しい持ち方をしないといけないの?
いくら「正しく鉛筆を持たないと、綺麗に書けないよ」「恥ずかしいよ」と言っても、本人が書きにくさなどを実感しないことには、きちんと持とうという気持ちにならないかもしれません。
敢えて新しい持ち方を覚えるよりも、現状まあまあ書けているなら、今の持ち方でもいいと思ってしまうものです。
例えばママが正しい持ち方で書いたきれいな字と、間違った持ち方で書いた下手な字を両方見せて、「どっちが上手な字?」と子供に比べさせてみましょう。
そこで正しい持ち方の方を選んだなら、「きちんと持つのと、そうでないのではこんなに違うんだよ」と教えてあげましょう。
実際に子供が正しく鉛筆を持って書いた時には、書けた字をうんと褒めてあげて下さい。
ママが言って駄目なら、先生などに託す!
何度言っても直らない。言えば逆に拗ねて鉛筆を放り出す。
入学前の子供って難しいですから、ママが一生懸命になればなるほど、逆効果になることもあります。
そのような場合には誰かの力を借りましょう。
幼稚園の先生に相談してみたり、習い事をしているならその先生に委ねるのも一つの方法です。
ママ以外からも言われたら、子供も「そうなんだ・・・」と思うものです。
もしくは、お習字を習えば、正しい姿勢・正しい持ち方を必ず教えてくれますから、最後の手段として習ってみるのも良いでしょう。
まとめ
鉛筆やお箸の持ち方って、一生ものですし、間違っているとおとなになってから恥ずかしいですよね。
だからこそママは一生懸命に教えるというもの。
私自身、幼少の頃、実母にお箸と鉛筆に関してかなりうるさく言われました。
当時は面倒だなとか思ったものですが、今となっては子供にちゃんと教えられるので、助かっています。
しかし子供にはそこがピンと来ないので、すぐには直そうとしないのかもしれません。
ですので、何事もはじめがとっても肝心です。
一度癖付くと、矯正するのは困難ですが、初めに正しい癖を付けておけばその後の苦労はありません。
鉛筆よりも先に練習するのがお箸だと思うのですが、この時にしっかりと練習箸などを使って正しく持たせておけば、鉛筆はその応用で簡単に持つことができます。
逆に、箸を誤って覚えてしまうと、鉛筆もなかなかきちんと持てないのです。
なかなか根気のいることですが、今しっかりと教えておくことで後々の子供のためになりますので、頑張りましょうね。
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