「赤ちゃんのゲップが出なくて心配だ。」
「食後必ずゲップをさせることって言われるけど、上手くいかない…。」
「簡単にゲップをさせる方法がわからない…。」
そんな悩みはありませんか?
それをそのままにしておくと…。
「ゲップをしないで、寝てて大丈夫かどうか心配。」
「胸が気持ち悪そうで、せっかく寝ても短い時間でまた起きてしまう。」
「後になって苦しくなって、ミルク吐いてしまう。」
など、困ったことにつながるかもしれません。
今回は、そんな不安を解消すべくゲップが出ない赤ちゃんへの対処法についてまとめてみました。
赤ちゃんにゲップが必要な理由
始めに、なぜ授乳後の赤ちゃんにゲップが必要かと言うと、赤ちゃんは基本的に鼻呼吸なので、おっぱいを飲む時に息継ぎをしなくても飲み続ける事が出来ます。
しかし、同時に空気も一緒に飲み込んでしまっているのですが、赤ちゃんは自分で吐き出す事が出来ません。
なので、ゲップをして飲み込んでしまった空気を出すことが必要なのです。
私の娘もゲップを出すのにかなり手こずりました。出ないからと諦めて寝かせると吐き出してしまい、布団や洋服を汚してしまうのもしょっちゅうでした。
たたくのではなく、さすってみましょう
出産後や母親学級でも指導されているとは思いますが、授乳後まずは赤ちゃんをママのひざに座らせるようにして、沐浴の時のように首を支えて背中を優しくトントンと叩きますよね。
それでも出ないようなら少し強めに叩いてみたりもしますが、あまり強く叩き過ぎるのも赤ちゃんの負担になるので避けたい方法です。
そんな時は、たたくのではなく、背中を上から下に優しくさすってあげてみて下さい。
優しく背中をさする事で、自然に空気が上がってきてゲップが出やすくなりますよ。それでも出ないときは、少しだけ力を込めて背中を撫で上げてみましょう。
抱き方を縦抱きに変えてみましょう
ゲップを出す時の抱っこの仕方を変えてみるのも一つの手です。
沐浴のような姿勢よりも、縦に抱いてみましょう。
『縦抱き』というワードは聞いた事があるかとは思いますが、赤ちゃんの頭を支え、ママの肩まで抱き上げます。ママのももに赤ちゃんのお尻を置くような感じで、胸にもたれかからせます。
その体制で赤ちゃんの背中をトントンと軽く叩くか、背中を撫であげてみましょう。赤ちゃんの体重が増えてきたら、この方法のほうがママの負担も少なくて良いかと思います。
ただ、ゲップと一緒にミルクや母乳を吐き出してしまう赤ちゃんもいますので、汚れないようにママの肩や赤ちゃんの襟元にガーゼやタオルを用意しておくことをお薦めします。
(ミルクの場合)哺乳瓶を変えてみましょう
赤ちゃんにゲップが必要なのは前述した通りですが、ミルクの場合は調合の際に出来る泡も一緒に飲み込んでしまっています。
その為、ミルクの子には余計にもゲップをさせることが必要だと言われます。
そこで、哺乳瓶を変えてみるのもいいかもしれません。
ドクターベッタ哺乳びんは、母乳授乳と同じ姿勢で赤ちゃんが飲めるように開発されました。空気を飲み込みにくく、誤嚥も起こりにくいのでゲップをしにくい赤ちゃんにはオススメですよ。
それでも出ないときは諦めて様子をみましょう
色々な方法を試しても出ない時は無理強いせず、少し時間を空けて再チャレンジするか、横に寝かせてあげましょう。
横にすると自然にゲップを出す子もいますし、横にしてからまた縦抱きにすることでゲップが出やすくなる事もあります。
その際にミルクや母乳を吐き出してしまう子ももちろんいます。
横にする時は吐き出したものが気管に入らないように、背中に丸めたタオルか枕などを置き傾斜をつけ、赤ちゃんの右側が下になるように横向きで寝かせましょう。そうすると赤ちゃんもスムーズに消化できるようになります。
ママの気持ちもリラックスしましょう
ゲップを出そうとすればする程、赤ちゃんはなかなかゲップをしてくれないものです。ゲップの時に限らず、赤ちゃんはママの気分に過敏に反応してしまいます。
ゲップが出ないからとイライラしたり不機嫌な表情で赤ちゃんと向き合っていたらどうでしょうか。赤ちゃんはとても不安な気持ちになってしまいます。
ゲップが出るのは空気も一緒に飲み込んでしまっているからで、出ない時は上手に母乳やミルクを飲めている成長の証だと思ってあまり神経質にならないようにするのが大切です。
まとめ
赤ちゃんによってゲップのタイミングはそれぞれ違うものです。焦らず無理に出さなくても大丈夫ですよ。
実際私の娘も祖母に抱っこされた方が上手にゲップをしていましたので。(笑)
どうしても出ない時は、おならとして排出されるので心配はいりませんよ。
赤ちゃんのゲップの時期は首が座るまで、長くとも半年くらいと言われます。手こずっている時は長く感じてしまうものですが、この時期もあっという間に過ぎていきます。
あまり気負わず、短い一つのイベントだと思いながら向き合ってみてはいかがでしょうか。
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