スプーンを上手に使えない…。みるみる上達する1歳児からの練習ポイント7つ

スプーンを上手に使えない 1歳児

 

「1歳児がスプーンで食べる際に、食べ物をほとんど落としてしまう…」

「スプーンを持ちたがるのに、途中で飽きて投げ出してしまう」

「毎回毎回スプーンでぐちゃぐちゃにされてしまう…」

 

スプーンに興味を持ち始めた1歳のお子さんをお持ちのお母さん(お父さん)、こんな悩みありませんか?

育児書には、スプーン開始目安などの明記はありませんよね。私も悩んだ時期がありました。

 

「毎回毎回こぼして…いつになったらスプーンをちゃんと持てるようになるの…」

「スプーンの持ち方も教えなくちゃいけないのか」

「またぐちゃぐちゃにされる食事の時間がきた…」

 

このように、だんだんとお母さん(お父さん)の気持ちが滅入ってしまうと、お子さんにもその気持ちは伝わって、食事の時間が楽しくないものになってしまいます。

 

そこで今回は、スプーンを上手に使えない1歳児がみるみる上達する練習ポイントや大人側の心構えをご紹介していきます。

 

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スプーン練習を始める前に

 

練習開始時期の目安

きちんと腰が座り、ベビー椅子に食事の間座れるようになったり、スプーンやフォークに興味を持ち始めたら、練習し始めても大丈夫な頃です。

 

また、手でつかみ自分の口まで食べ物を運んで食べる手づかみ食べは、スプーンやフォークを上手に使えるようになる前段階にもなるので、手づかみ食べが上手に出来るようになった頃
目安となります。

 

まだご飯を手でぐちゃぐちゃとしたり、スプーンやフォークに興味を持たないなどの様子が見られたら、練習を始めるにはまだ早いでしょう。

 

子どもが持ちやすいスプーンを用意する

子どものスプーンには様々な種類があります。

 

一番最初に興味を持ち出した時に持たせるものは、子ども食器にセットで付いているようなプラスチックのスプーンでも良いですが、このプラスチックのスプーンは、滑りやすい上にスプーン面が小さいため、1歳の子が食べ物をすくうには少し適していないような感じがします。

 

もちろん持ちやすさにも個人差はありますが、最初に使うスプーンは持つ部分(柄)が短く、スプーン面が少し大きめのものが良いでしょう。

 

その後、上達具合いに合わせてスプーンを柄の長いものにしましょう。

 

 

スプーンの持ち方

スプーンの持ち方は、“鉛筆持ち”(親指・人差し指で柄を持ち、中指で支える)が正しい持ち方ですが、最初からは上手く持てません。
そのため、スプーンの上達度によって持ち方も変えていけると良いです。

 

一番最初に持ちやすい持ち方は

①スプーンの柄を上から5本の指全部でぎゅっと握るような持ち方か、

②スプーンの柄を下から5本の指全部で握るような持ち方です。

 

5本の指全部で持つことで、スプーンが安定し、口まで運びやすくなります。

 

上記の持ち方でスプーン使いが上手になってきているなと感じましたら、次はいよいよ“鉛筆持ち”です。
最初はなかなか難しいかもしれませんが、焦らずゆっくり見守っていきましょう。

 

遊びで取り入れる

我が家では、スプーンに興味を示し始めた1歳前から、料理で使えるシリコン製のお玉やプラスチック製のれんげで、“すくい遊び兼お料理ごっこ”をしていました。

 

すくう物は、大きめのビーズだったり、新聞のチラシをビリビリに破いたものだったり…と様々でした。

時には小さめのスーパーボールと重さを変えながら、こっそり“スプーンの練習”をしていました。

 

重さによって自分で持ち方を変えているうちに、気がついたら1歳過ぎ頃からスプーンを使えていました。

 

変な気合いが入ってしまう食事時よりも、遊びのほうが子どもと大らかな気持ちで接することが出来るので、遊びの一環として“スプーンの練習”を取り入れるのは、オススメです。

 

スプーンやフォークの練習を始める時の親の心構え

 

怒らない

初めて握るスプーンやフォークで、最初から上手に食べられるなんて、まずありません。

こぼしたり、遊んでしまったり、スプーンを投げてしまったり…と様々なことが起こるでしょう。
こぼす・散らかすなんてことは、当たり前です。

 

「ちゃんと持たないならしまうよ」「こぼすからダメ!」など怒らず否定せず、「こうやって使おうね」「手はここだよ」など会話をしながら、見守ってあげましょう。

 

一緒に持つ

スプーンに食べ物を乗せてから、お子さんと一緒にスプーンやフォークを持ち、口まで運ぶ…という一連の動きをしてみましょう。

 

何度も何日もやっているうちに、上手くスプーンに乗せられなくても、口まで運べるようになってきます。

 

1歳から練習を始めたとしても、すぐに上手にこぼさず食べられるわけではないですし、逆にずっとスプーンやフォークに興味がなく、使いたがらなかったのに、ある日急に使いだす…なんてこともありますので、大人側がゆっくり見守る姿勢は、やはり大事です。

 

こぼしても大丈夫な状態にする

我が家では手首まである防水タイプのお食事エプロンを着用し、椅子の下に一人用程度のレジャーシートを敷いていました。

 

たまに防水タイプのお食事エプロンをしていても、服がべちゃべちゃなんてこともありましたが、それは「仕方ない」「洗えばなんとかなる」で割り切るしかありません。
レジャーシートの上にこぼしても、さっと洗えるので便利ですよ。

 

ちなみに100均で購入したものです。

 

食べ物の大きさ

 

出来ないことを何回も繰り返すと、大人でも、「もーいや!」となりますよね。子どもも同じです。

 

そのため、スプーンやフォークの練習を始める時は、手づかみでも食べられる大きさにします。
スプーンですくえたり、フォークでさせる一口サイズが良いです。

 

練習に飽きてしまっても、ちゃんと自分で食べられるような方法を作っておくことで、ご飯の時間を嫌いにならずに済むでしょう。

 

また、お皿を少し深いものや、滑りにくいものを使うことで、スプーンですくいやすくなったり、フォークで刺しやすくなったりします。落としても危険ではなく、子どもが使いやすいお皿を選んであげましょう。

 

まとめ

スプーンの練習で今でも鮮明に残っている記憶があります。

ある日の食事も終わりかけの頃、「○○ちゃんが自分で!」と主張した娘に、スプーンとヨーグルトを「○○のてて(手)でスプーン持ってみる?」と渡しました。
すると、一口・二口…と上手く口に運ぶのです。

「スプーン上手になったね~」なんて話しながら様子を見守っていると、口の周り→両ほっぺ→鼻の頭…と顔中ヨーグルトだらけになっていく有様。
エプロンもテーブルもヨーグルトだらけ。
最後はなんとお皿を持ち、半分顔がお皿に入っていました。
私は内心「あちゃ~…」。

でも「自分でできた~」と笑顔を見せる娘を見て、「自分で最後まで出来た!」という達成感が大事なんだなと思いました。

 

子どもが小さい頃は、汚すのは当たり前。

それを成長の証と受け取り、将来子どもと笑ってほしいなと思います。

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