『かかとを踏んで靴を履く癖がなかなか治らない』
『新しい上履きも、あっという間にペチャンコにされてしまう』
『踏んで歩くので、すぐに靴がダメになってしまう』
こんな悩みありませんか?
なぜか子供って、靴のかかとを踏んで履きたがるものなんですよね(笑)
自分も子供の頃、そんな時期があったなぁ…と、懐かしく感じもしますが、この癖をずっと放っておくと…。
『大きくなっても癖が治らず、いつも靴のかかとがペチャンコになっている』
『スリッパ履きが日課になり、すり足で歩くようになってしまった』
『どうせ踏むからと、かかとの無いサンダルしか履かなくなってしまった』
なんて事になってしまうかもしれませんよね。
では、子供が上履きのかかとを踏んでしまうのを防ぐ方法は、どのようなものがあるのでしょうか?いくつか紹介しますね。
『なぜかかとを踏んでいるのか理由を聞く』
幼稚園に入る歳になると、親の言う事は大抵理解できるようになってきています。
そして、何か目的をもって物事を進めるという事も理解するようになってきています。
その為、靴のかかとを踏んでしまうのにも、必ず理由があるはずです。
周りの大人がわざわざかかとを踏むように教える事は、基本的にはありませんよね?
例えば
- 他のお友達がやっているのを真似している。
- テレビでやっているのを見て、カッコいいと思っている。
- 靴が窮屈になって、痛い。
- かかとを引っ張って上手に履く事をまだ理解できていない。
など、考えられる理由はいくつか挙げられます。
頭ごなしに「きちんと履きなさい」と言っても、根本的な原因が分からなければ解決しません。
まずは、子供のお話をしっかりと聞いてあげましょう。
その理由を聞いた上で、どうすればかかと踏まずに靴を履けるようになるのか、工夫していく事が大切です。
『きちんと履く方がカッコよくて素敵な事を教える』
周りのお友達やテレビで見た事を真似て、かかと踏みをしているのであれば、靴は潰さずに履いた方がカッコいいという事を説明してあげましょう。
子供の好きな戦隊ヒーローやキャラクターを例に出してみると分かりやすいですよ。
「きちんと履いているね。途中で脱げたら悪者に捕まっちゃうかもしれないもんね」
「戦いの途中で靴が脱げたら、大好きな○○が怪我しちゃうよ?」
など、かかと踏みをするとどのような状況に陥ってしまうのかを教えてあげましょう。
そして、「そんな事になってしまっては大変だから、大好きな○○はきちんと靴を履いているんだよ。カッコイイね、素敵だね」と、オーバー気味に褒めてみて下さい。
子供は好きなヒーローやキャラクターの真似をしたがるものです。
せっかく真似をするなら、良い面を真似させるに越した事はありませんからね。
「きちんと靴を履けば、大好きな○○になれるかもしれないよ!真似っこしてみようか?」と、子供がやる気を起こすように促してあげましょう。
これを繰り返す事で、徐々にかかと踏みをしなくなるようになりますよ。
『かかとの部分にシールやリングで工夫を』
つま先を入れる事が出来ても、上手にかかとを入れる事が出来ず、時間もかかるし面倒になるからと、そのまま踏みつぶして履いてしまう時には、かかと部分に子供の好きなキャラクターのシールや目印シールを付けたり、かかと部分の紐にリングを付けてみるのも効果的です。
上履きが園指定の物なら、事前に問い合わせておく事が必要になりますが、差し障りが無いのであれば、シールやリングを活用してみましょう。
かかとにシールを付け、「ここを踏んだら○○が悲しくなるから、お顔がしっかり見えるように履いてみようね」「きれいに履けると○○が見えるようになるよ」など、子供が進んで履きたくなるような声を掛けてあげましょう。
また、上手にかかとを引っ張れない子にはリングを付けてみましょう。
力が足りなかったり、短くて上手くつまめなくても、リングは指を引っかける事が出来、力も入れやすいので、途中で諦める事無く、スポンとかかとが入るまでやり遂げる事が出来るようになります。
『上履きを変えてみる』
幼稚園などの指定の物だとサイズを変えるくらいに限定されるかもしれませんが、思い切って上履きを変えてみるのも一つの手です。
単純にサイズが小さいのなら大きいサイズのものに変えるのが無難ですが、それ以外の理由でかかとを踏んでしまうのであれば、より履きやすい上履きに変更しましょう。
特に上履きの指定が無いのであれば、履き方を覚えやすいマジックテープの靴にしてみましょう。
マジックテープは、しっかりとかかとを入れないと、ぴたっと張り付きませんし、基本的にテープを外してから履くので、かかとを踏む確率も低くなります。
マジックテープに変えてみて、かかとを踏まないようになってきたら、スニーカーなどにステップアップさせていっても遅くはありませんよ。
まとめ
子供がかかと踏みをするのには、必ず理由があります。
頭ごなしに「踏んではダメ!」と叱るよりも、キチンと理由を聞き、その理由に合った解決方法を試すようにしましょう。
子供は見ていないようで親の事をしっかり見ています。
ママもパパも手本になるように、ちょっとだからと不精しないで、靴はかかと踏みしないで履くようにしましょう。
もしかしたら、そのちょっとを見てしまったが為に、真似している事もありますからね。
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