「長靴が大のお気に入り。晴れていても履きたがる」
「雨じゃない時は履かないよと言っても、譲らない」
「隠していても思い出して、無いと大泣きするので、なかなか出かけられない」
長靴デビューしたての頃って、天気に関わらず履きたがりますよね。
微笑ましいのですが、親としてはちょっと悩みどころでもあります。
「晴れの日に長靴を履かせていると、おかしいと見られそう」
「どうにかして子供を納得させて、普通の靴を履いて欲しい」
「長靴じゃないと嫌だとグズる子供に、どう向き合うのが正解?」
長靴だと歩いていてすぐ脱げてしまうし、公園でも遊びにくいですから、出来れば普通の靴を履いてほしいですよね。
では、長靴好きで長靴しか履かない3歳児と、どう向き合えば良いのでしょうか。
自分でも履きやすい靴を用意
小さい子が長靴を好きなことの理由のひとつに、自分で履けるからというのが挙げられます。
スニーカーと違って、自分で足をスルッと入れるだけで履ける長靴は、なんだかちょっと大きくなった気持ちになるんでしょうね。
例えばスリッポンなど、自分で履きやすい靴をひとつ用意して、それを自分で履いてもらい、上手にできたらものすごく褒めてあげましょう。
「すごいね、普通の靴も自分で履けるなんて、お兄さんだね!!」と大袈裟なくらい、「普通の靴」を自分で履けたことを褒めてあげると、普通の靴も履きたがるようになってくれるかもしれません。
長靴でもOK
どうしても長靴が良いというのであれば、晴れていたって長靴を履いても良いのではないでしょうか。
それでスムーズに機嫌よくお出かけ出来るのであれば、そのほうが良いと思います。
仮に強引にスニーカーを履かせて、終始グズグズのままだと、そのほうがママも辛い思いをすることになります。
長靴ブームといっても何ヶ月も続くものではありません。
実際、子供の長靴ってたくさん履いてくたびれる前にサイズアウトしてしまうことが多いので、たくさん履いてくれるならむしろラッキーです。
思う存分履いてもらったら、そのうち飽きて言わなくなるものですよ。
もし気になるのであれば、スニーカーはバッグに忍ばせておいて、公園で遊ぶ際に履き替えるのはいかがでしょう。
もし子供が嫌がったら「履き替えないなら公園で遊べないよ。公園では長靴で遊ぶのは危ないから、駄目」と教えます。
それでも子供が長靴を譲らないのであれば、ママも妥協せず、本当に遊ばず帰ってしまいましょう。
園にも履いて行きたがる時には
幼稚園や保育園にも長靴で行くというのであれば、園に入るまでだよと境界線を決めて好きにさせてあげましょう。
園では集団生活ですから、服装や格好は決められたものに従わねばなりません。
長靴では安全にも関わりますし、先生の手をわずらわせることにもなりかねません。
ですので、ここまでというラインをハッキリと決めておいて、そこを過ぎたら普通の靴に履き替えさせるべきです。
また、せっかく園まで長靴で行くのなら、その状況を利用するのも一つの方法です。
「お友達、誰も長靴履いてないよ。今日、雨じゃないからみんなわかってるんだね」
と、お友達の様子を見せてあげましょう。
雨じゃない時には長靴を履くものじゃないんだということや、雨じゃないのに長靴を履いていたらかっこ悪いんだということを目の当たりにすれば、自然と使い分けを理解できるようになるものです。
人目は気にしない!
お日様がカッカと照る真夏なんかに、子供に長靴を履かせていると白い目で見られるのでは、なんて悩んでしまうママも居るかもしれません。
ですが、他人の目をいちいち気にしていては、気難しい2~3歳児の相手なんてしてられませんよね。
誰かに迷惑を掛けることでないのであれば、何も気にすることはないのです。
見ている側も、「あらっ!こんな日に長靴!?」なんて言う人はそんなにいません。
多くの人は「お気に入りなのね」とか、「ママも大変ね」と微笑ましく眺めてくれますよ。
まとめ
2~3歳というと、イヤイヤ期でもあり、難しい頃ですよね。
服装なんかやキャラクターにもこだわりが強くなる頃でもあります。
長靴へのこだわりだけでなく、生活の中であらゆることでママは気を揉んでいるのではないでしょうか。
とっても可愛らしくて「長靴、かっこいいね」と言うと誇らしげに笑っていました。
ママも諦めて「これしか履かないんだよ~」なんて言っていましたが、3歳になった今ではしっかりと、雨の日は長靴、晴れの日はスニーカーと使い分けることができています。
段々子ども自身も、「長靴だと走りにくいな」とか、「暑くて気持ち悪いな」とか自分で気づくようになったり、長靴ブームが去ったりして言わなくなりますので、深く悩みすぎることはないですよ。
成長に伴い、「今日は雨だから長靴はいてね」「今日は長靴いらないよ」といえば理解できるようになるものです。
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