『2歳になった頃から、何をするにもイヤイヤ言うようになった。』
『今まで出来ていた事も出来ないと言い、自分の希望が通るまでギャンギャン泣き叫ぶ。』
『泣きながらオモチャ等を投げるようになってしまった。』
こんな悩みは、ありませんか?
子供の成長の段階で通過するイヤイヤ期ですが、いくら我が子とはいえ、やっぱり手を焼きますよね。
たまにならまだ何とかなるものの、これが毎日続くと…。
『子供のイライラがママのストレスになってしまう。』
『ダメだと分かっていても、子供に対して声を荒げる事が多くなってしまう。』
『イライラの消化法が上手くいかず、育児放棄気味になってしまう。』
など、子供にとってもママにとっても負の連鎖が多くなってしまいますよね。
こんな事を書きながらも、我が子もただいま絶賛イヤイヤ期継続中で…(笑)
頭では分かっていながらも、どうしてもイライラしてしまう気持ち、よくわかります。
今回は、2歳児のイヤイヤ期との上手な付き合い方を自分の体験談も含め、いくつか紹介していきたいと思います。
子供のイヤイヤ期はいつから始まるの?
第一次反抗期とも言われるイヤイヤ期ですが、大抵は2歳前後から始まり4歳ごろまで続くのが一般的のようです。
もちろん個人差がありますので、この限りではありませんが、2歳くらいがピークを迎える子が多いので『魔の2歳児』と呼ばれることもあるようです。
子供がイヤイヤする理由は?
いくらイヤイヤする時期だからといっても、何の理由もなしにイヤイヤしている訳ではありません。
子供がイヤイヤするのにはちゃんと理由があるのです。
その理由が分かれば、子供への対応の仕方も分かり、ママのフラストレーションも軽減させられると思いますよ。
例えば
- 自分でやりたいけどうまく出来ない。
- 自分の気持ちを言葉でまだ上手く表現できない。
- やりたくない事を指示されたくない。
- パパやママに甘えていたい。
などが挙げられます。
2歳前後はお話しする言葉も増え、出来る事も少しずつ増えてくる時期です。
しかし、まだ全てが一人で出来る訳ではありません。
やりたいけど出来ない、出来ないけど手伝ってもらうのは嫌、それが上手く伝えられなくてもどかしい。それらがイヤイヤとなって表現している事が多く見られます。
うちの娘もまさにこれの典型で、やりたいけど上手く出来ず、あれしてこれしてと言われるのが嫌なようで、結果イヤイヤになっている事が多いようです。
イヤイヤ期との上手な向き合い方
では、この時期はどのような事に気を付けて上手に付き合っていけば良いのでしょうか?ここでいくつか紹介したいと思います。
無理強いはしない事
あれもこれも嫌と言うからといって、無理矢理やらせようとするのはかえって逆効果です。
やりたくないようなら少し時間を空けて再チャレンジしてみましょう。早くやらせようとすればするほど、子供はやりたがりません。
例えば、これからお出かけがあって着替えなどの準備をしなければいけない場合は、予め見越して早めに声を掛けてみるなど工夫してみましょう。
また、『ママとどっちが早いか競争ね』など声をかけてみましょう。子供にとっては指示をされたというよりも、遊びとしてとらえるので、意外とすんなりとやってくれることもあります。
やらなければいけないことでも、こういう風に言ったら遊び感覚で楽しめるかなとと考えながらやってみると効果がありますよ。
同じ意味でも言い方を変えてみましょう
『あれしなさい。』『これやって。』と強制させるような言い方はイヤイヤを増長させるので、控えましょう。
『○○する所見たいなぁ~』など、子供が自発的にやりたくなるような言い方に変えてみましょう。
また、服を着替えるのを嫌がる時は、『じゃあ好きなの選んで~』と子供にやらせてみましょう。自分で選んだ服なので、案外すんなり着てくれたりもしますよ。
気が済むまでイヤイヤさせましょう
無理に辞めさせようとしても、子供のイヤイヤはなかなかおさまりませんので、出先などでは少し難しいかもしれませんが、家にいる時は気が済むまでイヤイヤさせてみましょう。
その間、ママはなるべく構わないようにして下さい。甘えたくてイヤイヤしている場合は特に、泣いても暴れてもママが構ってくれない事が分かると、諦めて大人しくなることが多いです。
突き放してるように感じるかもしれませんが、イヤイヤがそのままわがままにつながる事もあるので、多少我慢する事を覚えさせる事も大切です。
怒らないであげましょう
イヤイヤが長く続くとママもつられてイライラしてしまいがちです。
手っ取り早くイライラを解消するために頭ごなしに怒ってしまうのは、かえって子供も委縮してしまい、ずっとイヤイヤが続いてしまいます。
怒るのではなく、まずはイヤイヤしている事を受け止めてあげましょう。そして、分かるように優しく諭すように話して聞かせてあげてください。
叱る事も時には必要です
叱る事は今後のしつけにも繋がりますので、場合によっては叱る事も必要な方法の一つです。
「怒る」のと「叱る」のは違います。
「怒る」のは自分の感情を相手にぶつける事ですが、「叱る」のは冷静な言葉で注意する事です。
例えば、イヤイヤしながらお友達の事をぶったり、おもちゃを投げつけたりしたら叱る事が必要になりますよね。
『何やってるの!』と怒るのではなく、自分が同じことされたら痛いし悲しいよね、という事を感情的にならずに注意してあげる事が大切です。
まとめ
子供のイヤイヤ期は頭では理解していても、感情がなかなか追いつかないものですよね。
しかし、それは子供も一緒です。
『自我の目覚め』の時期で、自分の感情が上手く表現できない事がイヤイヤとなって表れているのですから、子供にとってはとても大切な成長の時期なのです。
日々の生活の中で、早く終わらせたいがためにすぐに手を貸してしまいそうになりますが、子供が『出来る』ようになる大切な過程です。
子供の感情をしっかりと受け止めてあげて、成長するための一歩だと思って見守ってあげる事が大切です。気付いたらあっという間に何でも自分で出来るようになってしまっているかも…(笑)
そんな我が家もイヤイヤ真っ只中です。自分で出来るまで根気強くやらせてみる方法を取ってみると、達成感も感じられるからか、少しずつイヤイヤする時間も短くなってきたように思います。
イヤイヤ期も済んでみればあっという間です。
ママもリフレッシュする時間を作って、子供の前では笑顔でいられるように心掛けていきましょうね。
イヤイヤ期を乗り越えた先には、きっと成長した子供の姿がありますよ。
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