「7ヶ月になるのに、お座りさせるとくにゃくにゃと潰れてしまう」
「周りの7ヶ月の赤ちゃんはみんなお座りできるのに、この子だけ遅い?」
「赤ちゃんをお座りさせる、良い練習法はあるの?」
目に見える発達面の差というのはどうしても気になりますね。
「このままお座り出来なかったらどうしよう。」
「発達障害など、何か病気が隠れている心配は?」
「お座りが遅いなんて、運動神経が悪いの?」
心配し過ぎると、どうしても悪い方に考えが向いてしまいがちです。
でもそれは可愛いわが子のことですから、当然のことですよね。
今回は、7ヶ月でもお座りをしないときに、原因と練習法などをまとめたアドバイス4つを送りたいと思います。
「お座りができる」とはどういう状態?
一言でお座りが出来ない、と言っても、
- 手を前に付いてしまう
- 手は離せるけどグラグラしていて安定しない
- 座らせてもすぐに寝んねの姿勢になってしまう
などなど、様々なパターンがあるかと思います。
では逆に、「お座りが出来ている」というのは、どういった状態のことを言うのでしょうか。
一般的には、
- 手を離した状態で安定して座れる
- 座った状態で後ろのものを取ることができる
と言った状態のことを指すようです。
ちなみに赤ちゃんが自分でお座りの姿勢になれずとも、大人が座らせてあげて、上記のような状態で居られればOKです。
体格による差
赤ちゃんの体型ってそれぞれ違いますよね。
ぽっちゃり肉付きのよい赤ちゃんもいれば、スレンダーな子も居ます。
下半身にしっかりとお肉がついている場合、重心が下がるのでお座りも安定しやすいとか、逆に身体が重いため、支えるための筋肉を多く必要とし、お座りするのが難しいだとか。
スレンダーな赤ちゃんの場合、体重が軽いため身体を支える筋肉量を多く必要としないため、お座りを始めとする発達が早いとか、逆に腰回りのお肉が少ない分、支えが少ないのでお座りしにくいだとか。
様々な説が謳われています。
また、頭が大きな赤ちゃんもバランスを取るのが難しいため、お座りがしづらいと言われています。
実際のところ、体格差=発達面の差というわけでは無いのかもしれませんが、お座りの遅い・早いの要因の一つではあるのかもしれませんね。
寝んねの姿勢で満足しているのかも?
おすわりさせても、すぐにゴロンと転がって寝んねになってしまうという場合、ひょっとしたら赤ちゃんが寝んねの姿勢で満足しているのかもしれません。
もしくは寝んねのほうが楽だったり、遊びやすかったり。
そうすると、お座りするよりも楽しいうつ伏せになってしまうのもちょっと納得ですね。
うちの息子もおすわりが遅かったのですが、うつ伏せの姿勢が大好きで、1日中うつ伏せで遊んでいました。
そこで行ったのが、床ではなく高いところにおもちゃを置くということです。
床に置いたおもちゃで遊ばせていると視線が下になり、おすわりよりもうつ伏せが楽だという風になってしまいますので、テーブルの上など、赤ちゃんの目線が上を向くような場所におもちゃを置いてあげて、その前にお座りさせると、おもちゃに夢中になっている間はお座りしてくれました。
私は月齢が小さなころに使っていたベッドメリーを、お座りさせた息子の前に置いて回したりしていました。
目の前でくるくる回るとやはり気になるのか、頑張って両手を持ち上げてお座りしていましたよ。
お座りさせると前に手を付いてしまう赤ちゃんにも、この方法は効果的です。
練習してみるのも良いかも。ただし無理は禁物
あまりに心配になるのであれば、お座りの練習をさせても良いかもしれません。
すぽっとお尻を入れることのできる、赤ちゃん用の椅子に座らせて遊ばせたり、ママがあぐらをかいて、その足の隙間にすぽんと赤ちゃんのお尻を入れてあげるのも良いですよ。
そうやって座った姿勢で遊ぶことで、お座りの姿勢に興味をもたせます。
慣れてきたら一人で座らせてもいいですが、急に横や後ろに倒れることがありますので、周りにクッションを置いたり、ママが後ろで支えられるようにしてあげてくださいね。
また、腰を支えるのには腹筋・背筋が不可欠です。
赤ちゃんをハイローチェアやバウンサーなどの斜めになるものに座らせて、おもちゃを見せて顔を上げさせたり、仰向けに寝かせて、赤ちゃんの足をママが持ち上げてあげたりするといい練習になります。
どちらの場合も、赤ちゃんが泣いてしまったり、グズってしまった場合には無理をさせず、機嫌の良いときにするようにしてください。
無理強いをすると、お座りが嫌なことだと思ってしまい、逆効果になってしまう場合があります。
もしかして病気?
お座りは、腰が座っていないと出来ない姿勢です。
その他の運動発達と比べて「首すわり」「腰すわり」というのは、「神経発達」に分類されるのですが、この神経発達が遅い場合、発達面において何か病気が隠れていることがあります。
また、筋肉がふにゃにゃで自分の身体を支えられない「低緊張」という状態にある可能性があります。
腰すわりの時期の目安は、遅くとも10ヶ月と言われています。
ですので7ヶ月の現在は見守っていて大丈夫。
過剰に心配をする必要は無いですし、お医者さんに診てもらっても様子見だと判断されることが多いでしょう。
ですがもしも10ヶ月を大幅に超えても、お座りが出来ない、お座りさせてもベシャっと姿勢が崩れてしまう、というような時には一度小児科を受診したほうが良いかもしれません。
そこで、心配のある状態であれば、それに対する治療や対策を行ってもらえますし、心配がなく見守ってOKであれば安心することができます。
まとめ:焦らずに見守って
周りの同じくらいの月齢の赤ちゃんが、どんどんお座りなどしていると、ママはついつい我が子と比べてしまうものです。
ですが、発達の仕方は個性ですので、違いがあって当然なんです。
寝返りやお座りがうんと早ければ歩くのが早いわけでも、将来スポーツ万能になるわけでもありません。
逆にお座りがなかなか出来なくても、運動神経が良くないというわけではありません。
ママにできるのは焦らず、赤ちゃんが楽しい気持ちでお座りに挑戦できる環境を作ってあげることです。
まして、まだ7ヶ月ということですから、お座りをしていない7ヶ月の赤ちゃんは意外とたくさん居るものですよ。
これはものすごく遅い部類に入りますし、発達障害などの心配もたくさんしました。
そしてやっぱり、とってもヤキモキしました。
お友達の子供を見て悲しい気持ちになったことも、支援センターなどに出かけるのが嫌だと思うこともありました。
でも今ではぐんぐん成長し、あの時の焦りは何だったんだろうと思うほどです。
焦って「早く早く!」と思うママの気持ちがとてもわかるからこそ、敢えて言いたいのは、
やきもきしたりイライラしたり、焦っていて、今の可愛い姿を見逃さないで下さい。
まだおすわりせず寝んねばかり・・・とガッカリした気持ちで赤ちゃんを見るのはもったいないですよ。
赤ちゃんのマイペースを応援してあげてくださいね。
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