「母乳の出が悪いから、ミルクを足したいけど、なんか罪悪感がある…」
「まだ3か月なのに、ミルク足していいものなのか…」
「ミルクって、周りの人にもあんまりいい顔されないけど…どうしよう」
このような思いをしたことがあるママさんいませんか?
そのままにしておくと、
「ミルクを赤ちゃんにあげる度に、なんとなく悪いことをしている気がする」
「ミルクをあげるところを親族に見られて、その度に小言を言われてしまう」
「母乳じゃないと立派な母親じゃないのかなと自己嫌悪に陥ってしまう…」
こんな風に悩んでしまうかもしれませんよね。
その気持ちとてもよくわかります。
今回は、ミルクをあげることに悩んでいるママさんが少しでも気が楽になるように、解決法を考えていきましょう。
罪悪感を感じることはないです
昔に比べるとミルクも認められてきましたが、どちらかというとまだ母乳育児が褒められることが多いです。
ですが、十分な母乳が出るのにあげない人、あげられない人も沢山いるのです。
理由は様々で…
- 仕事復帰が早く保育園に預けるママ
- 常用している薬があり母乳をあげられないママ
- 前回の出産後に乳腺炎でひどい目に合い、今回はミルクで…と決めているママ
中には「あたし、タバコ吸いたいからさー産んだらミルクだねー」なんて声も聞いたことがあります。驚きました。肯定する気はないですが、ニコチンが含まれた母乳をあげるよりはいいのかなと思います。
もちろん、母乳が出ない人もいます。
このように色々な事情があって当然です。
自分の子です。家庭の事情も様々です。
誰かに何かを言われることも、そのことで自分を責める必要もないのです。
赤ちゃんが満たされていない…?
ミルクに比べて消化が良いとされる母乳です。
「ん?消化が良い?という事は、すぐお腹すくのか…」
そうです。ミルクに比べて母乳育児は授乳の間隔が短いことが多いです。
ただでさえ、消化の早い母乳。
量が満足に出ていないと、どうなるのでしょうか…
母乳が足りないと、寝た赤ちゃんも空腹ですぐに目を覚ましてしまいます。
そして、泣きます。
「えー…お腹すいたのかなぁ、やっぱりおっぱい足りてないんだ…またあげるからね…」
また、授乳します。そしてまた、眠りについた赤ちゃんはそんなに時間が空かずに空腹により起きてしまいます。
眠りにつかなくても、お腹が満たされていないので非常に不機嫌です。
それを繰り返していると…
「この子1日中泣いてるし、私は1日中おっぱいあげてるんですけど…」という事態になります。
お腹が空いて眠れない、泣いて更にお腹が空く、ママは夜も眠れなくて心身ともにボロボロ…なんていう悪循環になり兼ねません。
その場合は、ミルクを追加するのもありだと思います。
赤ちゃんは日に日に大きくなる時期です。十分な栄養と睡眠を与えてあげることはとても大切です。
腹持ちが良いと、まとまって寝てくれますし、ママも少し肩の力が抜けますよ^^
ミルクの栄養
現在日本で販売されている国内産のミルクはとても安全で、厚生労働省が定めている成分の基準値があります。
タンパク質や脂質、ビタミンなどなど赤ちゃんの健康な体を作るのに必要な栄養素がきちんとバランス良く含まれています。
メーカーによって風味などを工夫しているメーカーもあり、その辺りの部分でメーカーごとに違いはあるものの、国内産のメーカーならばどのミルクも栄養成分の基準値をクリアしているため、どのミルクも大きな変わりはないようです。
母乳育児ですと、ママの食べ物によって味が変わったり、そのことを気にしてママが食べたいものが食べられなかったりもしますね。
「バランスよく食べなきゃ!いい母乳が届けられない!!」とやけになり、ストレスにもなり得ます。
バランスよく食べたとしても、良質な母乳が届けられている保証はないです。
検査でもしない限り、成分は目に見えないので(笑)
その点、きちんとバランスよく含まれているミルクは安心ですね。
母乳がでにくくなった私はだめな親?
こんなことを考えてしまっているママは多いのではないでしょうか。
そんなこと考えることはないです。
体質なども大きく関係するし、ストレスなどでも出にくくなると思うのです。
「なんで、でないのよ…こんなに食事も気を付けてるし、吸わせてるのに…何でよ」
と、自分を追い詰めてしまっていませんか…
そんな風に思えば思うほど出にくくなってしまうと思います。
ミルクを足すという事は、赤ちゃんのお腹を満たしているのです。
母乳育児で「ママと赤ちゃんのスキンシップが大切」という人もいます。
もちろんそれは分かります。
でも、それを言うなら、ミルクで育った子はスキンシップが取れないの?という話になってしまいますよね。
そんなことあるわけないですよね。
ミルクで哺乳瓶での授乳でも、授乳中ちゃんと赤ちゃんを見てあげたり、沢山抱っこしてあげたり、お顔をくっつけて一緒に寝たり、授乳だけがスキンシップではないです。
色々なスキンシップができます。
哺乳瓶での授乳なら、パパやばぁばも「ママ気分」味わえますね。
そして、その間ママは家の事が出来たり、ちょっと休憩出来たりもしますね。
なんか、良さそうですね!
私が思う事
私は、母乳育児も、混合も、ミルクのみの育児も全て経験しました。
そして、私の田舎の祖母が言っていたことを思いだしました。
「昔はミルクなんてなかなか手に入らなかったからなぁ、母乳が出る人にお乳を飲ませてもらいに行ったり、砂糖水を飲ませたんだ。」
おー…砂糖水…んーーそれは今では考えられないですよね。
きっと、少しずつ粉ミルクも出回るようになり、成分も改良されて今に至っているのでしょうね。
その過程を知っている方や、そんな話を聞いてきた人は
「ミルクなの?…そうなの…今はミルクも優秀になったんだもんね?」的な発想にたどり着くのかな?と思います。
現に今の「子育て世代」はミルクに抵抗がない方が多いです。
年配の方はミルクに抵抗を示す方が多いのではないでしょうか。
少しずつ、ミルクというものに対しての認識が広がっているのですね。
まとめ
ミルクの育児も母乳育児も、同じ「育児」です。
我が子のために一生懸命悩んでいるママさんは、立派です。
ですが、これから先もっともっともーーーーーっと沢山の事で悩むことになります(笑)
ひとまずは子供が健康に大きくなれば良しとしましょう!
可愛い我が子を大きく育てましょう^^
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