「うーん、うーん」と昼夜を問わず唸る新生児。
「もしかしてどこか苦しいの?」
「こんなに唸ってばかりでどこか病気?」
「ずっと唸っているけど、ちゃんと眠れているの?」
相手は生まれたばかりの新生児だから、余計に心配になりますよね。
もしも何か原因があった場合、それを放置しておくと唸りが悪化してしまうこともあります。
そうなると、
- ずっと唸っていて睡眠不足になってしまう
- 苦しくてミルクを吐き戻してしまう
- 過剰に唸るとへそヘルニアになる可能性もある
といったことも懸念されます。
では、新生児がウンウン唸る原因と病気かどうか見極めるポイントは、どういったところにあるのでしょうか?まとめてみました。
赤ちゃんが唸る原因
赤ちゃんが唸るということは珍しいことではありません。
うちの子もよく唸っていましたし、ママ友の子もよく唸ると心配をしていました。
ですので、過剰な心配は無用なのですが、中には病気が隠れていたりしますので、ママが様子を見てあげておかしいなと感じたら病院に連れて行ってあげなくてはなりません。
原因があればそれを改善してあげなくては、赤ちゃんもママも辛いですよね。
ではどのような原因があるのでしょうか。
1:ゲップが出なくて苦しい
授乳の後、上手にゲップを出せる赤ちゃんばかりではありませんよね。上手に出せなかったゲップは大体はおならとして体外に排出されます。
ですが排出をされるまでの間はお腹を圧迫してしまい、それが赤ちゃんの唸る原因になるのです。
この場合、飲んだミルクを吐き戻してしまう恐れもありますので、窒息を防ぐために赤ちゃんの顔を横にしてあげ、下にタオルなどを敷いておくと良いでしょう。
2:飲み過ぎ
ミルクなどを飲みすぎているとやはりお腹が苦しいものです。
大人も食べすぎた後って「ふぅ~」とため息を付きますよね。
与えれば与えられるだけ飲む赤ちゃんもいますので、ママも一回量や間隔を調整してあげると良いですね。
3:便秘
なかなかうんちやおならが出せなくて踏ん張っているときにも唸り声が出ます。
慢性的な便秘で踏ん張っている場合、腹圧が掛かりおへそが出てしまうヘソヘルニアになる恐れがありますので、なるべく便秘は解消してあげた方が赤ちゃんも楽です。
・お腹のマッサージ
・綿棒浣腸
・母乳の場合ママが水分をしっかりと摂る
と言った方法がありますので試して下さいね。
ちなみにヘソヘルニアはなってしまったとしても自然と治るものですから大丈夫ですよ。
4:暑い、寒い
暑くても布団を剥いだり衣服を脱いだりできない赤ちゃん。
特に新生児はまだまだ足や手の力も弱いですから何もすることができません。暑かったり寒かったりして不快でも泣いたり唸ったりするしかできないのです。
布団や衣類の調整は難しいようでしたら、赤ちゃんの体温をこまめに測ったり、体が冷たくなってないか・汗ばんでいないかを見てあげて下さい。
このように様々な原因がありますので、ママが赤ちゃんの様子をよく見て対処してあげてくださいね。
病気でないかを見極めるポイント
そうは言っても病気でないか心配ですよね。
では病気による唸りでないかをチェックするポイントはどんなところなのでしょうか。
1:熱は無いか
病気の有無を確認する一つの方法として体温を測るということが挙げられます。
赤ちゃんの体温は36.5度~37.5度とされています。
これより高ければ発熱していると考えられますので病院を受診しましょう。
2:泣き方がいつもと違わないか
いつも泣き声を聞いているママならきっとわかりますよね。
いつもより弱々しくぐったりとしていないか。
逆にものすごく激しく泣いていないか。
ものすごく激しく泣いて、少し落ち着いてまた泣いてを繰り返す時には腸閉塞など一刻を争う病気である可能性もあります。
夜であっても翌朝を待たず受診して下さいね。
3:常に機嫌が悪い、しょっちゅう吐く
ずっとうなりながら泣いている、ミルクを飲ませたそばから吐いてしまうといった場合には消化器官が何か不調を起こしている可能性があります。
このように唸ることが病気のサインである場合には発熱や不機嫌など他のサインも出ているはずですのでチェックしてみて下さいね。
逆に、
・熱がない
・母乳やミルクをしっかりと飲むことができている
・便や尿に異常がない
という時には特に心配はいらないと思います。
心配なら1ヶ月検診の際などに相談してみても良いかもしれませんね。
まとめ
赤ちゃんは唸るものなのよ。という方も居るほど低月齢の赤ちゃんは唸るものなのです。
ではいつごろまでこの唸り声は続くの?というと、大抵の場合には寝返りをするようになると収まるという場合が多いです。
我が家の息子もものすごく唸っていて、ついにはヘソヘルニアにまでなってしまったのですが、寝返りを始めた頃には「そういえば最近唸ってないね」なんて言っていました。(ヘソヘルニアも6ヶ月くらいには治っていましたよ)
特に他に心配な点がなければ様子を見ても良いでしょう。
ママもずっと唸っている新生児を前になかなか安眠できず辛いですよね。
気がつけば治まっているものなので、今のうちに唸っている姿を目に焼き付けておいて下さいね。
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