「急いでいる時に限って、自分で服を選びたがる」
「気に入っている服しか着てくれない…」
「子供にまかせたら、上下柄、同色コーディネートに…」
自分なりの「おしゃれ」が芽生え始めたお子さんに対して、こんな悩みありませんか?
「自分で選びたい」という少しお姉さん・お兄さんになったところを見られた反面、「何で今~!?」「何でそれ~!?」と親側ががっくりくることも多々ありますね。
でも、
「子どもに選ばせていたら、登園時間までが…もうイライラ」
「特定の服しか着てくれないから、他の服のサイズが合わなくなってしまう」
「お母さん(お父さん)が選んで買った服に見向きもしなくなって、せっかく買った服が無駄に…」
など、子どもの周りに少しずつ影響が出始める前に、何とか対策を立てたいものです。
そこで今回は、服にこだわる4歳児を上手くコントロールする4つの方法をご紹介いたします。
成長の証と受け止めてあげる
0歳~1・2歳くらいまでは、お母さん・お父さんが選んだ(買った)服だけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんが選んでくれた服を何一つ文句を言わず着てくれてる月齢でしょう。
しかし、2歳後半くらいからは、「これがいい!」「あれは変!」と、“自分でこうしたい!”“自分はこれが好き!”という意思が芽生えてくる時期になるので、自分の思いを積極的に主張するようになってきます。
成長の証であるので、嬉しいことではあるのですが、毎日繰り返されてはお母さんお父さんとしては、参ってしまいますよね。
そんな時、親にとっては
“どうしてまた同じ服…”
“上も下もしましまの囚人ルック”
“上から下までフリフリ…”
と、ちょっと「えっ…」と引いてしまうようなコーディネートでも、「自分で選べた」こと自体や、「(親に)自分の好きなものを教えてくれているんだ」と肯定的に捉え、あえて直さず受け止めてあげましょう。
幼い子どもにとって、自分の好きな色、服を選んで着れたことに達成感がありますし、上から下まで同じような柄、色でも子ども自身は全く気にしていないんです。
気にしてしまうのは親側だけです。
いつまでも上と下がちぐはぐなコーディネートが続くわけではないので、今は受け止めてあげましょう。
褒めて薦めて めざせ店員さん!
自分が気に入って選んだ服を「これはちょっと…」「それは変だと思うよ」などと言われてしまっては、子どもとしてはかなりショックを受けます。
いじけてしまったり、意地でも自分で選んだ服を着ようとしたりと、「自分の意思」を主張します。
そこで、子どもの気持ちを損ねず、着てほしいなと思っている服を着てもらうには、まずはとにかく褒める!作戦です。
子どもが自分で選んだコーディネートを見て、
というように、少し大袈裟に褒めます。
そして次に、「でも、この◯◯が選んだ服のこれをこっちに変えると…どうでしょう!なかなか良いんじゃない?」というように、違う服を薦めます。
すると、選択肢が増えることで、子どもも悩み始めます。
さらに、お子さんに好きなキャラクターなどがある場合はより具体的に、「この服をこっちに変えると…なんと◯◯のようになってオススメですよ!」と推すと、最終的に親が薦めた服を着てくれたりします。
ウチの娘は3歳前頃、お姫様が大好きでした。ワンピースにフリフリスカート…と上下フリフリにしようとするので、娘に対し
「お姫様、その格好ではこちらのフリフリが隠れてしまい、何だかおしりの周りがもごもごしてしまいますなぁ。」
「わたくしがオススメしたいのは、こちらでございます!これを合わせると、オーロラ姫のようにすらっとステキになりますよ!」
と、口調もお姫様のお世話係のように喋り薦めると、素直に着てくれました。
具体的なイメージがあると、親側としては説得しやすいです。
◯◯の時にきる服と決める
4歳頃だと、保育園や幼稚園に通っているお子さんも多いですよね。
娘の幼稚園では服装に対する縛りはないのですが(あえて言うなら、お子さんが一人で脱ぎ着出来る服とだけでした)、園によっては、ワンピースやスカッツは着て来ないで下さいという所もありますよね。
そのような場合は、園に着ていけない服はまとめて同じタンスの引き出しに入れておきましょう。
下着、スカートやズボン、パーカーやカットソーと、種類別にまとめてしまっている方がほとんどだと思いますが、それをあえて「おやすみの日用(おでかけ用)」と全てをまとめておきます。
そうすることで、今日はおやすみじゃないから着られないな…とだんだんわかってきます。
簡単に子どもの目に見えない場所に隠しておくのも良いです。
我が家の場合は、おでかけ用に買った、ちょっと幼稚園に着て行くにはもったい服は、まとめて一番上の引き出しにいれ、
「おでかけの時はおしゃれして良いからね」
「幼稚園に着ていくと破れたり、汚くなったりしちゃうかもしれないよ…」
と伝え、プリンセスだったり、キラキラのシールを一緒に貼っていました。
お気に入りの服が「汚れてしまう」のは、子どもにとっても嫌なものです。素直に聞いてくれますよ。
服を買いに行くときは一緒に
気に入った服しか着たくない、お母さん・お父さんが選んで買ってきた服は着たくない…というのならば、服を買いに行く際に一緒に行くのも一つの方法でしょう。
“お店の中であちこち動き回るからゆっくり見られない”“似たような服ばかりほしがる…”など、一緒にお店に行けば行ったらで、このような悩みも当然つきものだと思います。
でも、「自分で選んだものだから」着てくれることは間違いないでしょう。
服を一緒に見る時は、お母さん(お父さん)が「これはどう?」「これはかわいいよ(かっこいいよ)!」とお子さんに聞き、「いいね!」というものは購入検討し、「へん!」「嫌!」というものは早々に却下します。
最終的にレジを通す前に、もう一度「これを買うから、たくさん着てあげてね」と確認してから購入しましょう。
“自分の意思”をお母さん(お父さん)が聞いてくれたということが大事になりますし、服にも愛着がわくでしょう。
まとめ
子どもなりのコーディネートに悩むのは、男の子のお母さんよりも女の子のお母さんに多いのかなと思います。
ウチも3歳前頃から服に対するこだわりが強くなり、上記でご紹介したような方法で遊びながら切り抜けてきました。
しかしこの先、女の子のオシャレはどんどん磨きがかかってくるだろうな?と、今は半分あきらめています。
そんな時期を過ごした娘は、現在服だけでなく、パンツ・シャツの色も確認しながら服を選び、靴までこだわります。
最初にその姿を見たときは笑ってしまいました。
毎朝パジャマのズボンからチラッとパンツをチェックし服を決める姿、幼稚園に行く前に玄関で再度、服・靴下・パンツ・シャツまでチェックする姿を今は恒例イベントだと思い、楽しく見守っています。
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