『野菜嫌いで、せっかく食事を作ったのに食べてくれない…。』
『偏食ばかりして栄養が偏ってしまうのではないか』
『色々な味や食材を経験して欲しいのに、それは無理そう…』
我が子には、好き嫌いなくなんでも食べて欲しいですよね。
しかし、苦手なものが多く、偏食ばかりで困る…というママが多いのではないでしょうか。
そのまま放置していると…。
「栄養バランスが悪いので、免疫力が落ちて病気になりやすくなってしまう。」
「自分の意見を押し通す、好きなものしか食べないワガママな子になる…。」
「食事会などがあっても、偏食が原因で人との交流が上手くいかなくなる。」
等の弊害が出てくる可能性があります。
今回は、2歳児が野菜を食べないときに、嫌いの原因と克服する方法を紹介します。
子供は好き嫌いの原因はなに?
遺伝的要因
好き嫌いは遺伝に関連すると言われることがあります。
両親が嫌いなものは、食卓に並ばない傾向にあります。そのため、見たことのないものには、食べず嫌いを起こす場合があるようです。
食べ慣れていないものや、初めて目にするものには防衛反応を起こし、『まずい』と感じてしまう要因になります。
ニオイが嫌
ニオイに敏感な子供が意外と多いです。
発酵食品のニオイや、生臭い魚のニオイ等のニオイが強いものには、過剰反応し、異常なものだと感じ取り、食べられなくなることがあります。
野菜だとセロリなどは、ニオイが強いので大人でも嫌がる方もいますよね。
調味料が濃いもしくは嫌
大人にはあったほうが美味しい調味料ですが、子供には刺激が強かったり、味が濃かったりするようです。
例えば、同じ味付けでも、塩こしょうのこしょうが辛い刺激と感じたり、しょうゆやソースがしょっぱく感じたりすることがあります。
その理由は、子供は大人よりも味を感じる器官が2倍以上も多いからです。
その分、味を敏感に感じ取る事ができ、苦手だと感じてしまうことが増える原因にもなります。
野菜嫌いを克服する方法
苦手の原因を取り除いてあげる。
前出した偏食の原因になるものがあれば、極力取り除いてあげましょう。
例えば、野菜全般が苦手な子供だったら、
- 野菜を食卓に上げる回数を今以上に増やして、もっと身近なものにする。
- においが強いものは食材から外したり、においがわかりにくいような調理方法に変える。
- 子供が好きな味付けに合わせて、料理を作る。
しっかり子供を観察すると、苦手の原因がわかることがあります。
原因がわかれば、それを取り除いてあげるような対処をすることができます。
親が美味しそうに食べているのを見せる。
子供はいつでも親のことを注意深く観察していて、マネをしたいと思っています。
まずは、親の自分達が美味しそうに食べている姿を子供にみせてあげましょう。
そうすると、子供は
- 「お母さんは何を食べているんだろう?」
- 「食べると美味しいのかな?」
- 「食べたことないけど、どんな味がするか知りたい。」
などと徐々に興味をもってくれます。
こうなると、普段食べない食材でも、パクッと食べてくれることがありますよ。
料理の一部を手伝ってもらう
小さい頃から包丁を使うとかはまだ無理ですが、野菜を洗ってもらったり、レタスをちぎってもらう、卵をボールでかき混ぜるなど、料理の一部を手伝ってもらいましょう。
自分も調理に加わることで、どんなふうに料理ができるのかがわかって興味が湧いたり、せっかく手伝ったんだから食べてみたいと思うことがあります。
もし、すぐに食べてくれなくても
「今日は○○が野菜を洗ってくれたから、シャキシャキして美味しいわ。」
「なんか、いつもよりも卵がふっくらして美味しい。○○が混ぜてくれたからかな?」
などと、声をかけてあげて下さい。
普段のなにげない声掛けを繰り返していくうちに、好き嫌いがいつの間にか無くなっていることがあります。
食材の切り方に気をつける
野菜が嫌いな場合は、食感が苦手な場合が多いです。
野菜は切り方一つでも味が変わったりするので、切り方も工夫してみましょう。
玉ねぎは、辛味や苦味を感じやすい野菜です。繊維に沿って切ると、まろやかになります。シャキシャキの食感が嫌な場合は、繊維に対して直角に切りましょう。
きゅうりは薄く切れば切るほど甘みを感じやすいです。
見た目を可愛くする
同じ食品でも、見た目が可愛いと意外とすんなり食べてくれることがあります。
野菜の型抜きがありますので、ハート型や星型にくり抜いてサラダに盛り付けでみましょう。
ワンポイントあるだけで、サラダ全体が可愛く見えて子供は興味をそそられます。
嫌いな食材を大好きな料理に混ぜるか隠す。
王道ですが、ハンバーグやオムライス、お好み焼きなど子供が好きな料理に苦手な具材を小さくして混ぜてみましょう。みじん切りしたほうれん草や、人参、ピーマン等なんでもいいです。
見た目に苦手な食材が無いと、すんなり食べることが多いです。
そして、無事に食べられたら少しオーバーに褒めてあげましょう。
そうすることで、本人は自信がついてよりチャレンジする気持ちになります。
その後は、苦手な食材を少しずつ大きく切ったりを繰り返すことで、すんなりと抵抗なく食べられるようになります。
お腹を極力空かせておく
子供は、お菓子が大好きです。
お菓子等の間食でお腹があまり空いていないと、大好きなものでも食べないことがあります。
逆に、お腹が空いていたら、本人が苦手なものでも案外すんなりと食べたという事もあります。
なので、おやつや間食をするときは、食べる量を極力減らしておくか、時間を決めて夕食の時間までにはお腹がペコペコ状態になるようにするかしておくと良いです。
まとめ
子供に好き嫌いがあるなと感じたら、今回紹介したやり方を取り入れてみて下さい。
何事も一回で克服できることは少ないですから、徐々に好き嫌いが減っていけばいいや位のおおらかな気持ちで望むようにしましょうね。
そして、苦手なものが食べられだ時には大袈裟なくらいに褒めて褒めて褒めちぎってあげてください。
ママに褒められて嬉しくない子供はいませんから!
それが、素敵な成功体験となり、偏食が克服出来て楽しい食事の時間が過ごせるようになるといいですね!
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