「幼稚園で作ってくる作品が多くてしまい場所に困る…」
「子どもが一生懸命作ってきたものだから、捨てるのは…」
「家が狭いので、しまい場所にも限度がある…」
幼稚園で作った工作や描いた絵を持って帰ってくる度に、こんな悩みはありませんか?
にこにこしながら「見て見て?!」と満足そうに作品を持ってくる我が子を見て、「すごいね?!」「上手だね?!」と思う反面、「どこに置こう…」と考えてしまいますよね。
でも、
「本当に出来が良いものだけ残すことにしよう」
「細々しているものは、子どもも忘れているから処分で大丈夫よね…」
「子どもが作ってきたものだから、全部残すでしょ!」
と、大人目線で判断するとお子さんの気持ちを傷つけてしまいますし、何でもかんでも残さなきゃ…と整理できないでいると、限りある部屋のスペースがこの先どうなるのか…と心配になってきます。
今回は、お子さんの気持ちを傷つけず、子供の作品を上手に整理する方法を私が実際にしているやり方を交えながらご紹介していきます。
実際に整理する前に…
実際に幼稚園から持って帰ってくるものは、工作・絵に限らないお子さんも多いのではないかなと思います。
我が子で言うと、“お母さん(お父さん)のために作ってきたもの”・“お友だちからもらったもの・手紙”などあります。
そこでまずは、お子さんが持って帰ってくるものをある程度仕分けする必要があります。
お子さんによって様々ですが、我が家の場合だと、
- 幼稚園で作った行事(月ごと)のもの
- 運動会や発表会で使ったもの
- 幼稚園の遊びの時間で作ったもの
- お母さん(お父さん)に作ってきたもの
- お友だちからもらったもの
となります。
我が子の幼稚園は、“お勉強系”の幼稚園ではなく、“のびのび系”の幼稚園なので、“お勉強系”の幼稚園よりは遊びの時間が多く、それ故工作も多いのかなと思います。
各家庭、大まかに仕分け項目を決めたあとは実際に整理に入っていきましょう。
思い切って優先順位をつける
「子どもが作ってきたものに優先順位?!」と思うかもしれませんが、ある程度順位を付けなくては整理は出来ないのです。
お子さんにとって思い入れがあるものは優先順位は高いですし、お友だちからもらったものは扱いは雑に出来ない気持ちはお子さんにもあるでしょう。
そこで、作品の整理には“お子さんと一緒に”することが大事になってきます。
大人目線ではなく、“お子さんの気持ち”を最優先し、お子さんと話しながら整理をしていきましょう。
分ける項目は、例えば…
- 使わない(いらない)もの
- 絶対いる(使う・残しておきたい)もの
- どちらでもないもの
として、「これはいる?」「これは使う?」と聞きながら整理しましょう。
お子さんに聞く時には、“いる”か“いらないか”と具体的に聞くことで、曖昧な整理にならずにすみます。
ここまでくると、大分お子さんの作品が分けられてきたでしょう。
次は置き場所・保管場所についてご紹介していきます。
保管方法は…?
あらかた仕分けができたら、次は実際に行動にうつしていきましょう。
やることは2つ!“残す”か“捨てる”かです。
「えっ?!捨てる?」と思った方もいますよね。
でも、“ただ捨てる”だけではないので安心してくださいね。
では、各項目でご紹介していきます。
(1)使わない(いらない)もの
お子さんがいらないから、使わないからと言っても、親としては成長を感じるものなので、なかなか捨てにくい…という気持ちはありますよね。
そんな時はデジカメやスマホを活用して写真に撮ってデータとして残しましょう。
例えば作品を一つずつ撮って作品集のようなアルバムにする…更に年齢別にすると…成長過程がわかりつつ、スッキリ整理されます。
写真に撮ったあとは、心置きなくゴミ箱へ…と出来ます。
(2)絶対いる(使う・残しておきたい)もの
絶対にいるもの・残しておきたいものは、
(い)お友だちからもらったもの
(う)お母さん・お父さんのために作ったもの
…にわけられるのではないでしょうか。
(あ)については、幼稚園側で一つの作品集としてまとめてくれることがほとんどなので、しまう場所さえあれば整理には困りません。
(い)はお子さんにとっても“いらない”対象にはなりませんし、あとからまた見たい!となるので、「お友だち専用ボックス」などを作りまとめて入れましょう。
ボックスに入れておくと、お子さんが好きなタイミングでぱっと見られ、しまうことが出来るので、お部屋が散らかりにくいです。
(う)のものは、親にとってはとても嬉しいもので、なかなか捨てられませんし、雑に扱えません。私がそうです…。
そんな私はファイルにまとめています。何でも良いのですが用紙に貼り、クリアファイルに差し入れるだけの簡単な整理です。
「何歳の何月」に描いた(作った)ものなのかを明記しておくと、成長の様子がわかるのでオススメです。
(3)どちらでもないもの
お子さんが「どっちでも良い」・「うーん…」と言ったものについては、一度保留にしましょう。
理由は、あとから見たい!と言う可能性があるからです。
半年後などにもう一度聞き、上の(1)や(2)に仕分けできたら同様に整理してみましょう。
まとめ
子どもの作品は、気持ちがこもっているからこそ整理がとても難しいですよね。
この先小学校6年間を考えると、細々とした作品は減るかなと予想されるものの、きっとまた捨てられない…なんてものが増えそうな気がします。
我が家も最初のころは(それこそ1歳頃の絵なども)、全部取っていました。
しかし増え続ける作品(落書きも含め)の多さに考えた結果が、ご紹介した方法です。
判断に窮するときもありますが、「いる」・「いらない」をお子さんと一緒に見極め、「いらない」ものについては写真のデータで残す…とすれば、お子さんの作品に込められた思い出や気持ちはなくなりませんよね。
うまく整理して、お部屋も作品もスッキリできるようになると良いですね。
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