「いつも気がつくと、お口がパカっとあいてしまっている」
「いくら2歳児だとはいえ、お口が開きっぱなしなのは見た目が良くない」
「口を開けてしまうのにはどんな原因がある?」
お口をポカーンと開けてしまっている子供。端から見ていると可愛いものですが、我が子のこととなると、親にとっては心配ですね。
いつもいつも口を開いているのであれば、何か原因があるのかもしれません。
「口をいつも開いていると、歯が乾燥し、虫歯の原因になることもあると聞いて心配」
「喉を痛めやすいし、気のせいか風邪をよく引くのも、口をあけているせい?」
「注意してもなかなか治らない。何かいい方法はある?」
常時口が開いていると、見た目がぼんやりして見えてしまうだけでなく、衛生面も心配です。
口内が乾燥すると、喉も痛みやすいですし、ウイルスも体内に入りやすくなってしまいますよね。
今回は、いつも口が開いている2歳児への対処法をまとめてみました。
もしかして、お鼻が苦しいのかも?
いつもお口が開いているということは、鼻呼吸ができていないのかもしれません。
その原因として考えられることは、鼻炎や鼻づまりです。
それが慢性化していると、親も気づきにくいのかもしれません。
一度注意して観察し、鼻がなんだか苦しそうだな?と感じたら耳鼻科を受診してみて下さい。
鼻炎が慢性化してしまうと、集中力を欠いたり、脳に酸素が届きにくくなり、発達に影響を及ぼしたりもするという恐ろしいデメリットがあります。
ですので、たかが鼻炎と侮らず、気になったら治療をしてあげることが大切なのです。
こまめに声を掛ける
特にお鼻に問題がないようなら、こまめに声掛けをするしかありません。
ただ言葉で「お口を閉じようね」と言っても、二歳の子にはピンとこないかもしれませんので、言葉とともに、ママの指でお口を閉めてあげると良いかもしれません。
その時にちゃんとお口を閉じることができたら、たくさん褒めてあげて下さいね。
写真や鏡を使い、自覚をもたせる
癖になっていると、案外自分が口を開いていることに気がついて居ない場合があります。
そういう時は、例えば
お外で鏡があったりしたら、「見て!◯◯ちゃん、お口開いてるね~」とか、
口を開けている時に写真を撮って、「今こんなお顔してたよ」「お口、閉めてたほうがカッコいいよね?」
などと言って、口を開けていることの自覚と、開けているとかっこ悪いんだということに気づかせると良いです。
かっこ悪い!と自分で思ったら、意識するようになる子も居ます。
お口周りの筋肉を鍛える
もしかして、気がつくと口が開いてしまうのは、お口周りの筋肉が弱いのかもしれません。
口を閉めているという状態を維持するには、顎や頬の力がある程度なければ難しいものです。
例えば柔らかいものばかり食べていたりすると、口周りの筋肉はどんどん弱くなってしまいますので、意識して噛みごたえのあるものを食べさせるようにすると良いですね。
また、ふーと口をすぼめて息を吹き出すシャボン玉やかざぐるまなどのおもちゃも、口周りの筋肉を鍛えることができます。
つまらないとすぐに飽きてしまう年頃ですので、なるべく楽しく取り組める方法を見つけると良いですね。
絵本などを見せる
なぜお口が開いていると良くないのか、やんわりと教えておくことも一つの方法です。
2歳じゃまだわからないかも・・・と思うかもしれませんが、2歳の子でも、繰り返し教えられると虫歯の怖さや病気の怖さは理解することができます。
風邪を引いたことがある子なら、身をもって知っていますよね。
虫歯や風邪などが登場する絵本などを見せながら、「お口を開けっ放しにしていると、虫歯菌や風邪のバイキンがお口から入ってきちゃうよ」と、子供にもわかり易い言葉で教えてあげて下さい。
「虫歯になると、歯が無くなってご飯食べれないよ」「風邪を引くとコンコン出たり、お腹が痛くなっちゃうよ」など、具体的にどのようになってしまうかも添えると良いかもしれません。
「お口を閉めておくと、入ってこれないから、病気になりにくいね」とも教えてあげることで、恐怖心をただ煽るのではなく、口を閉じようと意識させられます。
まとめ
口呼吸をしてしまうことの原因の一つに鼻炎があるなんて、ちょっとびっくりですよね。
風邪などの鼻づまりをきっかけに、口呼吸が癖になってしまうということもあるので、風邪を引いた後などは注意して見ておき、癖が根強くなってしまう前に止めさせると良いですね。
こんなことを書いている私自身、鼻炎持ちで気がつくと口が開いてしまっています。
口を閉じようと思っても、苦しいんですよね。
なので、お子さんが鼻炎っぽいなと感じたら、耳鼻科を受診してあげてください。
口が開いていると、虫歯や風邪の他に歯周病などにもなりやすいですし、前歯が常に空気に触れていると変色してしまう可能性もあります。
学校の集合写真なんかでも、いつも我が子が口を開けて写っていたらと思うと、ちょっと嫌ですよね。
もし癖なのだったら小さいうちが治しやすいですので、根気強く声を掛けてあげてくださいね。
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