「母乳が出なくて、悩んでいる…。」
「母乳は誰でも当たり前に出るものと思っていた…。」
「完全母乳を目指したいけど、それは夢のまた夢だ…。」
そんな悩みはありませんか?
そのままにしておくと…。
「旦那の母親から親戚のおじさんにまで、母乳は出ないのかと心配される。」
「母乳が出ない焦りで、精神的に参ってしまう。」
「赤ちゃんは、おっぱいを一生懸命吸ってくれるけど、母乳が出なくて申し訳ない…。」
など、色々な問題につながりかねません。そうなると、精神的にまいってしまいますよね。
そういった問題を防ぐために、今回は、母乳が出ないときに実行したい 今すぐ母乳量を増やせる6つの方法について、まとめてみました。
食生活を見直してみる
普段のママの食生活は、どうでしょう。この様な事は思い当たりませんか?
- ご飯よりパンを食べている
- 乳製品が好きでよく食べる
- 温かいものを口にする事が少ない
- お菓子が好きでよく食べる
昔は、自分の好きなものを好きなように食べていても平気だった食生活ですが、今はママの身体で母乳を作らなければなりません。
自分の食べたものの栄養が血液に入り、血液の一部が母乳となるのです。
パンや乳製品・お菓子などには多くの脂質や糖質が含まれています。それによって、母乳が詰まりやすくなる原因となるので、極力控えるようにしましょう。
- パンの代わりに、ごはん。
- お菓子の代わりに蒸し芋。
など、脂質の少ないものや、根菜を食卓のメニューに取り入れるなどするとよいです。
また、母乳を出すために、意識的にごはんやお餅、おはぎなどを食べる方法があります。
お餅は、母乳がたくさん作られ、胸が張っちゃうから食べ過ぎはダメと言われていますが、逆に張るくらい母乳が出た方が安心するという考えもあります。
お餅を週に1度くらいのペースで食べてみてください。母乳の出が良くなるし、オススメですよ。
多めの水分補給を心掛ける。
授乳中は、水分を通常よりも多く取ることが大切です。
水分がないと、母乳を作り出せなかったり、母乳の濃度が上がって詰まりやすくなり、乳腺炎の原因になったりします。サラサラなくらいでちょうどいいのです。
そのときに気をつけたいのが、冷たい飲み物より温かいものを口にすること。氷を入れた冷たい飲み物などは、体を冷やしてしまうので禁物です。
温かい飲み物は、ハーブティーや、みそ汁やたんぽぽ茶などがオススメです。
にんじんや大根などの根菜類をたっぷり入れた栄養満点のみそ汁を飲んだり、
育児の合間のリラックスタイムにたんぽぽ茶を飲んだり、
色々な人に意見を聞くと、たんぽぽ茶を飲んでいる方が結構いました。
身体も温まりますし、水分を多く取ることで便秘予防にも効果があるので、一石二鳥ですよね。
マッサージをしてみる
おっぱいのマッサージをするにもどうしていいのか、効果があるのか不安ですよね。
ですが、ママのおっぱいがカチカチでは赤ちゃんは上手く母乳を飲めません。乳頭が硬すぎると、切れたりして出血したりしてしまいます。
母乳をあげる前に、自分でやってみましょう。
まずは、マッサージをする前に蒸しタオルなどで温めて下さい。お風呂上りにやるのでもよいです。血行を良くしてから行うことが大切なのです。
マッサージの方法は、2通りあります。
乳管開通マッサージ
乳頭や乳輪が硬かったり、痛かったりすると乳管が詰まっている可能性があります。
親指・人差し指・中指で、乳頭から乳輪までをつまみ優しくもみほぐしてください。
毎日続けると柔らかくなり、乳管が開通することで母乳の通り道ができます。
おっぱい全体のマッサージ
乳頭が柔らかくなったらおっぱい全体も柔らかくなるようにします。
おっぱいを横や下から両手ですくい上げるようにマッサージしていきます。
そうすることで全体の血行が良くなり、母乳が出やすくなります。
しかし、実際に見てみなければ、良くわからないですよね。
特に、初産の方はきちんと乳腺が開通していないと詰まってしまい、乳腺炎になりやすくなってしまいます。
入院中に、助産師さんに開通マッサージをしてもらえるといいのですが、なかなかやってないこともあります。
場合によっては、出産した病院などで産後のママのために母乳育児やマッサージの相談を行っていたり、母乳外来を行っているところもあるので、利用してみるのもいいかもしれませんね。
母乳が出なくても、赤ちゃんに吸ってもらう。
初めは、母乳は出なくて当たり前、飲ませるのが下手で当たり前、赤ちゃんも飲むのが下手で当たり前です。
慣れないながらも、赤ちゃんに吸ってもらうことでママの身体からホルモンが分泌され、また母乳が作られます。これをやめてしまうと、母乳が作られにくくなります。
母乳を吸う練習と言っても赤ちゃんはすぐに疲れてしまうので、長時間吸わせるのではなく、授乳回数を増やすようにしましょう。
もし、赤ちゃんが飲む時間の前に張って痛い場合は、赤ちゃんも硬くて飲みづらくなってしまうので、搾乳機で搾乳しておいてもいいですね。
搾乳機には、手動式と電動式があります。夜間に搾乳をする場合は、電動式の方が楽に出来ますよ。
赤ちゃんの母乳の吸わせ方や体勢を見直す
赤ちゃんの頭がぐらつかないように、後頭部を押さえるようにしっかりと支えて下さい。
そして、乳頭部分だけでなく、乳輪も全てが赤ちゃんの口にパクっと入るように赤ちゃんの口を調節してみてください。
そうすることで、おっぱいに吸い付きやすくなり、母乳が出やすくなります。
もし、赤ちゃんの噛む力が強くて、乳頭が切れたり、傷が出来たりしてしまった場合には、乳頭ケア用の馬油やクリームが売っています。
しっかりと塗った後、サランラップを貼り付け、保湿すると良いですよ。
母乳にこだわり過ぎず、ストレスをためない
昔の人ほど『完全母乳が赤ちゃんにとって一番で、母親なら当たり前。粉ミルクなんて』という【母乳神話】は未だに根付いていますよね。
確かに、母乳は赤ちゃんの免疫力を上げたりアレルギーを抑えたり、ママにとっても子宮の回復を早めたりとメリットはたくさんあります。
しかし、最近の粉ミルクは研究が進められ母乳に非常に近い成分になっています。腹もちも良いですし、何より粉ミルクならばパパも積極的に育児に参加できますね。
育児は、完全母乳じゃなければいけない理由はありません。
完全母乳にこだわり過ぎていたら、自分を責めたり思いつめたりとストレスがたまってしまいませんか?
完全母乳ではなく、母乳と粉ミルク混合も、粉ミルクだけでも立派な育児ですよ。
ある人は、お医者さんから「母乳を一滴でもあげたことがあるなら、それを母乳育児と呼びます。」と言われて救われたと言っていました。
自分を責めない。追い詰めない。気楽に考えていきましょう。
まとめ
母乳を出すのに大切なことは、食べ物と水分補給、マッサージなどです。
今の生活で改善できる点は、是非見直してみましょう。
でも、完璧な母親にならなくてもだいじょうぶです。
姑さんや周りの人に何と言われようと、赤ちゃんのママはあなただけです。周りはみんな○○だから・・・ではなくて良いのです。
やるだけのことをやってみて、もしも母乳が出なければ粉ミルクに頼ってください。そういう人は大勢います。
母乳育児以外にも、スキンシップをとる方法は他にもたくさんあります。今しかない赤ちゃんとの時間を、楽しんでくださいね。
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