子供のスマホ中毒を避けるために、親が自覚すべき3つのこと

スマホ中毒を避けるためには 1歳児

「子供がすぐスマホを貸して、スマホでゲームしたいと言って困る…」

「扱いをわかっているものだから、スマホに触りたがる」

「何かの待ち時間はいつもスマホを触っている」

 

お母さん・お父さんが触るスマホに興味津々のお子さんに、こんな悩みはありませんか?
スマホは、今の時代に生きる私たちにとっては、生活必需品の一つと言っても過言ではないですよね。
しかし、お子さんにとってはどうでしょう?

 

「どの家庭でも触らせているでしょ…ウチだけじゃないわ」

「大きくなったら、どうせ触るんだし…」

「スマホを触らせると静かになるから、楽だし」

 

と、あまり深く考えないでお子さんに触らせていると、幼児期だけでなく、その後のお子さんの人生にまで深刻な影響を与えてしまいます。

今回は、子供のスマホ中毒を避けて、バランスよく付き合っていく方法について考えてみました。

 

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スマホを活用する育児

電話やメールという通信手段だけでなく、様々なアプリもあるスマホは、便利なのでつい使ってしまいますよね。

 

子育て中のお母さん・お父さんであれば、子育ての参考になるようなアプリや幼児向けのアプリがインストールされていたり、何かあればぱっと調べたりというのは、最近では当たり前のような気がします。

 

歌やお話が流れるだけでなく、触って音がなったり、画面が変わったり…と様々な変化をするスマホの画面は、子どもにとっては魅力的なもので、夢中になってしまいますよね。

 

その間だけちょっとお子さんから、そばに居ながら目を離せることは、親にとっては少しの休憩になったりするでしょう。

 

スマホを育児の中に活用するのは悪いことだとは思いませんが、度が過ぎるとお子さんの体や心への影響は必ず出てきてしまいます。

 

そのため、もしスマホをお子さんに触らせるのであれば、大人である親がきちんと以下のようなことを管理する必要が出てくるのです。

 

  1. スマホを触らせるお子さんの年齢
  2. 触らせる状況
  3. 触らせる時間

 

例えば①ですが、童謡などの音楽を流して一緒に聞くのであれば、0歳から取り入れることもありますよね。
しかし、お子さんに触らせるとなると、ある程度基本的な手の動作(本をめくる、クレヨンを持つ…など幼い子どもがするであろう動作)が出来てからにしましょう。

 

基本的な動作が出来ない低月齢時に、タッチするだけで操作が出来てしまうスマホに慣れてしまうと、これらの動作が実際に出来るまでに時間がかかったり、出来なくなってしまうからです。

 

また②や③ですが、お子さんが自分で“もうやめよう”・“ここではやめよう”と判断するのは難しいですよね。
親である大人が“この場所では触らないよ”・“これくらい(時間)触ったらおわりだよ”とお子さんに伝え、さらに見ていてあげるということが大事です。

 

そのためには、スマホを触るとマナー違反となる場所や使用禁止場所はしっかりと大人が把握しましょう。

 

子どもに触らせる時には

小さな子どもがいると、どうしてもスマホに頼りたい…という時も出てきますよね。
そんな場合は、大人が上記項目内容を把握した上で、子どもに触らせる時の約束事を決め、子どもにも約束を守らせるというのが良いでしょう。

 

その時の状況や場所、また各ご家庭の判断にもよりますが、例えばいくつか挙げると…

  • 10分触ったら休憩(または終わり)
  • 車や電車の移動中だけ
  • お家ではやらない
  • 1回だけおまけは認める(もうちょっと…となった場合)
  • 兄弟で触るなら仲良く順番に
  • 公園など外では触らない
  • スマホに触ったら手を洗う(雑菌が多いため)
  • ご飯中にはしない
  • 暗い場所ではしない(目が悪くなる)
  • 寝る前にはしない(寝付きが悪くなる)
  • 約束を守れなかったら、もう触れない

など、子どもにわかりやすい約束をいくつか決めましょう。
各ご家庭によって色々と出てくるのではないでしょうか。

 

その約束をスマホを触らせるたびに伝えることで、子どももきちんとわかってくるものです。
触らせるならば、だらだらと無制限で触らせるのではなく、大人も子どももきちんと“けじめ”をつけましょう。

 

スマホが子どもに与える影響

“スマホ育児”・“スマホ子守”という言葉を聞いたことはあるでしょうか?スマホが普及されてから出て来た言葉です。

 

簡単に言うと、

  • 子どもが泣いたらスマホであやし、ぐずったらスマホを与えて遊ばせるだけでなく、しつけもスマホ任せ
  • 親がスマホに夢中で、子どもが泣いていても遊んでほしくてもスマホから目を離さない

など、スマホに頼りっきりの育児や生活のことです。
最近では“スマホに子守をさせないで”というポスターも見かけますよね。

 

子どもも親もスマホばかり触っていると、親子でのコミュニケーション(スキンシップも含め)がなくなったり、親と遊ぶという経験が乏しくなってしまうので、子どもの成長に影響が出るだけでなく、子どもの心にも影響が出てきてしまいます。

 

親と関わることが少ないと、話し始める年齢が遅くなるだけでなく会話が上手く出来なくなってしまったり、人と上手く関われなくなったりします。

 

また、親がスマホに夢中で子どものお世話や要求に応えていないと、お母さん・お父さんからの愛情を子ども側が感じられず愛着障害になってしまったりします。

 

これらの子どもに与える影響は、簡単に治るものではありません。
だからこそ、スマホと子どもとの関係を考えてほしいと思います。

 

まとめ

我が家の“スマホを触っていいルール”は、「車の移動中だけ10分」、それも「車の移動に我慢出来なくなったら」です。
長時間の車移動は、子どもにとって本当に耐え難いものなのですね…つい許してしまいます。

 

3歳半過ぎくらいから触らせています。
しかし「お家では触らない」ルールなので、何があろうと家では触らせませんし、子どもも言ってきません。

 

お休みなどで家にいる日に、一日中子どもの相手をするのは楽なことではありませんよね。
でも“今だけのこと”・“大きくなったらお母さんとなんて遊んでくれなくなるんだから”と思い、私は過ごしています。

 

疲れた時はスマホに頼ってしまうのも良いでしょう。
ただ、“スマホに頼ってしまったかな…”と思った時には、その分お子さんとの触れ合う時間も確保してあげると良いですね。

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