「毎晩毎晩、子供が布団から必ず出ている…」
「何度かけ直しても、何もかけないで寝ている…」
「こちら(親側)も何回も直すのが大変」
子どもの寝相でこんな悩みはありませんか?
毎日育児でお疲れのお母さん・お父さんにとって、寝る時間はとても貴重な時間でゆっくり眠りにつきたいものですよね。
しかしそうとは知ってか知らずか…わが子の寝相に「はぁ…」とため息が出てしまう方もいるのではないでしょうか?
「子どもは動き回るものだから対策もなにもないでしょ」
「自分が眠るまでは直すけれど…あとは対応できないわ…」
「いつものことだし、大きくなれば直るから気にしていない」
と考えていると、寝冷えによるおねしょだったり、お子さんが風邪をひいてしまったり…と、お子さんだけでなく親であるこちら側が「あぁ…やっぱり」と後悔してしまう回数が増えてきてしまいます。
そこで今回は、色々な面から子供の寝冷え対策をご紹介していきます。
幼児期の体温
お子さんをぎゅーっと抱きしめると、服の上からでもぽかぽかとお子さんの温かさを感じますよね。
また、大人であれば汗などかかないちょっとした動きでも、お子さんだと汗ばんでいたり…という経験はないでしょうか?
子どもは新陳代謝がとても活発なため、汗をかきやすかったり体温が高めだったりするのです。
これは起きている時だけでなく寝ている間にもいえることで「布団を蹴飛ばす」・「何もかけないで寝ている」というのは、布団の中が暑いというのが原因です。
寝る時のパジャマや寝具(シーツ・タオルケット・掛け布団など)にちょっと気を遣うことで、寝ている間のお子さんの様子は変わってくるものです。
寝る時の寝具は
お子さんの寝冷えが心配になるのは、暑い季節よりは寒い季節のほうですよね。
風邪をひかないように…と何枚も寝具を重ねているご家庭が多いかと思います。
また、ご自身が寒がりだったり冷え性だったりすると、子どもも寒いだろうし…とたくさんかけてしまう傾向もあります。
お子さんの体温は基本高めなので、大人と同様のものを使っていると暑い場合があります。
寝ているお子さんが冬場なのに汗をかいていた経験はありませんか?
寝具には色々な素材があります。
シーツ1つをみても、綿・麻・ポリエステル・シルク…と様々です。
お子さん向けに良いかなとオススメしたいのが綿製品です。
肌ざわりが良い上に、保温性や吸水性が優れているので、夏の暑い時期も冬の寒い時期も使えます。肌に近いところ(シーツやタオルケットなど)に綿製品を使うことで上手に体温調節をしてくれます。
そして、その上に毛布や掛け布団をかけると思いますが、選び方のポイントは“重過ぎない”ものを使うことです。
重い毛布や掛け布団を使うと、子どもは上手く寝返りが出来なかったり、圧迫感から逃げようと布団から出てしまいます。
そのため、出来るだけ軽めで保温性があるもの(羽毛布団やマイクロファイバーの毛布など)を選ぶと良いでしょう。
寝る時のパジャマ
寝具と同様、パジャマにも色々な素材・種類がありますよね。
こちらも寝具と同様で年中使える綿製品がオススメです。
合成繊維のアクリルやポリエステルは確かに温かいのですが、お子さんによってはチクチクしたり、汗をかいたり…とするので、綿のみのパジャマだと少し寒いかな…?と感じた場合には、綿と合成繊維が半々または、綿:合成繊維=6:4くらいの配合で作られているものが良いでしょう。
合成繊維100%のものよりは、保温性・吸水性に優れているからです。
パジャマの形も最近では豊富ですよね。
おなかにかかる布の面積を大きくした“腹巻き付き”や、両側のおなか横にボタンがありズボンを留められるもの(パジャマの上をズボンに入れる形)などあります。
お店だけでなく、インターネットでも探すと色々出てくるので、お子さんに合わせたパジャマを見つけてくださいね。
スリーパーの活用
洋服やパジャマの上から着られる“スリーパー”というものがあります。
形は様々で、ベスト状のもの(袖なし)・袖あり・股下をボタンで留められるもの…とあり、生地も綿100%・ガーゼ地・フリース…など色々です。
パジャマの上から着れば、タオルケット(綿やガーゼの場合)・毛布(フリースなど)に包まれているのと同様になるので暖かく、布団から出てしまっても寝冷えはしません。
前面がボタンで留められるので、途中で脱げてしまう心配もありません。
洋服の上から着ると、防寒対策にもなるので、とても便利です。
股下をボタンで留められるものは、足が出ない構造になっているので、寝ている間に足をバタバタしてしまうお子さんにピッタリです。
季節に合わせて素材を変えたり、一年中使えるものを選んだり…と好みによって選べますし、最近のものはデザインも可愛らしいものがあるので一枚あると便利です。
寝たあとは
お子さんが寝たあとは、汗をかいていないか確認しましょう。
汗をかいているということは、現在使っている布団やパジャマが暑いということです。
その際には掛けている寝具を減らしたり、パジャマの素材を見直したりということが必要になってきます。
布団・パジャマ両方をいっぺんにかえるのではなく、変えやすいほうから(例えば先にパジャマ、そのあとに布団関係など)変えて様子を見ましょう。
両方を変えなくても良いことがほとんどだと思います。
一年を通してその季節・気候に応じた寝具やパジャマの選択をしてくださいね。
まとめ
子どもの寝相には本当にびっくりしますよね。
うちの子は敷き布団にいないことは当たり前、寝ている間に180度回転なんて珍しいことではありませんでした。
びっくりを通り越して思わず笑ってしまう光景でした。
あまりにも酷く、そして隣で寝ている自分も寒い(特に冬は雪国なので…)ので、どうにかしたいと思いあれこれ考えました。
我が家の場合は、パジャマ・シーツ・タオルケット…と比較的費用のかからないものから替えた結果、現在は落ち着いています(布団を蹴飛ばすことはたまにありますが…)。
ちょうどオムツはずれの時期も寝冷え対策をしていたら、おねしょも数回しか経験しませんでした。
おねしょは洗濯物が一気に増えるので親としては少ないほうが良いものですよね(子どもにとっては仕方のないことなのですが…)。
寝る環境をちょっと替えることで嘘みたいに落ち着くので、お子さんの寝相・寝冷えで悩んでいる方はぜひ試してみてくださいね。
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