「順調に行くと思っていた子育てが、実際は上手く行かないことばかり」
「子供に対してもイライラとしてしまう」
「もっと穏やかな気持で赤ちゃんと向き合えると思っていた」
出産前は、お腹の子がとにかく愛しくて、早く会いたくて仕方がなかったのに、出産をした途端、順調に行かない日々や、子育ての葛藤によりそんな風に思えなくなってしまったというママは、決して少なくはありません。
「新生児の頃はただただ可愛かったのに、生後3ヶ月になった今、可愛いと思えなくなってしまった」
「これからずっと、我が子を愛せないまま子育てしていくのだろうか」
「いつか虐待をしてしまうのではないかと不安」
生後三ヶ月頃なら、夜も細切れにしか寝てくれず、日中も抱っこ抱っことなってしまう時期。
ママもクタクタです。そんな中気持ちが不安定になり、マイナス思考に陥ってしまうのです。
今回は、生後3か月位で、赤ちゃんを愛せないと思ったとき、我が子との向き合い方について考えてみました。
産後うつの可能性も
生まれる前まではとても楽しみにしていた赤ちゃん。
しかし実際に誕生し、入院や里帰りの期間を経て、赤ちゃんと一対一で向き合うようになると、それまでなんとか出来ていたことが難しくなったり、漠然と不安感に襲われてしまうようになることがあります。
情緒も安定せず、わけもなく泣きたくなったり、イライラしてしまったり、赤ちゃんの泣き声が怖いと思ってしまうようなことも。
産後はホルモンのバランスが不安定になり、心身の疲れもあって「産後うつ」という状態になってしまう場合があるのです。
ただ、それに気が付かずにイライラしたり不安になったり、子育てが上手くいかない、子供が可愛くないと思うことが、自分の本心であると考えてしまうことで、ママもとてもしんどい思いをするのです。
実際に、産後うつが改善し、それまでは「産まなければ良かった…」とまで思ってしまった赤ちゃんが、とてもかわいく感じられたというママも居ます。
産後うつは必ず治るものですので、一人で抱え込まないことが大切です。
出産した産婦人科、心療内科、地域の保険センターなどに相談すれば、きちんと診断し、ご自身にあった医療機関を紹介してくれるでしょう。
もしも産後うつとまでいかなくても、心の内を誰かに相談するだけでも随分違うものです。
理想通りの母親になろうとしすぎない
「こんなママになりたい」という理想が強くあるほど、そのようにいかない場合に疲れてしまいます。
慣れない子育て、思い通りにいかない赤ちゃんに余裕がなくなってしまうのは当たり前。
人間だから、イライラしたり、泣きたくなるのも当たり前です。
何もかもを完璧にしなくても良いんです。
どうしても譲れないところだけ頑張って、あとは適当に力を抜いても良いんですよ。
ちょっとしたことで泣きわめき、下の子よりも手がかかる3歳児に辟易としたものです。
そんな時だからこそ、ご飯だけはちゃんと作って、あとはひと様にはお見せ出来ないような有様でしたよ。
洗濯物も取り込んだあと積まれたまま、おもちゃは散らかりっぱなしなんて当たり前でした。
でも、その辺を適当にしていたからこそ、子供と向き合えたんじゃないかなと思います。
時々息抜きするのも
もし可能なら、赤ちゃんをパパに託して、ほんの数時間でもお茶をしに出かけても良いかもしれません。
ミルクの飲める赤ちゃんなら、半日でも1日でも出かけたら良いと思います。
パパと赤ちゃんが二人きりになることで、育児について共感を得やすくなります。
ママも、赤ちゃんがいつ泣くかとドキドキしながら買い物をするのではなく、自分のペースで歩き、ゆったりとした気持ちでお茶を飲むのはとってもリラックス出来ますよ。
息抜きのつもりで出かけたのに、一時間もすると赤ちゃんのことが気になって落ち着かなくなったりするんですよね。
再会した時には、いつも以上に可愛く思えたりもしますよ。
子育て支援センターなどを活用
毎日ずっと赤ちゃんと二人きりだと、息が詰まってしまいます。
だって話しかけても言葉を返してくれるわけではありませんし、慣れない育児だと疲れちゃいますよね。
赤ちゃんがまだ3ヶ月であれば、公園などは早いと思うかもしれません。
ですが、地域の子育て支援センターだと月齢が小さなうちから安心して利用することができます。
センターの方や、他のママとお話をすることもできます。
同じように子育てをしているママとお友達になれると、一気に育児が楽しくなりますよ。
誰かと声を出して話をすることって、とっても心が軽くなるんです。
子育て支援センターなら、赤ちゃんが急に泣いたりしても大丈夫。
おむつ交換も授乳も心配しなくても良いんです。
是非活用してみて下さいね。
時間が解決してくれる
子供は日々成長します。
今は3ヶ月で特に動きもせず、寝んねと授乳を繰り返すような日々。
夜も纏まって寝ないでしょうけれど、少しずつ変わってきます。
あと1~2ヶ月もすると寝返りを打つようになり、もう数カ月するとズリバイを始めるようになります。
日々様々なことができるようになります。
色々な表情を見せてくれるようになります。
もちろんその中で上手く行かないことも、ママがしんどいと思うこともあろうかと思いますが、日々の成長を見ているうちに「すごい!」とか「もうこんなことできるんだ」とか発見の連続になってきます。
それってちょっと楽しいと思いませんか?
ママが一番近くて赤ちゃんの成長を発見することができるんですよ。素敵な特権ですよね。
まとめ
我が子を可愛いと思えない、愛せない。
そんな風に悩んでいるのなら、それは本当はとても子供のことを愛しているからなのだと思います。
だって、本当に愛していないのであれば、そんなことで悩まないのではないでしょうか。
泣いていても少しも心が動かされず、気にもならないのではないでしょうか。
いつか虐待をしてしまうかもしれないと、不安になるのは子供が可愛いから、そんな目に遭わせたくないから悩むのだと思います。
子育てって特にはじめてだとかなり身構えてしまいますよね。
私自身、赤ちゃんが起きている間はずっと相手をしなくては、なんて思っていたこともありました。
実際はそんなことなくて、力を抜いて大丈夫なんですよね。
赤ちゃんと一緒にゴロゴロしたり、隣でちょっとくらいスマホをいじったって良いんですよ。
そしてどんどんパパにも話して下さい。
お仕事をしているのだから、愚痴なんて申し訳ないと思うかもしれませんが、2人の子供なんですから、協力しあって育てるのが当然です。
パパだけでなく、周りの人にたくさん甘えて良いんですよ。
一人で頑張りすぎないでくださいね。
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