『もうすぐ3歳になるのに、しっかりとした単語を話してくれない』
『個人差はあるというけれど、同年代の子と比べて、明らかに言葉の発達が遅い気がする』
『単語が聞き取れない為、なかなか意思疎通が上手くいかない』
こんな悩みありませんか?
子供の成長は個人差があって当然なのですが、見守ろうと思っていてもやはりどこかで他の子と比べてしまう事ありますよね。
そして、言葉の発達はママとしては気を揉む度の高い悩みではないでしょうか。
『もしかすると、幼稚園に入ってもいつまでも上手に話せないかもしれない』
『言葉が変だと、他の子からからかわれてしまうかもしれない』
『単純に言葉が遅いだけだと思っていたら、自閉症など病気が原因だった…』
など、いつまでも心配な事は尽きませんよね。
今回は、そんな子供の言葉の発達について、上手に話すようになる環境作りなどについて紹介したいと思います。
【言葉が発達し始めるのは何歳から?】
大前提として、個人差があるのは当然の事だと認識して下さいね。
早いからいい、遅いからダメだと決めつけてしまうのは良くありません。
一般的には、1歳を過ぎた頃から簡単な単語を話し始めるようになります。
「ワンワン」「ブーブー」など、絵本やテレビの映像を見て少しづつ認識していくようです。
単語をつなげて話すのは、早い子だと2歳頃から、多くは2歳半頃からです。
簡単な会話や自分の要求などを伝えるようになっていきます。
よく「女の子の方が話すのが早い」などと言われますが、統計を見ると女の子の方が早い傾向にはあるようです。
しかし、これは過ごしている環境にもよりますのであまり神経質になる事はありません。
逆に「男の子の方が寝つきが良い」なんても言われますからね。
私の娘は今2歳半ですが、言葉の発達は早い方だと思います。
しかし、その分なのか、夜泣きがいつまでも続いたり、食が細くて全然食べなかったり、人見知りが激しかったり…と、まだまだ手をこまねいている事は沢山あります。プラスマイナスゼロな感じですね(笑)
言葉の発達が遅い原因は?
大人になってからも物事の飲み込みが早い人もいれば、仕事などを覚えるのが遅い人もいますよね。言葉の発達もそれと同じような事だと思いませんか?
一人一人のペースがあって当然なのです。生活環境も違うのですから。
例えば、兄弟姉妹がいて、少し歳が離れていたとします。
下の子は兄や姉の真似をしたがるものです。一緒に過ごす時間も長ければ、自然と兄や姉の話し言葉覚えてしまい、真似っこの感覚で気付いたらよく話すようになっていたというような事は珍しい事ではありません。
また、早いうちから保育園に通っている子は、毎日色んなお友達と接する機会が多いので、言葉の発達が少し早かったりする事もあります。
話す単語は少なくても、周りの話している事を理解していれば、あまり気にする必要は無いですよ。
しかし、気を付けなければならない事もあります。
言葉だけではなく、表情の変化があまりなかったり、呼びかけてもすぐに返事をしなかったりなどの違和感を感じたら、一度病院で診察してもらってもいいかもしれません。
自閉症や耳の異常が見つかる場合がありますからね。
言葉を話す為の簡単に出来る工夫
個人差はあると理解はしながらも、意思疎通の為にも、自分の気持ちを言葉にしてくれたら楽なのになぁ…って思ってしまうママさんも多いのではないでしょうか。
自然と話し始めるまで見守りたいと思ってはいても、多少はヤキモキしてしまうものですよね。私もそうです(笑)
そんなママさんの為に、簡単に出来る言葉を話すようになる工夫をいくつか紹介したいと思います。
一緒に遊ぶ時はたくさん話し掛ける
2歳くらいになると一人遊びの時間も長くなりますよね。
絵をかいたり、粘土遊びをしたり、お人形で遊んだり。
お子さんが夢中になって楽しんでいるし、一人遊びの時間は色々家事もはかどるからと見守りがちになりますよね。
もちろん、一人遊びの時間も大切ですからむやみに割って入る事はしなくても良いのですが、その分、一緒に遊ぶ時間はなるべくたくさん話し掛けてあげるようにしましょう。
ママとの会話から言葉を学び取る事も多くあります。
「楽しいねぇ」「面白いねぇ」「これはボールだよ」「ウサギさんの人形可愛いね」など、ママが色々お話してあげると、自然と単語も覚えていって真似っこして話すようになりますよ。
支援センターなどを有効に活用しましょう
地域の支援センターには、未就学児が年齢も様々に仲良く遊んでいます。
同じくらいか少し大きい子がお話しているのを見たり聞いたりするのは、お子様にとってすごく良い刺激になります。
実は、私の甥っ子も3歳になってもなかなか言葉を話さず、短い単語は少し話すものの、上手な会話のキャッチボールは全くと言っていいほど出来ませんでした。
幼稚園の入園も控え、心配になった姉は医療機関を受診し、もしかしたら自閉症スペクトラムかもしれないという診断を受けました。
もちろん、医療機関を受診したから病名が付いたのですが、まずは月に数回の言葉の教室に通う事から始まりました。
言葉の教室に通いながら入園の時を迎えたのですが、今までと違う生活環境になり、同い年のお友達とも毎日接するようになったからか、入園後は両親も驚くほどあっという間にお話し上手になり、今では以前と比べ物にならないほどお話し上手になりました。
子供同士の交流がとてもいい刺激になった典型ではないかな?なんて思いましたが、保育園には入れずに幼稚園からと考えているママさんは、積極的に支援センターを活用してみると良いかもしれませんよ。
テレビやDVDの時間を短縮してみる
一人遊び同様、真剣に見ている時間はママにとっても助かる時間ではありますよね。
我が家も長らくお世話になっていますが(笑)
もちろん幼児番組からも言葉を吸収する事は多くありますが、テレビを見る時間が長すぎると、基本的には無言で見入ってしまう事が多くありませんか?
そうすると、会話という点で少しコミュニケーションを取る時間が短くなってしまい、言葉の発達が遅くなってしまう事もあります。
絶対に見せないという事ではないですが、言葉の発達が気になるようであれば、少しテレビの時間を短縮して、公園などに出掛けてみましょう。
絵本の読み聞かせをしてあげましょう
なかなかじっとしているのが難しい時期だとは思いますが、少しずつ絵本の読み聞かせをしてあげる事も言葉の発達には効果的ですよ。
短い物語の絵本でも良いですし、絵が多めの絵本でもなんでも良いです。
数字や文字の勉強が出来るような知育絵本も多くありますから、もちろんそれでも良いです。
ママが一緒に声に出して読んであげると、少しずつ絵と言葉が一致するようになってきます。
理解が出来るようになると、絵本の絵を見てその名前を言うようになったり、ママが言った絵を指さして教えるようになってきます。それを続けていくと、自然に話す単語も増え、お話も上手になっていきますよ。
まとめ
どうしても子供の成長は周りの子と比べてしまうものですが、それぞれ個人差があるのは当然の事なので、あまり気に病まなくても大丈夫です。
一番はお子さんのペースに合わせてあげるのが一番良いとは思いますが、どうしても気になる場合は積極的にいろんな人とコミュニケーションを取らせるようにしましょう。
基本的には、周りが話している事を理解できるようなら心配はいりませんよ。
まだまだだと思っていても、気付いたらあっという間にお子さんの前で下手な事を言えないようになっているかもしれませんよ(笑)
楽しみながら、お子さんの成長を見守っていきましょうね。
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