「首すわり前に寝返りをしてしまい、目が離せない」
「こんなに早く寝返りをして、首や身体への負担は無いの?」
「どうしても側を離れなければならないときもあるけど、寝返りを防ぐ方法はある?」
通常は首が座ってから出来るようになる「寝返り」ですが、稀に、活発な赤ちゃんでしたら首すわり前に寝返りができるようになることがあります。
運動神経が良い!将来はオリンピック選手?なんて周りは言うけれど、ママにとっては心配事が増えるばかりなんですよね。
「高いところに寝かせておくと、寝返りで落ちてしまいそう」
「自分が眠っている間に、赤ちゃんが寝返りしてしまったらと思うと怖い」
「赤ちゃんのうつぶせ寝は、突然死などの危険性があると聞いて心配」
首がすわっていない赤ちゃんは、筋肉の発達も十分ではなく、自分の力で自分の体を支えることが難しいのです。
ですので、寝返りをするようになると、注意しなければならないポイントがいくつかあります。
今回はそんな注意すべきポイントを、ご紹介しますね。
お布団はふかふかしているものは危険!
首すわり前の寝返りの、何が怖いかというとやっぱり「窒息」ではないでしょうか。
首が座っていないと、自由に頭を動かすことができませんので、寝返りをした際にふかふかのお布団だと口や鼻が埋もれてしまい、息ができなくなってしまうことがあります。
フカフカのお布団の方が寝心地が良いだろうと思うかもしれませんが、ちょっと硬めのマットレスや長座布団のようなものの方が、いくらか安心です。
同じ理由で、赤ちゃんの周りにぬいぐるみやまくらなどを置くことはせず、いつも整理整頓された状態にしておくと、安心です。
ぬいぐるみと赤ちゃんの組み合わせはとっても可愛いですが、写真を撮る時だけにして、後はお片付けしておきましょうね。
ソファなどの高いところに寝かせない
寝返りをするとなると、ソファやベッドなどに寝かせている場合、転落の可能性も出てきます。
赤ちゃんは、周りの状況を選んで寝返りをするわけではありませんから、危険な場所でもすぐにコロンコロンと転がってしまうものです。
寝返りをしない赤ちゃんでも、足の力だけで上や横にぐんぐん移動することがあり、そういう場所に寝かせるのは安全とは言えません。寝返りをするのであれば尚更です。
一時的に寝かせるような場合には、必ず目を離さず、また、いざという時にすぐ手が出るようにしましょうね。
また、バウンサーやハイチェアなども、寝返りをうてる場合がありますので、使用する場合にはしっかりとベルトをするようにしましょう。
ベビーベッドに寝かせる際にも必ず柵を上げるようにしてくださいね。
特に授乳後は目を離さないように注意する
授乳やミルクの後は、吐き戻しの恐れがあります。
首すわり前の赤ちゃんは特に、ミルクを飲んでは吐き、飲んでは吐きということが日常的にありますよね。
これは赤ちゃんの胃の構造上、当たり前のことです。
普通に仰向けに寝ていたって吐き戻すのですから、まして寝返りをしてお腹に圧力がかかるような体制では、吐き戻しはしやすいのです。
また、寝返りをしてうつ伏せになっている状態では、万が一吐いていても気が付きにくいですよね。
もし吐き戻してしまったミルクで窒息をしたらと思うと、とても怖いです。
授乳後30分~1時間位はなるべく側を離れないようにし、見守ってあげて下さいね。
寝返りを防ぐ方法も覚えておきましょう
そうは言っても、赤ちゃんの隣からずっと離れないでいることなんて不可能ですよね。
ママだってお手洗いには行きたいし、食事の支度や、お洗濯物を干しにベランダに出たりはしなくてはなりません。
また、ママだって夜には眠らねばなりませんから、夜中に知らないうちに寝返りをしていたということもありえます。考えただけで恐ろしいですね。
そういうやむを得ない状況に備え、赤ちゃんが寝返りしづらいようにする方法を覚えておくと便利です。
例えば市販の「寝返り防止クッション」を使う方法です。
これは、赤ちゃんの身体の両サイドにクッションを設置し、寝返りをしたくてもそれが邪魔でできないようになっているものです。
首すわりまでの短い期間のために、新しいものを買うのは・・・という場合には、丸めたバスタオルを同じように身体の両側に置くと、同じように使用することができます。
まとめ
赤ちゃんが寝返りをするようになると、赤ちゃんが寝んねだけだったときと比べてママの負担は非常に大きく変わってきます。
オムツ替えをするにしても寝返りしてしまったり、ベビーカーやチャイルドシートに乗せようとした途端に転がってしまったり。
寝返りあるあるとしては微笑ましいのかもしれませんが、それが首すわり前の赤ちゃんだと考えると、心配な点も多いですよね。
首がしっかりとしていれば、寝返りをしても自分で頭を持ち上げたり、自分で仰向けに戻ることができるようになったりもします。
また、平均的に首がすわるとされている4~5ヶ月頃にもなると、手足もだいぶしっかりと動くようになっていますので、両手で自分の上半身を支えたりもできます。
しかし、首すわり前の生後2ヶ月くらいの赤ちゃんでしたらまだ腕の力なども弱々しいので、そういったことも難しいのです。
成長が早いことは喜ばしいことですが、喜んでばかりもいられないのが子育てというもの。
首がすわるまでは1~2ヶ月ほどありますが、今回ご紹介したようなポイントに留意しながら、赤ちゃんを見守ってあげて下さいね。
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