赤ちゃんの外気浴はいつから?初めてでも安心の注意点8つのまとめ

外気浴はいつから? 1ヶ月

「生後1か月経ったし、そろそろ子どもと外気浴かな?」

「散歩と外気浴って同じなの?違うの?」

「外気浴ってどんなタイミングでするもの?毎日?」

 

生後1か月前後のお子さんをお持ちのお母さん・お父さん、こんな悩みはありませんか?
育児書では「外気浴」という言葉をよく見かけますので、意識し始める頃ですよね。
しかし、

 

「お母さん(ご自身の母親)も言っていたし、日光浴をさせなくちゃ」

「ベビーカーも準備したし、念願のお出かけを!」

「子どものためにも毎日してあげなくちゃ!」

 

と前準備なしに考えてしまっていると、お子さんの体に負担をかけてしまったり、お母さんの負担になってしまったりということになりかねません。
そこで今回は、生後1か月からの外気浴について、その方法や注意点などをご紹介していきます☆

 

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そもそも「外気浴」って?

「外気浴」と「日光浴」、同じような意味を表しそうな言葉がありますが、その違いはご存知でしょうか?簡単に言うと、

  • 外気浴・・・外の空気に触れさせて、外の空気に慣れさせること
  • 日光浴・・・太陽光を身体に浴びること(ひなたぼっことは違う)

というような違いがあります。

 

生後しばらくは室内に居た赤ちゃんを外の空気に触れさせるということなので、外に連れ出すだけでなく、窓を開けたり、ベランダに出て外の空気を感じさせるということも「外気浴」に含まれるのです。

 

一方、「新生児黄疸のために日光浴が必要」と聞いたことがある方もいるかと思います。
しかし、最近では赤ちゃんにとって過剰に紫外線を肌に当てる方が悪影響があるので、赤ちゃんの日光浴は控えた方が良いとされていますし、病気による黄疸ではなく一般的な新生児黄疸であれば、わざわざ太陽光を浴びなくても問題はないとされているので、日光浴は控えましょう。

 

しかし、全く紫外線を浴びないで生活していくことはこの先無理なことですので、紫外線予防は過剰すぎないことが良いですね。

 

外気浴をさせるメリットは・・・?

赤ちゃんは退院してしばらくは、室温や温度があまり変化のない家の中にずっといますよね。
それは、赤ちゃん自身が体温調節するのが難しいからなのです。

 

その赤ちゃんを外気に触れさせるメリットとしては、

(1)外気に触れさせることで抵抗力が高まる
(2)五感が刺激されることで、周りに関心を持つようになる
(3)周りの気温の変化に対応できる体を作れる
(4)昼と夜の区別がつくようになる
(5)赤ちゃんの生活リズムができるようになる

というようなことがあります。

 

また、今まで家の中にいた赤ちゃんとお母さんにとっての気分転換にもなります。
また、光の「明るさ」加減によって昼と夜の違いがわかるようになってくるので、赤ちゃんの生活リズムを整えていく上ではとても効果的なのです。

 

外気浴を始める時期

赤ちゃんに外気浴をさせてあげる時期は、生後1か月頃からが目安です。
病院から退院してからは、外出はなるべく控えてくださいと病院から言われます。

 

これは、生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節が難しいので、ちょっとの環境の変化でさえ影響を受けてしまうからです。
また、産褥期真っただ中の母体に負担をかけないためでもありますので、産後1か月は母子ともにゆっくり過ごしましょう。

 

生後1か月を過ぎた頃から外気浴を進めていきますが、いきなり赤ちゃんを外に連れ出したり、長時間お出かけしたり・・・というのは、赤ちゃんの負担になってしまうので、ゆっくりと段階を踏んでいきます。

 

例えば・・・

〔初めての外気浴は室内で〕

お部屋の窓を開けて外の空気を赤ちゃんに感じさせてあげましょう。
ただ、ずっと風に赤ちゃんを当てたり、直接日光を浴びないように気を付けてあげてください。

 

寝転がったままでも良いですが、抱っこしながら赤ちゃんに「(ぽかぽかして)気持ちいいね~」と話しかけてあげたりしましょう。
いつもと違ったコミュニケーションをすることが赤ちゃんの刺激になります。

 

〔室内での外気浴を数回したあとは・・・〕

次の段階は、赤ちゃんを家の外へ連れ出すことです。
家の庭や家の周辺に“ちょっとしたお散歩”をしてみましょう。

 

時間は赤ちゃんが疲れない10分くらいを目安にしましょう。
もし赤ちゃんがぐすったりなどした時にすぐ戻れるように、庭や家の周辺だとお母さんも安心ですよね。

 

外に行く赤ちゃんの服装は、直接日光が当たらないような長袖だったり、帽子を被せてあげたりしましょう。
ベビーカーの場合は、日差しを避けられるように「日よけカバー」をしてあげましょう。

 

〔もう少し距離を延ばしたお散歩を〕

生後2か月くらいからは、もう少し距離を延ばしたお散歩をしてみましょう。
時間の目安としては、家から出て帰ってくるまでの往復20分くらいです。

 

距離を少し延ばすことで、赤ちゃんにもお母さんにも新しく見る景色になるので、赤ちゃんに話しかける内容も増えてきますよ。
外出の際には服装に気を付けてあげてください。

 

このように、ゆっくり焦らず進めていってくださいね☆

毎日しなくてはいけないということではないので、気持ちにもゆとりを持ちながらで大丈夫です。

 

外気浴を進める上で注意したいこと

赤ちゃんとの外気浴で気を付けてあげてほしいことを経験談をふまえてご紹介していきます。
あくまでも目安程度のことなので、ご自身の生活環境や赤ちゃんの生活リズムに合わせて調整してくださいね☆

 

〔外気浴をする時間帯〕

日差しが強いお昼前後を避けたいのはもちろんですが、赤ちゃんの「お腹がすく時間」は避けましょう。

 

だいたい・・・という程度ではありますが、生後1か月になると赤ちゃんの「お腹がすく時間」は決まってきます(その日のご機嫌によってもちろん変わりますが)。
その「おなかのすく時間」前後を避けて外出することで、気持ちよく外気浴やお散歩を楽しめますよ☆

 

「お腹はいっぱい、オムツもキレイ、よし、出発しよう!」くらいの気持ちでいてくださいね☆
また、外気浴中に赤ちゃんが寝ていてしまっていても大丈夫です!
寝ていても周りから刺激は受けていますので、無理に起こしたりしないでくださいね☆

 

〔外気浴時の持ち物〕

「え?そんなものあるの?」と思うかもしれませんが、たった10分程度の外出でも必要最低限は持って行きましょう。
何かあった時のため、備えあれば憂いなしです☆

 

  • オムツやおしりふき
  • 汚れた物を入れるビニール袋(ごみ袋)
  • オムツ替えマット(または小さめのレジャーシート)
  • 貴重品

などを準備しましょう。

 

最初の外気浴は基本家の周りで行いますが、その後の外気浴となると時間が少しずつ長くなっていきます。
家の周りだけだから、すぐ帰ってこられるから・・・と思わず、今後のお散歩のためにも「お母さんのかばん作り」をしてみてください☆

 

〔寒い時期または暑い時期の場合〕

赤ちゃんの生まれた時期によっては、外気浴を始める頃が冬だったり、はたまた真夏だったり・・・としますよね。
我が子は春生まれでしたが、雪国に住んでいるため生後1か月はまだまだ寒い時期でした。
そんな中で外気浴??と思ったことがあるので、寒さ・暑さ別に外気浴の方法をご紹介していきます。

 

◎寒い時期の外気浴

寒い時期の無理な外出は赤ちゃんの体調に影響を与えてしまいますので、この時期の外気浴はちょっとの間窓を開けて、外の空気を赤ちゃんと一緒に感じてください。
本格的な外気浴は気候が良くなってからしても遅くありませんので安心してくださいね☆
必ずしも生後1か月から!というわけではありません。

 

◎暑い時期の外気浴

真夏になると朝からじりじりと暑い日が続きますよね。
このような時期の外気浴も、無理をすると赤ちゃんに影響を与えてしまいますので、慎重に行いましょう。

 

夏の外気浴も冬同様、あまり外には出ないで、窓を開けて赤ちゃんと外の空気を感じるくらいの方が良いです。
どうしても外に出なければいけない時は、あまり肌を出さない服装と帽子を着用しましょう。

 

また、夏の時期のベビーカーは赤ちゃんにとって危険だとご存知でしょうか?
アスファルトの照り返しやベビーカー内のこもった空気で、外気温より3~6度高くなってしまいます。

 

つまりベビーカーを押す大人よりも赤ちゃんの方が暑いと感じるため、熱中症になりやすいのです。
通気性の良いクッションや頭部分に保冷剤を入れて熱中症対策は出来ますが、出来ることなら夏場のベビーカーでの外出は控えた方が良いです。

 

まとめ

生後1か月を過ぎると、母体も徐々に回復し動ける状態になるので、「外へ行きたい!」という気持ちになりますよね。
しかし生後まもない赤ちゃん連れとなると、色々と気になることが出てきます。

 

私は育児書を参考に窓を開けての外気浴から始めましたが、「決まった時間に!」と思い過ぎたようで何度も外で泣かれてしまいました・・・。

 

あとから知ったことですが、外気浴は毎日決まった時間にしないといけないというわけではないようです。
毎日じゃなくても良いそうです。

 

まぁ・・・そうですよね(笑)
もっと方の力を抜けば良かったなぁと今になって思ったので、今回ご紹介させていただきました☆

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